あらすじ | 解説 | |
配役 | スタッフ | 上演予定 |
あらすじ
劇団資料より■明治24年5月11日朝、大津市の路上で来日中のロシア皇太子ニコライが巡査・津田三蔵に襲われる。
■世にいう「大津事件」である。
■わずか組閣5日目の松方正義内閣にとって、日本の命運にかかわるこの大ピンチは汚名返上の千載一遇でもあった。
■内相・西郷従道、外相・青木周蔵と共に無い知恵を絞って編み出す「その場しのぎの対応策」は、打つ手打つ手が面白いように外れていき、そこに農商務大臣・陸奥宗光、伊藤博文とその右腕・伊東巳代次が加わり、ますます混乱の深みにはまっていく。
■かたや冷徹なまでに日本の政治に命をかける伊藤博文と、かたや気のいいばかりでどうしても一流になりきれない三流政治家松方正義とその仲間達の生き方の違い。
明治という時代を背景に、世界の海に日本という小舟を漕ぎ出した男たちの滑稽して懸命なチャレンジ・ストーリーの顛末。
解説
劇団資料よりおかげさまで、2003年には劇団創立30周年を迎えます。
その記念興行として三谷幸喜の傑作コメディ『その場しのぎの男たち』を9年ぶりにリメイクして上演いたします!1992年に初演、94年に再演されたポリティカル・コメディ(政界喜劇)の大傑作です。いまから100年前に実際に起こったある事件をモチーフにして巻き起こす、海千山千の政治家たちの人間ドラマにぜひぜひご注目いただきたい!
21世紀に入り益々混迷していく現代の政治ですが、三谷幸喜曰く「風刺、というと訳知り顔の劇作家による辛口なお芝居、といったイメージが浮かんできますが、そんなもんじゃないコメディが書いてみたかった。『社会風刺』はこの際、端っこに寄せて、『人間賛歌』の政界喜劇がやってみたかったのです。」とのこと。
また、伊藤博文にボードヴィル初参加となる青年座の山本龍二氏をお迎えいたしました。強力な助っ人を迎え、ますますパワーアップした舞台をどうぞご期待ください。
果たして、松方正義とその仲間たちは、日本を救えるのでしょうか。そして佐藤B作とその仲間たちは、日本の喜劇を救えるのでしょうか。
松方正義(内閣総理大臣) | 佐渡 稔 | |
西郷従道(内務大臣) | 瀬戸陽一郎 | |
青木周蔵(外務大臣) | 市川 勇 | |
後藤象二郎(逓信大臣) | 石井愃一 | |
陸奥宗光 | 佐藤B作 | |
伊東巳代治(枢密院書記官長) | たかはし等 | |
前田(常磐ホテル・支配人) | 大森ヒロシ | |
常磐ホテル・ボーイ | 中田 浄 | |
常磐ホテル・ボーイ | 阿部英貴 | |
亀山乙女(常磐ホテル・女中) | 山本ふじこ | |
ミツ(常磐ホテル・女中) | 金澤貴子 | |
常磐ホテル・女中 | 市川理都子 | |
常磐ホテル・女中 | フジワラマドカ | |
向畑治三郎(人力車夫) | 増田由紀夫 | |
巡査 | 村田一晃 | |
津田三蔵(巡査) | まいど豊 ダブルキャスト |
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津田三蔵(巡査) | 櫻庭博道 ダブルキャスト |
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津田きを(三蔵の妻) | あめくみちこ | |
伊藤博文(元老) | 山本龍二(青年座) |
作 | 三谷幸喜 | |
演出 | 山田和也 |
美術 | 石井強司 |
照明 | 宮野和夫 |
音楽 | 石神 保 |
衣装 | 菊田道次郎(東京衣装) |
演出助手 | 深田忠伸 |
舞台監督 | 岡 嘉洋 |
イラスト | 寺門孝之(てらぴか) |
宣伝美術 | 鳥井和昌 |
鳴門市文化会館 11月19日(水) 夜6:30〜
上演時間 2時間00分(休憩なし)
※約400台の無料駐車場あり |
徳島市文化センター 11月27日(木) 夜6:30〜 11月28日(金) 昼1:30〜 11月29日(土) 昼1:30〜 |
阿南市市民会館 11月17日(月) 夜6:30〜 |
E-mailでのお問い合わせは 鳴門市民劇場ホームページ nrt-geki@mc.pikara.ne.jp まで。