巨匠

ジスワフ・スコヴロンスキ作
「巨匠」に拠る

劇団民藝 公演

2004年7月17日(土)鳴門市民劇場例会

あらすじ   他サイトによる紹介
配役 スタッフ 上演予定

巨匠パンフレット表紙

『終演後ロビー交流会があります。     
役者さんと一緒に話しをしませんか?』


あらすじ

■作者をも兼ねる人物Aが登場、このドラマの成りたちを語ります。三十年まえに共産党政権下のポーランドでつくられ、日本でも放映された『巨匠』というテレビドラマに深い感銘をうけたというのです。

■舞台はワルシャワの大きな劇場の楽屋。今夜シェイクスピアの『マクベス』の初日をあけるという人気俳優が、Aの演じる若い演出家と議論しています。ダンカン王を殺す直前のマクベスのモノローグが演出プランに合わないらしい。なにかを考えこんでいるような俳優は演出家の追及に、二十年まえのわずか一時間の体験を語りだします。

■第二次世界大戦終結直前の一九四四年、ワルシャワ蜂起がナチスに壊滅させられ、参加して捕えられた若き日の俳優は、収容所ゆきの貨車から脱走して二カ月の逃亡のすえ、小さな町の空き家になっている小学校にころがりこんだ……そこには女教師、前町長、医師、ピアニスト、老人、ほかの部屋にも避難者たちが、ナチスに監視されながら息をころして暮らしていました。本を手にぶつぶつ呟いている老人は旅回りの俳優でした。老人は俳優志望の青年に、四十年にわたる旅芝居について、才能と運について、演劇の感動とその魔力について、熱っぽく語りかけます。

■そこへ現れたゲシュタポが、前夜のパルチザンによる鉄道爆破の報復に、五人の「知識人」のうち四人を銃殺するという。身分証明書が簿記係となっていたためにはずされた老人は、「わたしは俳優です」と申したて、ゲシュタポの前でマクベスのモノローグを演じます。俳優と認められた老人は青年にほほえみを残して死地へ赴くのでした……

■二十年後、いまは人気俳優となって『マクベス』を演じようとしている青年の脳裏に、あの老人の最後の演技がよみがえってくるのです。話を聞き括えた演出家は「やってください、あんたのやりたいように」といって出てゆきます。

■さて今夜、この俳優はどんな演技を見せるのでしょうか?そしていま、わたしたちはなにを問いかけられているのでしょうか?


他サイトによる紹介

MSN-Mainichi INTERACTIVE 映画
MSN-Mainichi INTERACTIVE 
名演ウェブ「巨匠」


配役

西川 明 西川 明
千葉茂則 俳優 千葉茂則
 
大滝秀治 老人 大滝秀治
南風洋子 女教師 南風洋子
内藤安彦 前町長 内藤安彦
稲垣隆史 ピアニスト 稲垣隆史
伊東理昭 医師 伊東理昭
鈴木 智 ゲシュタポ 鈴木 智
安田正利 通訳 安田正利
山本哲也 兵士たち 山本哲也
塩田泰久 塩田泰久
大場 泉 避難者たち 大場 泉
和田啓作 和田啓作
武田至教 武田至教
荒井 央 荒井 央
河村理恵子 河村理恵子
大崎さおり 大崎さおり
藤巻るも 藤巻るも

スタッフ

木下順二
演出 守分寿男
美術 島 次郎
音楽 林 光
照明 前田照夫
効果 岩田直行
衣裳 科治真弓
舞台監督 伊東弘允
演出助手 兒玉庸策
松本昌子
美術助手 勝野英雄
効果助手 鬼沢洋子
衣裳助手 金田正子
制作 高木佳英

上演予定

 鳴門市文化会館

 7月17日(土) 夜6:30〜

 上演時間 約1時間15分

 ※約400台の無料駐車場あり    

 徳島市文化センター

 7月13日(火) 夜6:30〜

 7月14日(水) 夜6:30〜

 7月15日(木) 昼1:30〜

 阿南市市民会館

 7月16日(金) 夜7:00〜

『終演後ロビー交流会があります。     
役者さんと一緒に話しをしませんか?』


E-mailでのお問い合わせは        鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
まで。