見よ、飛行機の高く飛べるを
劇団青年座第165回公演
見よ、飛行機の高く飛べるを(青年座のページ)ものがたり
1911年10月。場所は、女子師範学校寄宿舎。
そこには、将来教師を夢見る15歳から18歳の乙女がいた。
世界は、第一次世界大戦に向かう。日本は、朝鮮、その先の中国への侵略の道に歩み出す。
そのような暗い時代の中でも、彼女らはそれぞれ夢を持っていた。
女性の社会進出が世の中を変革する、自然主義文学への熱き思い、異性への興味・・・・
彼女らは、貪欲だ。しかし、学校側は良妻賢母を日本女性の理想とした教育を・・・
「女性よ、目覚めなさい。」彼女らは、学校内で雑誌を作ることにした。
そこへちょっとしたハプニングが起きた。あろうことか、この学舎に教師以外の男が侵入してきたのだ。男は、ある女性徒の唇を奪う。もちろん、彼にとってはどうってことない出来事だ。この事件が波紋を拡げる。学校中に知れ、彼女は退学させられる。
厳しすぎる処分。なぜ、退学をさせるのか。この学校側の対応に憤慨し、処分撤回を求めてストライキに立ち上がる。
多くの女性徒が賛同し、まさにストライキが始まろうとしたとき、女性徒側に立っていると彼女らが信頼していた女性教師が、ストライキ中止を求めてきた。
学校は、「ストライキに参加した者は、危険思想の持ち主として警察に売る。」と叫ぶ。その女性教師が校長に言われたことをそっくりそのままに・・・
参加者は次々と脱落していく。残ったのはわずか3人。
運動会が行われるなか、寄宿舎の一角では、ストライキが続いていた。
何を思って、何のために、何ができるのだろう..........今の私たちに!!
作 | 永井愛 | 光島延ぶ | 原口優子 | ||
演出 | 黒岩亮 | 杉坂初江 | 松熊明子 | ||
装置 | 柴田秀子 | 大槻マツ | ひがし由貴 | ||
照明 | 中川隆一 | 山森ちか | 佐野美幸 | ||
効果 | 井上正弘 | 木暮婦美 | 田村茉紗子 | ||
衣装 | 合田瀧秀 | 梅津仰子 | 山本美也子 | ||
音響 | 高橋巖 | 石塚セキ | 柳下季里 | ||
舞台監督 | 古川慶弘 | 北川操 | 森脇由紀 | ||
製作 | 紫雲幸一 | 新庄洋一郎 | 五十嵐明 | ||
安達貞子 | 宮寺智子 | ||||
菅沼くら | 藤夏子 | ||||
中村英助 | 円谷文彦 | ||||
青田作治 | 後藤健 | ||||
難波泰造 | 手塚秀彰 | ||||
板谷わと | 五味多恵子 | ||||
板谷順吉 | 矢崎文也 |
鳴門市文化会館 2月1日(土) 夜6:30〜
上演時間 3時間00分 (休憩時間を含む)
※約400台の無料駐車場あり |
徳島市文化センター 1月28日(火) 夜6:15〜 1月29日(水) 夜6:30〜 1月30日(木) 昼1:30〜 |
阿南市市民会館 1月31日(金) 夜6:30〜 |
E-mailでのお問い合わせは、 nrt-geki@mc.pikara.ne.jp まで。