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配役 | スタッフ | 上演予定 |
ダンスホールの先行きと四人の姉妹それぞれに持ち上がる人生の事件の重なりを 、生のピアノ演奏によるタンゴのリズムと歌声そしてダンスにのせてお届けする 、おかしくて楽しくて感動的な昭和の庶民の物語
解説
■井上戯曲のなかで一群をなす昭和庶民伝は、いずれも喜劇のスタイルをとりながら、現代に直結する昭和という時代の暗部に光をあて、楽しい舞台の時空間から私たちの現在を見つめ直そうとするものです。
■なかでもこの『花よりタンゴ』は、唄や踊りが随所に飛び出すダンスホールという舞台設定、『若草物語』を連想させる四人姉妹を中心とした魅力的な登場人物、そして浅草喜劇を彷彿させる爆笑のシチュエーションギャグを満載、舞台ならではの魅力をふんだんに盛り込んでいます
■この戯曲を、当代随一の演出家栗山民也氏に手がけていただき、ピカピカに磨き上げていただいて1998年にリニューアルしました。今回は七年ぶりの再演企画です。どうかよろしくお願いいたします。
あらすじ
■昭和二十二年、東京銀座。空襲で焼け残ったビルの一階に急造されたダンスホールからはピアノの音が聞こえている。曲はタンゴ。
■戦前は男爵家の令嬢として裕福な暮らしをしていた月岡家の娘たち。しっかりものの長女蘭子、本の好きな次女藤子、唄のうまい桃子は別宅の子で、成績優等の月岡の末娘梅子と同い歳。
■戦災で家族も屋敷もなくして、四人の姉妹は寄り添い合って、銀座にダンスホールを開いた。しかし焼け跡、ヤミ市、GIの世の中。うら若き娘たちには、荒々しく、つらく、生きにくい。
■黒メガネのヤクザな風体の男がさっそくダンスホールに乗り込んできて、ここをそっくり買い取ることになったと娘たちに追い出しをかけるが……、なんとそのヤミ成金は、元月岡家の使用人、運転手として仕えていた高山金太郎だった。
■煙草売りのおばさんはなぜか塩を遠ざけて、郵便配達のおじさんはまるで仇のように煙草をきらっている。ホールの床下から焼夷弾が見つかる。危険な不発弾を見張っていてくれと出会い頭に頼まれた花売娘は大いに弱る。彼女は戦災で喉を負傷、しゃべれないのだ。
■おかしな人物たちが集まって、次から次へとくりひろげられる珍騒動の数々。
他サイトによる紹介
長女 月岡蘭子 | 旺なつき | |
次女 藤子 | 三浦リカ | |
三女 桃子 | 鈴木ほのか | |
四女 梅子 | 占部房子 | |
煙草売りの 佐々木正子 |
田根楽子 | |
郵便配達の 近藤勇蔵 |
吉村 直 | |
ピアノ弾きの 森川俊夫 |
朴 勝哲 | |
花売娘 | 藤巻るも | |
ヤミ成金の 大山金太郎 |
小林勝也 |
作 | 井上ひさし |
演出 | 栗山民也 |
音楽 | 宇野誠一郎 |
振付 | 謝 珠栄 |
美術 | 石井強司 |
照明 | 服部 基 |
音響効果 | 深川定次 |
PA | 大坪正仁 |
衣装 | 岸井克己 |
歌唱指導 | 宮本貞子 |
アクション | 渥美 博 |
宣伝美術 | 安野光雅 |
演出助手 | 北 則昭 |
舞台監督 | 菅野郁也 |
制作 | 井上 都 高林真一 谷口泰寛 |
鳴門市文化会館 9月2日(木) 夜6:30〜
上演時間 約2時間40分(15分の休憩を含む)
※約400台の無料駐車場あり |
徳島県郷土文化会館 9月4日(土) 夜6:30〜 9月5日(日) 昼1:30〜 9月6日(月) 昼1:30〜 |
阿南市市民会館 9月1日(水) 夜6:30〜 |
E-mailでのお問い合わせは 鳴門市民劇場ホームページ nrt-geki@mc.pikara.ne.jp まで。