菜の花らぷそでぃ

鳴門市民劇場感想集

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舞台写真1

(1)青年劇場の人たちの挨拶であの人(小竹さん?)何の役になるのと思った。祖母役で発見。あんなに変身するのだと感心する。今回花束を渡す係りになっていて、おばあちゃんに渡したいと考えていたらピッタリ。笑顔で受けとっていただき握手も。うれし〜い。
(2)まわりの人たちの雑談が時々気になるが今回は、菜の花……についての話題だったのでまったく気にならず共有できた。楽しさも感じた。

市民劇場のお芝居を百倍楽しむ法。
  終演後のロビー交流会に参加して見て下さい。“菜の花らぷそでぃ”からの問題提起の“農村”の今をより深く知ることになります。
  今後もぜひ出席しましょう。(お得ですよ!)

歌あり笑いあり時には手拍子も入り、舞台と一体化した時間を持て大変よかったと思います。
  退職後農業をしなくてはならない者として「農業」について考える機会を与えてもらい、また食生活を見直す機会にもなりました。

身土不二……地産地消
  食の安全を何より願う私にとって考えさせられることの多い例会でした。

見終わった後、“おいしいお米が食べたいな”と思いました。私もえらそうなことは言えない食生活ですが、若い人たちの食の乱れ、(ごはんとコーラをいっしょに食べたりだとか)ありえない組み合わせでひどいと思うので、このお芝居の高校生たちのように、早く気づいてほしいなと思いました。
  今回も中学生の娘と参加しましたが、観てよかったと言っていました。

とても楽しかった。昔の生活の良さを見直すきっかけにもなった。見かけや楽ばかりを追っていては、しっぺ返しはわが身に来ると反省した。地域作物と農家の人に感謝しながら食事をしたいと思った。

棚田の菜の花をきれいと見るだけでしたが、農家の人は大変な思いがあるのですね。
  歌あり笑いあり楽しかったです。としさんが良かったです。
  身土不二と言いながら帰りました。

自然がいっぱいの昔なつかしい光景、なつかしい唄、近くの物を食べようの食文化の大切さ、みんなで食べる楽しさを再認識しました。

朝取れ野菜の産地売場が鳴門にも欲しい。内子の「からり」の様なホタルが飛び、コウノ鳥が飛びかう様な里山に住みたいなぁ。

菜の「花らぷそでぃ」大変面白かったです。今回の劇は農業問題を中心に現在日本が抱えている諸々の課題を我々に問いかけていて、非常に考えさせられる内容でした。またこのような重い問題を唐津を舞台に博多弁で訴えかけたのが、親しみがわきよかったと思います。劇中では「身土不二」の基本思想に置き、農業問題、環境問題、家庭問題(おばあさんの知恵袋、隣組の存在、夫婦のあり方等)国際結婚問題等の諸々の問題を含めた人間本来の生活をもう一度皆で如何にあるべきか見直し、本来のあるべき姿に戻して行けば、現在の日本人が忘れかけている「ふるさと」がよみがえってきて、ふるさとに蛍が飛び、菜の花が一面に広がる本当の意味での理想郷が実現することを我々に訴えかけていたのではと思います。2時間30分があっという間に過ぎあきさせない見ごたえのある素晴らしい劇でした。

あまりにも今の生活に近いので、違和感無く見ることができたし、笑いがたくさんあって楽しかったです。夫もいつになく音響や演出が今までで一番すごい「完璧や」と異様に感心してロビー交流会にもしっかりと出席しました。私には分からない部分でしたが……。

昔と今の農業の有り方が楽しく劇にとり入れられていて家族が仲良く協力している姿がほほえましくて良かったです。

舞台に感激しました。隅々まで心配りされ、照明も素敵でした。その中で現代の若者・家族・食生活と重くならず問題提起もありました。観ている内に劇の中に入りこんでいる自分がありました。

食生活が便利になった現代、食の原点について考えさせられた作品でした。最後までとても面白く観劇することができ内容も充実していて大変良かったです。

現代社会の話題作である若い世代の考え方百姓を営む考え方喜劇で表した物語で現実と夢とは大分違いがあると思います。

ホントにほのぼのとした、楽しくておもしろい劇でした。外国の方に何かを説明するのってホントに難しいですよね。自分も分からずに過ごしているなぁと思ったりします。終わってから役者さん達がロビーをうろうろしていたのが、なんともうれしい感じがじました。

