竜馬の妻とその夫と愛人

鳴門市民劇場感想集

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今年最後の例会、とても楽しく良かったです。
松兵衛の味のある演技。四人とも息の合った劇でした。流石三谷幸喜さんですね。

たった四人で、あれだけ観客を舞台に引きつける演技力のすごさに脱帽の一言に尽きる。まさに芝居の醍醐味を味わった。脚本も魅力的だったし、感動々々の連発。
こんなに笑ったのは初めてと会員さんの弁、楽しいひとときでした。思いっきり元気をもらったように思います。

期待どおりの笑い、笑いの展開の中で一瞬と思える程の息をつめるような、シーンとした瞬間、私の目には涙が……でも、すぐに笑う場面に観劇で初めて泣き笑いを体験しました。それと最後の松兵衛の思いがけない一言、これが本当に龍馬の死の真実だったりして。

平田満さんの演技が光っていました。四人の演技者で約二時間の公演を魅力的に演じることのできる俳優の力量には驚きました。時間の過ぎるのをまったく忘れていました。それと観客のマナーもよかったと思います。

四人の息の合ったかけひき、おもしろかった。

波子とおりょう。百八十度違った芝居の登場人物(でも実在!)なのに、なぜか今、この二人の生き方がアタマの中をグルグル。生き抜くために「今、愛する人」を見つけ、常に誰かを真剣に愛することを糧にして強くなっていった波子。それとは対照的にどれだけ強がってみても結局ひとりの男しか愛せずに堕ちていったおりょう……。所詮、平々凡々と生きている私にはどちらの激しさにも縁はないけども、個人的好み、心情的には、「七:三」くらいでおりょうのほうに魅かれるかなぁ…。でもそういう底辺にある哀愁を素晴らしい「喜劇」にど〜んと塗り変えてくれた二時間はほんとに楽しかったです。うまい喜劇は悲劇も上手に料理できるみたい!

劇も良かったがロビー交流会で有名な四人の方を間近かで拝見出来、二度楽しめました。
おりょうさんは妖艶、素顔のあめくみちこさんはチャーミング共にステキでした。

さすがにベテランの方ばかりで、声のとおりも良く、心地よく聞くことができました。大勢の方での舞台よりすっきりしており、わかりやすく、観劇しやすかったです。
交流会でみなさんの小柄で色白にビックリ、舞台では大変大きく見えましたのに。

三谷作品よかった。おもしろかった。声もよくきこえた。

楽しみに待っていました。本当に楽しかったです。又来て下さい。

今回の例会は、楽しかったというより、大変おかしかったというのが感想です。素人が偉そうに感想をしておこがましいのですが…。
平田さん演じる「竜馬の妻の」夫の「オレ酒」作ってしまうアバウトさと、妻を取られてしまいそうな場面での相手に「時間大丈夫ですか?」と尋ねる変な生真面目さのギャップが見ているものを笑わせたのかなと、思います。つい、「おいおい、そこで気にするのは時間じゃないだろっ!」とつっこみを入れたくなりました。夫は、人を笑わせようなどとは思ってもおらず、「ただ、必死なだけ」なのがまたおかしかったです。
「竜馬の妻の」おりょう役のあめくみち子さんは、艶っぽくて、和服姿が素敵でした。
佐藤B作さんは、前回の「その場しのぎの男たち」のときのちょっと行き過ぎた感のあった過剰さが今回の役にぴったりとはまっていた様に思いました。
三谷作品は元々好きなので、映画の「竜馬の妻と夫とその愛人」も以前見たことがあったのですが、映画と演劇では出演者が異なるため演出も違っていたように思いますが、映画の木梨憲武さんよりも平田満さんの方が格段によかったです。

あっという間の二時間でした。おりょうの妖艶さに驚き、まるで浮世絵を見ている感じがした。舞台を終えてロビーでの交流会の時はまたちがった役者さんの素顔を見ることが出来、有意義な一日となりました。

文句なしの面白さ!腹の底から笑ったのは久しぶりでした。竜馬を取り巻く登場人物が、四名ともに、各役割を十分に果たされていました。ここで特筆すべきは架空の人物“虎蔵”を登場させたことで一味違った味付けの面白さが加わったことでしょう。また、おりょうを演じたあめくみちこさんの熱演も見事でした。交流会での素顔に比べ、舞台ではとても大きく見えました
【私の“おりょう”観】おりょうは六十九歳で死ぬまで波乱万丈の生涯を送りました。竜馬を心から愛していたからこそ、身を挺して寺田屋で竜馬の難を救ったりして生きたのですが、竜馬の死を機に、元来の勝気で酒豪、型破りな女っぷりが益々高じたと伝えられています。私は、彼女が竜馬の死を非常に悲しみ、苦しみに満ちた心の裏返しとしてこのような破天荒な生きざまになったのではないかと思います。それだけ、竜馬ひとりを深く愛していたのでしょう。その証として、晩年は人憚ることなく「わたしは坂本竜馬の妻よ!」と叫んでいたことがあり、その気持ちは心が痛いほどよくわかります。坂本竜馬はこれほどおりょうから愛され、ほんとに幸せな人物だなと思いました。

歴史上の知らない実話をコミカルに上演されていて、とても興味深く観賞でき楽しかったです。
西村松兵衛、虎蔵そして菅野覚兵衛のおりょうに対する複雑な気持ち。又、坂本竜馬を愛していたのに他の男性に惹かれた女の性(さが)……哀れですネ!

