頭痛肩こり樋口一葉

鳴門市民劇場感想集

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花蛍さんがでてきてからおもしろかったです。主人公をみずに幽霊ぱっかりをみてきました。「ツバをはいたら自分にかかる」という言葉を思い出しました。気がつかずに他人に迷惑をかけてる時があるのでしょうね。よかったです。

歌も良く、舞台もスピーディでとても楽しく観せていただきました。

すぱらしき作品であって感謝します。音響効果も最高でした。

最前列で観せていただいて、とてもおもしろかったです。

心から笑えて面白く、楽しいひとときでした。又、きかいがあれば観たいと思います。たいへんよかったです。

花蛍の動き等に笑いを感じていたが、この時代の女性が自由に生きていく大変さを感じた。今の時代の私達は幸せだと感じた。

とても楽しく箆劇できました。着物の洗い張りの場面に亡くなった母が元気だった頃を懐かしく思い出していました。ホタルや幽霊も良かったです。

セツトがとても美しかった。女性ばかりが演じてくれましたが、声も大きく後の席でも楽しく聞きとることが出来ました。中でも幽霊の花蛍さんの演技は楽しかった。疲れをいやすことが出来ました。

静かな中に蛍が飛び交い、この世を全うした人達が仲良くたわむれる…心に残る舞台でした。新橋耐子さんのとてもかわいい幽霊、すばらしい演技に心から拍手です。お芝居っていいですね。改めて思いました。

『ぼん、ぼん、ぼんの十六目に…』
 あの歌がしばらく頭の中で繰り返されていました。楽しい劇でした。花蛍さんがとくにかわいい幽霊さんで、班の中でも大人気でした。
 この世に生まれ、生きていく中で講でも背負っているしがらみや因縁も、涙や笑いと共に時の流れに、自然に溶けこんで過ぎていくようで気持ちが楽になるお芝居でした。

参加者は大変面白かったと大好評でした。

新橋耐子さんの名演技に楽しさも一段と増し、皆さんきっと楽しめたと思います。
樋口一葉の苦しい生活にも夢をもち続ける中、人の好さもにくめませんでした。

サークル会で森講師の(一葉あれこれ)話で一葉のことをいろいろ教わりました。若くして逝ったにもかかわらず、すばらしい文学、一葉集となり私たちの心に生きています。
 お盆には佛さまが盆提灯の明かりをたよりに生家へ帰ってくると言う母から聞いた言葉を思い出しました。どの女優さんもすばらしい演技、優劣付けがたいです。特に大塚道子さん、新橋酎子さん大変よかったです。
 井上ひさしの喜劇ほんとうに奥深いものを感じました。

昔、観たはずなのに、内容をすっかり忘れていました。
 暗い内容がさっぱりと仕上がっていてよかった。
 花蛍さんの演技は笑いを誘いま玄幽霊なのに、ほっと息を抜けられます。
 一番難しい役は中野八重役だと思いました。
 最後に、母多喜の末娘邦子への呼びかけで、ほろりときました。

○新橋耐子さん演ずる花蛍さんの動き、セリフがとてもユーモラスで楽しかった。
○主人公、有森也実さんの演技はさすがだと思った。着物の着付けを手際よくしながら、堂々とセリフを語っているのに魅せられた。
○母親役の大塚道子は熟練の域に達して、さすがの名演技であった。
○わずか六人で見事に追カある素晴らしい芝居に仕上げているのに感動した。
○今までに受けてきた傷ついたことに思い悩むのではなく、未来に向けて前向きな気持ちで頑張っていく人生そのものの生き方を教えてくださった。

題名からして何かを期待させるものがあった。
 たった二十四歳で病気の為一死去した一葉、もっと長生きしていたらどんなにか名作を多く残したことであろう。
 六人の女性の役者さんの熱演と場面もすべて盆の七月夕刻でありながら、年月の推移がよくわかり、そして夏子だけにわかる花蛍の姿、生者と死者の交流のさまが小気味よいセリフのやりとりで最初から最後まで飽きるこどなく観劇できた。すべての役者さんの表現力に感心、とりわけ花蛍の所作に笑いを呼びつつ巧みさを感じた。

