1月例会 缶詰 (文学座) |
3月例会 喜劇キュリー夫人 (青年劇場) |
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例会日 2004年1月21日(水) | 例会日 2004年3月4日(木) | ||||
作:水谷龍二 演出:鵜山仁 | 作:ジャン=ノエル・ファンウィック 演出:飯沢匡 | ||||
角野卓造 | 田村勝彦 | たかお鷹 | 黒柳徹子 | 千賀拓夫 | 森三平太 |
みどころ | みどころ | ||||
■舞台は、ある靴メーカーの社長、専務、常務の三人が、経営打開策の検討のために訪れた温泉旅館の一室。ところが旅館の従業員が、彼らを映画制作者と勘違い。うそを重ねるうちに、本当にシナリオを書く羽目になり、旅館に缶詰になって、てんやわんやの大騒ぎ…。
■映画「社長シリーズ」の文学座版のような涙と笑いの現代悲喜劇。しかも、団塊の世代には懐かしいアメリカン・フォークを、ギターを手にして歌う中年三人組。サラリーマンの明日はどっちだ? |
■万事不器用なピエールとおきゃんなポーランド娘マリー。名もなく貧しい二人が、パリの古びた実験室で出会い、ノーベル賞を二度も受賞して世界に羽ばたくまでの、笑いと機知と恋に彩られた傑作コメディー。
■中学時代に見た映画「キュリー夫人」に感激した黒柳徹子が、そのキュリー夫人になれて夢のようだと語る作品。人間味いっぱいのキュリー夫人に会ってください。そして、彼女の情熱と夫婦愛にきっと心を動かされるでしょう。 |
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5月例会 雁の寺 (地人会) | 7月例会 巨匠 (劇団民藝) | ||||
例会日 2004年5月7日(金) | 例会日 2004年7月17日(土) | ||||
作:水上勉 演出:木村光一 | 作:木下順二 演出:内山鶉 | ||||
高橋惠子 | 金内喜久雄 | 嵐広也 | 大滝秀治 | 伊藤孝雄 | 南風洋子 |
みどころ | みどころ | ||||
■京都の禅寺を舞台に、元祇園の芸者里子を巡って、住職慈海と小坊主慈念の情念が激しく交錯する水上戯曲の傑作。かつて里子を囲っていた画家が描いた襖の雁の絵を背景に、日本の風土に根ざした血とそれにともなう運命、そこから発する人間のドラマが強いエネルギーを湛えて迫ってきます。
■高橋惠子の妖艶な美しさと、嵐広也の凄みある怪演に乞うご期待。 |
■老人は、何ゆえに命を賭けてまで、「俳優」であることを証明しようとしたのか。第二次世界大戦末期のポーランド、ゲシュタポが鉄道爆破の報復として、知識人4人を処刑すると告げます。リストからはずされた老人が、「私は俳優だ」と名乗り出て、マクベスの独白を朗唱し…。
■平凡な人間が、ある日輝く存在になる瞬間を描きつつ、「今芝居をし、演技するとは何なのか」を問いかけます。大滝秀治の渾身の演技が光ります。 |
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9月例会 花よりタンゴ (こまつ座) | 11月例会 長江−乗合い船− (劇団東演) | ||||
例会日 2004年9月2日(木) | 例会日 2004年11月19日(金) | ||||
作:井上ひさし 演出:栗山民也 | 作:沈虹光 演出:鈴木完一郎 | ||||
小林勝也 | 旺なつき | 鈴木ほのか | 山田珠真子 | 小高三良 | 能登剛 |
みどころ | みどころ | ||||
■空襲で焼け残ったビルの一階に急造されたダンスホールが舞台。戦前は男爵家の令嬢だった四人姉妹が、戦災に遭い、寄り添いあって銀座に開いたホール、そこで繰り広げられる珍騒動の数々。唄や踊りがふんだんに飛び出し、浅草喜劇を彷彿とさせる爆笑の渦。生のピアノ演奏でグッと盛り上がります。
■井上戯曲の昭和庶民伝は、いつも笑いとともに、現代に直結する昭和という時代の暗部に光を当て、現在を見つめ直させてくれます。 |
■市民劇場では珍しい中国現代劇。舞台は、長江(揚子江)に臨む工業都市武漢の高層団地の一室。住宅事情の逼迫により、縁もゆかりもない二つの所帯(若夫婦と独身の退職女教師)が、一戸のアパートに住まなければならなくなります。人と人とが許し合い睦み合う。頼り合い、助け合う。そんな生き方の大切さを問いかけます。
■95年中国演劇祭で「優秀上演賞」「優秀劇作家賞」など6部門で受賞。 |