声がおそらく舞台の造りと方言のために少しわかりづらいところがあったが面白かった。県西で見た菜の花畑にもこんなドラマがあったのだろうかとふと考えてしまいました。

昔ながらの農業を続ける父と無農薬でインターネット販売をする息子、意見の食い違いでいつも喧嘩ばっかりだが、菜の花で町おこしをしようとした時からめざす物は一緒だと気づく、余りにも真面目な話で肩が凝った。夜はやっぱり明るくて楽しいストーリーの方が良い。

なつかしい農村の原型と将来の農村の姿をみました。舞台のセットも素晴しかった。時々声が聞き取りにくいのが残念でした。

楽しい展開であったが母親役の一番多いセリフが聞きづらく、よく言葉がわからなかった。席はC席の真ん中だった。

「大地の恵み」と「人間の営み」はかけがえのない命を育んでいる「身土不二の心」はあらためて大切なことは何かを問いかけている。この意味で「菜の花らぷそでぃ」は、今日の生活課題を正面から取り上げた共感を呼ぶ感動の力作である。

座席は中央前列でセリフははっきりとよく聞きとれた。舞台装置もよく工夫され家の窓から風景が想像できる奥行きのあるものであったと思う。ホタルの飛び交う場面にも感心させられた。ストーリーについては人それぞれ考えさせられるものがあったのではと思います。心に残る劇でした。

身近な消費者問題をとりあげている所がとても良かったです。

とびかうホタルとホタルかごが古里での子供の頃を思いだし芝居をとても身近に感じました。

現代社会の農業営む若い世代の青年(息子)(がんこ)親爺、後継ぎのない時代物語を現実にえがき、また結婚問題など苦労の社会喜劇であったがもう少し味が足りない。3月例会は脚本演出、また出演者があまりにも立派であった関係かも知れない。いつも思うのですが舞台装置の変化が少ないのでさびしい!!

無名の俳優さんばかりでしたが、演技上手だし(方言もバッチリで)こんな暮らしは日本人の原点かな……と思いました。

日本の農業、食生活のあり方、家族のあり方など極めて今日的な、リアルな問題をとりあげ明快なこたえを提供されているようなお芝居。共感と感動が会場に満ちそれぞれの立場で自分の生活を見つめることができました。田畑の草が生い茂るのじゃなく、その土地にふさわしい農業への意欲、郷土への愛着、若者の夢と父、母、祖母の生き方との相違はあるが、それぞれがあきらめ時代に流されるのではなく、それそれが立ち止まり考え、行動することによって次第に時代に変わるぞというメッセージをいただきました

舞台のセットが細かい所まで設置されていて奥行きがあり各部屋の照明一つ一つにも心配りが出来ていて全体が明るく見易かったし蛍のとびかう様子など、とても良かったです。時々「セリフ」の聞き取りにくい所がありましたが、ストーリーの内容がわかりやすく楽しく観劇出来ました。

今日的なテーマを題材にして専業農家の若者の言い分主張を聞いたらウンウンと相槌を打つものの、あまりに常識的優等生的なお芝居で感動するところがなかった

素朴で、最後にはほろりと来ました。こんな素朴さは、「高き彼物」以来です。アメリカ娘を交えた、父と息子のかけ合いが特に良かった。蛍の演出も最高でした。

大きなテーマであるにも関わらず最初から最後まで大いに笑わせてくれました。舞台装置も大変立派で出演者も皆な芸達者で、どんどん劇中に引きこまれていった感じです。なかでも稲葉鉄人・役青木力弥さんのきめ細やかな芸は飛びぬけていて上手いな〜と思いました。この「菜の花らぷそでぃ」は、簡単に言えば食と農の話ですが、現在日本の全農家の抱えている大きな問題の縮図といえるでしょう。感じたことは
*  達者に九州弁を使いこなしていたのは流石です!
*  破産した真人と鉄人のほろ酔い気分で歌うところは大変上手いものでした。ここで観客から一斉に手拍子や拍手が起きて、一層楽しかった。
*  そんな時一方で、農協からの転作を勧められるが耳を貸さず、大地の農業を辞めて事業を起こしたことにも反対しては考え込む鉄人、又大地とキャサリンとの結婚についても頑として反対するが、いろいろ反対する度に身体を後ろにむけ考え込む鉄人の心情は、いつも心の中で葛藤している姿で、良く解る様な気もしました。
このように、色々な問題を非常に面白しく上演してくれました。さらに、劇後では、スタッフ一同が並び、挨拶の中で鉄人役の青木さんが「一言鳴門の皆様にお聞きします」と言って、「大地とキャサリンの結婚は許しますか?」と言うと、観客からは大きな拍手が沸き起こりました。この最後のひと押しでまた面白く締めくくってくれ、大変上手い幕引きでした

舞台写真2

我が家は田はあれど稲は作らずただ草を刈るのみの状態です。とても考えさせられる劇でした。お母さんがよかった。

セットの変化がなく少し眠くなったかな?