幽霊がうちわをあおぐと……とか、一つ一つこまかくおもしろかった。

幽霊、最高に良かったです。暗いのかなーと思っていましたが、とても楽しかったです。時間が経つのが早く感じられました。
 『おもっしょかったな−』と言って別れました。

照明も音楽もきれいで、とてもよかったです。笑えるような内容でないんだけど、何度も何度も笑わせてもらいました。これって何なんでしょう。私達の毎日の生活でもグズグズ言わないで、笑って笑い飛ばして暮らしたいものです。
 女の人はかりの登場なのに、スッキリさっぱりしたお芝居で最高でした。
 お世語係の皆様、いつもありがとうございます。

予想してた、というより聴いていた展開とは非常に異なり、おもしろく、楽しかった。
 あの幽霊は一人だけかと思ったら最後にはほとんど全員。まあ幽霊がしゃぺることで、一年間の様子がわかるという、ことだったのですね

毎年、盆になると恨む相手を忘れた幽霊が夏子を訪ねてくる、次第に心を通わせてゆくが次々と新しい幽霊が現れるがみんなとても楽しそうにしている。特に新橋耐子さんのすばらしい演技に感動しました。

樋口一葉をどの様に演劇で表現するのだろう、多分画白くないのだろうなと思って観に行きました。あにはからんや、色んな演出をとりまぜて、退屈せず樋口家の特に母親役の大塚道子は重厚で花蛍の新橋麻子も動きがおかしく楽しく一葉を理解出来ました。

久しぶりに幽霊に会った。
 私の子供の頃、夏の夜話、主役は幽霊で、なつかしいものに会ったように思う。新橋耐子さん演じる幽霊(花蛍)は狂言まわしとして、暗くならないよう楽しく引っ張っていくい井上ひさしさんの筆、木村光一さんのいつもながらの絶妙な演出、頭痛肩こりも一掃してくれました。
 若くして才能を開花させた樋口一業さん、貧苦病苦と人に対する愛の強さが後押ししたのでしょう。尊敬する一葉さん私と共通しているのは生前に戒名をもっていたこと、私の場合は自分で考えて付けた名前(戒名)は、あの世に行って名前を呼ばれてもまごつかないように。

楽しい舞台でした。時代は明治ですが、全ての面で現代に。通じる内容であり、観劇の楽しさを味わいました。

大変おもしろく見ることが出来、最後には少し涙したりして、歌もすごく感動しました。有難うございました。

笑いがいっぱい。幽霊が出てくるのに明るい舞台で腹の底から笑いました。苦しい生活をサラリと当たり前のようにくらす、力強さも感じました

劇中の歌が今も耳に残っている。六人の女性だけの出演による劇。六人それぞれの個性が生き生きと描かれていた。
 迷える幽霊花蛍さんが舞台に現れるだけで笑いをさそう。盆の十六日に集まる人々。そしてその人たちが翌年の盆の十六日には幽霊となって集まる。最後に一葉の妹の邦子だけになり、一人生きていく彼女を五人の幽霊がやさしく見守るシーンがしんみりした。本当に盆の土六日にご先祖様が出てくるのかなとふと思った。今年の盆は少しちがった気持ちで、ご先祖様を迎えたいなあと思った。

夏子と花蛍との心を通わせてのつきあいに好感が持てました。
 新橋耐子さんの幽霊としての演技が笑いをさそい楽しくみさせていただきました。

幽霊の登場の仕方が幽霊らしく、蛍は本物かとみまちがえる程蛍らしかった。鑛さんの歌声が素敵でした。

痛も肩こりもほぐれるお芝居でとっても楽しかった。
○蛍や芝居の幽霊よくしゃべり
○肩こりも頭痛もほぐれお芝居の鼠痛肩こり樋口一素

樋口一葉のことはよく分からなかったので、昔の語とか、お盆の話とか言っていたので今回は面白くないな〜と想像しながら行きました。行って見て予想以上の面白さ。グループの人全員会った時には『今日は面白かった』『良かった』の連発でした。
 ありがとうございました。
 グループ全員一致面白かった!

