ミュージカル[ミラクル] ロビー交流会

2005年7月9日ミュージカル[ミラクル]終演後鳴門文化会館ホワイエにて出演者のみなさんと鳴門市民劇場会員の交流会が行われました。

美しく澄んだ歌声と素敵なダンスに興奮さめやらぬ会員約百名が待ち受けるロビーに、熱演を終えられた小野文子さん(アル)、鈴木輝美さん(キキ)、井上一馬さん(エラソーニ)、平澤由美さん(ミナ)、茂木沙月さん(野菜売り)の五名の役者さんを迎えて、幹事の浜口さんの司会で交流会が始まりました。

司会
体力づくりはどのようにされていますか。
小野
ヨガにはまっています。身体があったまってくる感じです。
小野文子さん
井上
みなさんに会うと元気になり、エネルギーをもらっています。
井上一馬さん
司会
女性が少年役をやる苦労はありますか。
小野
まずダイエット。お尻が大きいので(笑)。衣装が白で膨張色なのでスタッフから「痩せろ痩せろ」と言われ…(笑)。電車に乗った時、少年の動きを観察してイメージを膨らませました。速い動きでスピード感を出すなど…。
井上
―9歳の女の子に質問―アルをみてどう思いましたか?
女の子
ちょっと違う。まわりの男の子は、もっといらんことを言う(笑)…。
女の子
司会
練習はどのくらいされますか。
井上
「ミラクル」は初演から5年目。キャスティングを変えながら150ステージを数えました。3週間から4週間は、毎日8時間練習しています。
司会
「幽霊のエラソーニ」は舞台で太っていたのに、実物はかっこいいですね。
井上
俳優は騙すのが商売で…(笑)、一杯食べ、スポンジ製の衣装を使っています。
司会
鳴門で演じられての感想をお願いします。
鈴木
皆様の温かい気持ちが受け取れて、いい感じでやることができました。
鈴木輝美さん
小野
舞台に立って客席に向かってダダとエラソーニへの台詞を言っている時、客席と舞台の距離が近くに感じられました。
井上
クリアしたエネルギーが舞台に届き、いいプレイができたと思う。(鳴門の皆さんは)観ることを楽しみに来ているなと思い、それをかみしめながら演技を続けました。
平沢
最後のシーン、アルとシドが抱き合っているところで、客席から鼻をすする音が聞こえ、共感してくれていると思いました。
茂木
市民劇場の人は芝居を観るのが上手。お客さんのプロです。気持ちよくできるように、との雰囲気がいい。ありがたく、ずっと存続していって欲しいと思っています。
司会
魅力的であり続けるコツはなんですか。
鈴木
毎日楽しいことをしたり、よい音楽を聴いたり、美味しいものを食べて・・楽しいものに、普段からアンテナを張っています。
小野
好きなことをやれることを家族や周りの人に感謝する。先日耳にしたいい言葉は「人が感動したら優しくなれる。優しさは人を強くさせる」。スローガンを持ち、少しでもそれに近づこうと生きることが大切だと思います。
井上
生の芝居を、自分のため、人のために演じる。人間を愛する。愛すれば愛するほどエネルギーがわいてくる。
平沢
色々な人と会って刺激を受けること。小さな幸せを幸せと実感して大切にしている。
茂木
色々な役をいただいて、色々な人の立場が理解でき、優しくなれた。そうなれる自分が好きになり、他人も優しく見ることができる。役者を続ける糧になっているなと思います。
司会
今後どんな役、または作品をやってみたいですか。
井上
「俺たちは天使じゃない」、これは昴で30年続いている作品です。我が劇団では、浅田次郎原作の2008年ミュージカル「天切り松〜人情闇がたり〜」が楽しみです。
市民劇場会員のみなさん

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nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
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