そこそこおもしろかったです。三谷幸喜の作品ということで期待しすぎたのかもしれませんが、覚兵衛(B作)と松兵衛(平田満)の台詞のやりとりが取って付けたようで、面白い内容なのですが笑えない状況を作り、しっくり聞くことが出来ず残念でした。ただ竜馬とそっくりな虎蔵を登場させたり、おりょうの竜馬への思いの強さがひしひしと伝わってくる劇であり、さすが幸喜の作品と思いました。

おりょうさん綺麗でした。
四人だけの芝居でもとてもおかしく、あっという間に終わってしまいました。付け眉もこっけいで楽しかったです。

とっても良かった。後のロビーでの交流会でも生の素顔の俳優さんの言葉が聞けて、とっても感激でした。

実に気の良い、というよりは、一本抜けている男性達がなんとも言えず可愛いかったです。

幕末時代、虎蔵さんのように竜馬のまねをしていた人がいたのでしょうか?

三谷幸喜さんの作で大変おもしろかった。
あめくみちこさん大ファンです。これからもがんばって下さい。

おりょうさんの妖艶さの演技は見ごたえがありました。皆さん舞台の上ではスケールが大きく見えました。
三谷幸喜さん作品はユーモアが生きてとても楽しめます。

登場人物が少ないので単調な内容になるのかと思ったのですが、内容は濃く、とても楽しいものでした。よかったです。

芸達者な平田満さんと佐藤B作さんとの会話を楽しみました。
安心して観られ、楽しい中に考えさせられる一面もあって…。最高でした。

サークルの人たちの声です。
☆ちょっと「8時だヨ全員集合」を思わせるようなドタバタもあったけど、おもしろくて好きだった。
☆B作さん、声がよく通るねー。皆さん、うまいと思う。
☆今年いちばんだった。以前抵抗があった演劇への敷居が低くなってきた感じ。

こうした喜劇で、年二回は大笑いしたいものです。次回、東京ヴォードヴィルショーの公演に期待!

楽しく愉快な二時間でした。ラストで松兵衛が去っていく、おりょうに「いつまでも待っている云々」というくだりがあったが、なんだか今はやりの韓国の純愛ドラマを思いおこさせるようであった。喜劇なのか、純愛劇なのか考えてみるに私は後者のような気が観劇後次第にしてきました。おりょうさんの晩年はあわれであったようであるが、はたしてそうだったのでしょうか?

蒲田行進曲で平田満さんが演じていた役と西村松兵衛さんは良く似ている。だから三谷幸喜さんは平田満さんを松兵衛さん役に選ばれたんじゃないですか?そんな気がしました。

竜馬を愛した女と、その女を愛した男、四人の役者さんで、舞台を動かすとはすばらしいですね。
佐藤B作、平田満、あめくみちこ三人のセリフのかけあいがリズムよく特に平田満(松兵衛)のひょうひょうとした演技が光っていた。恋と言うものは不思議なもの、又、むつかしいですね。

B作さんと平田さんの掛け合いの見事さと熱演に、あめくさんの美しさと匂いまでも匂ってくる演技力に舞台に吸い込まれる思いで楽しませていただきました。
ロビー会でも私がおしゃべりしたかった事を他の方が話して下さり良かったです。三十分もたたない間にサッパリと(だくだった)今までなにも無かった様なスガスガしさでお話し下さった役者さんに感謝です。

ストーリーは事前勉強で理解できていたので、非常に楽しく観えました。たった四人の出演だったけれども今年最高の作品と思いました。

題名を見てそれぞれの関係が解りにくかったのが演劇を見て納得。竜馬の没後のおりょうの生涯を面白おかしく書かれていましたが、結局おりょうは竜馬を愛していたんだなあと感じました。

久しぶりに笑いました。登場人物四名のそれぞれの個性がうまく表現され、あきることなく観劇できました。
歴史上の人物なので、とても興味がありました。竜馬の妻がどんな人だったのか想像していたのと少しちがいましたが強く生きぬいた女性だったのだなあと思いました。
今年最後のしめくくりのすばらしい作品だと思いました。
終演後のロビー交流会もとても楽しいものでした。

B作さん他三名の演技の素晴らしさに時間を忘れさせられました。又、飲んだくれてはいるが最後に大きな声で「私は竜馬の妻よ」と叫ぶ、おりょうにこの時女の一途な気持ちがわかったようで胸が熱くなり心に残りました。

本当のやさしさを考えさせられた。竜馬の妻おりょうの後の夫のセリフ「生きているから出来ること、してやれること」を声高におりょうにぶつける心情に感銘した。
いつも乍らB作さんの熱演に存在感を感じた。

例会の題名を見て“見たい”と思った作品でした。坂本竜馬は日本人の心の中に深く浸透しており、その妻おりょうの再婚とか愛人とか、女性にとっては興味津々な話です。三谷幸喜作品は暗くならず、喜劇に仕上がっており笑いに終始いたしました。観劇して思ったことは竜馬にかかわった人々は竜馬に心酔していたという事でしょうか。

なんとも言えない、おかしさがあり、またじ〜んとした涙もありました。

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