舞台の間近で観劇出来、六人の女優さん達の熱演に圧倒されました。中でも花蛍役の『新橋耐子』さんの演技は表情豊かで、身のこなし、お声等ベテランのすばらしさを感じることが出来ました。一葉さんの『病』と『貧』の苦しい一生を明るく楽しく像せてくれたのは演出のすばらしさでしょうね。
 『樋口一葉』がより身近に感じられた素敵な作品でした。

六人の女優さん、それぞれが個性を発揮し楽しい舞台でした。特に大塚道子さんの演技が。輝いていた。声が心地良いひぴきで、よくとおり、さすがだなあーと感心しました。
 又、最後の舞台場面は色彩もよく幻想的でよかったと思います。

存外、さばさぱしたさっぱりした劇だった。一葉よりも花蛍さんをはじめとする周辺の役どころにスポットを当てていると感じた。観ながら、ずっと『ひょっこりひょうたん島』をダブらせている自分を発見した。そうした演出なのだろうか?もしくは「ひょっこり…」が井上ひさしさんの原点なのだろうか?次回の井上作品で確認したい。
 終幕、母多喜の末娘邦子へのメッセージが心に残りました。

一葉さんがユーレイさんに主役の座を奪われそうなくらい…。後半の展開は時間のたつのを忘れるくらいおもしろかったです。だけど、ちゃんと樋口一葉という女性のことを心に刻ませてくれる。『暗い話をとことん明るく、でも明るい中にも史実をきっちり…』そんな井上ひさしワールドの魔法にすっかりひきこまれました。
 やっぱり本当の笑いがとれる作品がいちばんかな。

続けて身内を二人亡くした直後でしたので、ラストの世の人々の中に自分の身内もいるようで、その姿を見ているような気がして泣けてきました。世間体を気にしてがんじがらめになっている自分に『もっと自由に生きなさいよ』と言われている気がしました。
 もう一度ぜひ見てみたいと思います。

十数年前に徳島例会で観たときもよかったが再び観て新たな感動を味わった。六人の呼吸がぴったり合った演技のすばらしさはもちろんだが今回は一葉が果たせなかった夢のことを考えさせちれた。『家』というしがらみに苦しみながらも弱い女性の立場に立って社会を変えていこうと志し、道半ばにして倒れてしまった一葉の無念さが伝わってきた。終わり近くで幽霊となった母の『世間体なんか気にするな』という言葉が笑わせると共に、母もそうありたかったはずだと思わせられた。
 花蛍さんの恨みの元が回り回って…というのも、人問の言動や社会現象には、どこかでつながりあって『関係ない』と思って見過ごしてはいけないのだよと語りかけられる思いがした。
 やはり井上ひさしの芝居は最高だ、「ことば」が生きていると感心した。

非常に見ごたえのある演劇で流石井上ひさしの作品だと感動しました。明治の一葉の時代の女性の生き方に題材を借りでさまざまなヒトが生活す合上での独特の枠組(規制、習慣等)に対して奇想天外な台詞を使った井上ひさし流の風刺の利かせ方またそのまま受け止めると滅入ってしまいそうな言葉を笑いを誘う台詞にするなどして我々をいつのまにか劇中に引き込み時間の経つのを忘れさせる。これが本物の演劇かなと感動しました。本当に面白かったです。

一葉と言えば有名な作家でありながら、貧乏で、病弱で、短命な暗いイメージが浮かんで来ます。でも舞台での一葉は人生観や価値観がぐらつきながらも力強く生きている感じさえしました。これが井上芝居の特徴なんでしょうか。喜劇であり、ミージカル的でもあり、芝居でもあるのです。
 中でも彼岸の住人との会話は面白くて、おかしくて何回笑ったことでしょう。また、挿入歌の一つお鑛さんが歌った「わたしたちのこころ」は詞、歌唱カの素晴らしさが印象的でした。