身土不二という言葉のルーツを探るのに夢中な頑固な父親は息子の新しい生き方の話し合いに耳をかそうともしない。そんな中、農薬を使わない成果か川にホタルがいっぱい帰って来た瞬間の舞台の素晴らしさに感動しながら今の家族の食事のありかたを勉強させられました。

あらためて食生活や環境のことを考えるよい機会になりました。

後の席では声が聞き取りにくかったです。

声が少し聞こえづらかったです。
  確かに最近、お野菜に季節感がなくなってる様な気がします。生産者・消費者色々な思いがあって、何が正しいとかはわからないけれどもう少し、自然な事を考えて見なければ……と思いました。

「菜の花らぷそでぃ」にちなんだツアーや村岡勉さんのみどころについてのミニ講演を聞いて例会を迎える。舞台装置の搬入も手伝ったが見事な農家の居間とキッチン、食堂が構成されていて運んだ一つ一つの装置が生きた演劇のひとつになっているのに感心する。時間の経過や環境について考えさせられる。「ホタル」の登場はとても効果的であった。
  青年劇場は鳴門市民劇場と縁が深く、有名な役者はいないがなんとなく親近感を覚える。食と農を考えさせられる今日的な題材も笑いの中にちりばめられ飽きなかった。女性的な立場から嫁姑問題、稲葉家はうまくいっているかんじ、アメリカの大地の婚約者も稲葉家にとけこんでいくことだろう。
  終了後の交流会も市民劇場ならではのもの。もっと参加者があればいいと思う。
  個人的には姪が専業農家に嫁ぎ農業の厳しさを見聞きしているので「身土不二」「地産地消」の考えには共感する。

専業農家のぬくもりのある家庭の舞台装置、見ていて飽きがきません。米つくり一筋の父、米作をせず(野菜産直)企業を起こし、大金もうけをしている息子。感心しながらも賛同できない父、言葉のやりとりが面白い。
  コンビニ大好きなホームステイの学生、アメリカ帰りの恋人と、ステージ一杯のセット、玄関から、二階から、台所から……と、入れ替り、たちかわり登場して来る人物、人間模様がこっけいで、これも面白かった。

「菜の花らぷそでぃ」は社会派ネタって難しいんだなと思いました。
  農業の事はよくわからないので、なるほどそうなんだと思い勉強になりました。役者さん達もよく演じてて、伝わってきました。
 ただ、よく言われる、食育(家庭教育?)の扱いは、これ絶対男の人の脚本だなと思えて……育児、教育の現場にいた事のある人じゃないな感がして、ちょっと残念だったかな。その部分に、違和感が残ってしまったというか……。

コンビニは、全国至る所にあります利用している人達も多いと思います。朝食抜きで学校・職場に行く途中でコンビニへ寄り食事をして行くことが当たり前の時代になりつつあります。
  最近、「食育」という言葉をよく耳にします。日本の食生活は飽食の時代でありながら、バランスのよい食事とはいえないと思います。穀物、野菜・肉魚の割合を考えて家族の食事をつくることが大切と思いました。
  老齢化した日本の農業も大きく変化し、私たちの周りにも農地にマンションが立ち生活環境も大きく変わりました。考えさせられる舞台です。
  「身土不二」の意を教わったホームステイの若者も帰りにはお礼の挨拶ができました。農業・食生活・家族・いろいろな人間関係を織り交ぜて楽しい内容でした。

まったく知識なくみた例会でした。しかも時間ぎりぎり一人で動かずしゃべらず、ひたすら静かにひきこまれながら観賞できました。内容もさることながら一人一人のしっかりした演技にも感心。笑い乍らも考えさせられる作品でした。期待していなかっただけに演劇の面白さを味わった一時でした。

まだ私達が知っている日本の家を横半分に切って見せて頂いている様な舞台、真剣に生きている人達、長老のおばあ様、主人奥様の姿、仲のよい兄弟全ての人物に愛があり、やさしさ、思いやり、美しく生きようとする夢がある。どの人もよかった。日本人の心の様に思いました。
 72歳の私だから懐かしく共感出来ました。昔と居間、そして最後には、さあ皆で“菜の花らぷそでぃ”の未来への気配りが劇場いっぱいに広がっていましたね。

日本の食糧自給率の低さ、食品添加物、コンビニ食、個食、農業後継者問題など日本の抱える農業・食糧に関する深刻な話題をユーモア溢れる会話の形で次々と提示されはじめから終わりまで引き込まれ、いろいろ考えさせられながらも、何となく心温まる良い芝居だった。頑なに日本の農業を守ろうとする親父さんの台詞一つひとつに強い共感を覚えた。

「身土不二」人と土は一体である。人の命と健康は食べ物で支えられ、食べ物は土が育てる。地場で採れた旬の物を食べる。今は温室栽培で旬の野菜や果物を知らない人が増えている。又朝も昼もコンビニのおにぎりを食べ、食事も一人で食べる等食べ物に対する意識の変化を楽しく考えさせてくれる劇でした。
 家の外の照明の変化がとても美しく、昼を表現するライト、夕方、更に蛍の飛ぶ場面は自然がいっぱいキレイな空気まで感じられた。
 ホームスティの高校生が持っていた蛍籠とても懐かしく思いました。
 おばあちゃんが良かった!働く智恵袋だ!

変わることと変わらないこと、攻めることと守ること、古いことと新しいこと、拡げることと維持すること……いろんな対立や葛藤があって、それは今回の食と農のモンダイに限らず、常に生活・人生の場面にあらわれることであり、観ながら、自分・自分たちの悩みに重ねあわせることがありました。これらはどっちが正しいとか、結論も正解も出ないコトが常で、それがゆえに難しいんだけども、この作品で教えられたことはそれでも、いろんな考えの人がコトバを交わし(ぶつけ?)合い、違う考えや立場のお互いを知ろうとする大切さ。そのあたたかな風景が懐かしさや屈託のない笑いとともに、心に大きな癒しをくれました。

グリーンツーリズムへの取り組みで、時代の流れとともに農業も変わって行かざるを得ないということも分かるのですが健康や食生活のあり方は変えられないと思いました。
 また、自然と闘いながら何度も夢を抱き、砕かれ、それでもなお次の夢を追いかけ、挑戦していく農業を営む人々の強さも感じ取れました。
 美しい舞台装置にも感動しました。あたかも涼しい広い農家の家でゆっくりすごした気分になれたような気がしました。蛍が飛び交い、人の活気が溢れる農家が戻ってきて欲しいとも思いました。これまでに見た蛍が飛び交う景色や菜の花畑を想像しながらの観劇でした。何よりも、もう一度、自然の有難さを考えてみるいいきっかけになりました。

二回目の観劇でした。「身土不二」という初めて聞く言葉に加えて「社会派」……でも喜劇のようだし、とちょっっぴり緊張しながら見ていました。最初から笑わせてもらい、身近な「食」について考えさせられたりと楽しい時間を過ごすことができました。

身土不二という言葉のルーツを探るのに夢中な頑固な父親は息子の新しい生き方の話し合いに耳をかそうとしない。そんな中、農薬を使わない成果か川にホタルがいっぱい帰って来た瞬間の舞台の素晴らしさに感動しながら、今の家族の食事のありかたを勉強させられました。

日頃の生活を反省し、又楽しく笑った。時間があっと言う間に過ぎました。

食育時代の「食」を考えるにふさわしいストーリー若いお母さん方に一人でも多く観てほしかったですね。

身近な生活風景のやりとりの中にも考えさせられる場面が、ここそこにあり楽しみ笑いながらも食の大切さなどを学べる良い劇だったと思います。楽しかったです。

笑って笑っての劇ではなかったけれど、いろいろなことを考えさせてくれる劇でした。
  ホタルの工夫を知りたかった。

良かったですが少し遠かったので言葉が聞きづらかったです。

舞台も明るく話題も身近で本当に充実した、楽しい例会でした。ちょっと残念なことは、セリフが聞こえにくい点があったこと、芝居が舞台の奥のほうで進んでいくように思ったのは私だけでしょうか。

時代の嵐にめげずという姿勢はわかるけど、話がありきたり、サプライズがありませんでした。

舞台写真3

E-mailでのお問い合わせは、         鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
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