どんな偉人も、どんな世俗ぱなれした人も、井上ひさしの手にかかれば、たちどころに身近で親しみ深く愛すべき人間になる。とんでもない天才女流作家だから興味も少なかった一葉のことが、同じ人間、同じ女性としての悩みを共有していた人物として、かえって魅力的に思えるようになりました。
 井上作品、いつもながら脇役陣の存在感の大きさにも圧倒され、楽しさと力づよさをしっかり堪能しました。

五月二十四目のサークル代表者会の講演を聞いて、森さんのお話しがとても楽しくて、この観劇を楽しみにしていました。楽しみにしていたかいがありました。とてもおもしろくコミカルで笑わせてもらいました。女優六人がとても芝居がうまくて、感心してしまいました。
 また機会があればもう一度見てみたいと思います。

花蛍のみごとな喋り方、表情、しぐさの中にわらい。一葉の貧しい時代から小説を書き始めるまでを一体になって観劇できました。

忙しくて観逃す事もありますが今回は無事に見れました。おもしろかったです。顔ぶれも豪華でしたよね。また、字幕の代わりとか、舞台のいろいろな工夫に感心しました。

最初から興味深いものがありました。四人の霊がおもしろおかしく、時折ユーモアをまじえて、お盆になると出てくる楽しいお芝居で、歌も何回も流され歌詞を口ずさんで観ていました。特に花蛍の幽霊はきれいで、毎年お盆に現れても感謝かんげき。
 短命だった天才一葉は沢山の本を書かれているのにはびっくり…。

三時間とても楽しく観ることができました。
 新橋さん、大塚さんよかったですね。

薄暗い舞台で暗い物語、そんな中一人の幽霊の出現でとんでもない面白さに。
 今までにない樋口一葉の舞台でした。
 新橋耐子さんが、こんな彼もやるんだって、新発見!

可愛くて、おかしくて、楽しいゆうれい花蛍さま…。毎晩でも会いたいです!

有名な女優さん六名の不思議な世界を演じるお芝居に圧倒されました。テレビなどで活躍している有森也美さんが二十四歳で貧困のうちに結核で夭逝した樋口一葉をどのように演じるかなどと暗いことを考えていたのに、舞台はそれを背景にしてはいるが、全く異なった喜劇になっている面白いお芝居でした。考えて観ていると、頭痛肩凝りになるので、気楽にお芝居の進行に身をまかせて、鑑賞することにしました。
 毎年七月十六目のお盆に現れる新橋耐子さん演じる幽霊『花蛍』を認識し会話を交わすことができる夏子とのお化けの世界と母親や妹、それに訊ねて来るお鑛さんやお八重さんとの現実の世界が混合して織り成す不思議な効果は見事でした。物理的にもそうですが、台詞の上でも衝突しないかと気になりました。エピローグで、妹の邦子以外はみんな死の世界に移って、みんなで仏壇まで背負って本郷の家を去る邦子の幸せを願うところでは、寂しく悲しい現実に引き戻されました。生と死の世界を耳で聞き、目で見えるようにした不思議な喜劇で役者の皆さんも七十回公演ともなれば、自在に楽しんで演技しているように見えました。

東京に居る息子から『頭痛肩こり樋口一葉』は井上ひさしの作で東京でも行列していて、なかなかチケットが手に入らない傑作だと言われて、永い間観劇から遠ざかっていた私に娘も「市民劇場に入ろうか」と誘ってくれ、久々に演劇を見ました。
 明治時代の特有な哀愁の中に強く生きていく樋口家の人々、又、周囲の人達の生きざまを悲劇を喜劇に変えて笑いもあり、とても楽しい一時を持てました。これからも末長くお世話になりたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。


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nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
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