前回に引き続き、好評だったロビー交流会を、角野卓造さん・田村勝彦さん・得丸伸ニさんを迎えて実施しました。長野で風邪をひかれた、たかお鷹さんが出席できなかったのは残念でしたが、大勢の会員さんたちと楽しい時間を過ごすことができました。その一端をお知らせします。
問 長野より一月ニ十日に鳴門入りした皆さん、鳴門での半日の過ごし方は?
得丸 鳴門に来たのは初めて。渦潮を見物しました。吉川英治の碑を見つけました。
田村 鳴門は一〇年前に父親が八十八ヶ所参りをした所、霊山寺にお参りしました。
角野 「三八」のラーメンを、アンパンはドイツ軒でたべました。ラーメンは同業者が来たな…と。テレビではラーメン屋をしているので(皆さん大爆笑)問 人生ドラマですね。五○○マイルの歌はとても良かったです。
角野 あの曲を選んだのは、自分が選んだのではなく、脚本にあったのだが、雑談の中で決まったもの。「清く貧しく美しく」という歌詞に作家としての思い入れがあった。
この芝居は一四六回公演をしていてみんな大得意になった。田村は英語の歌詞は初めて、みんな一生懸命に演奏しています。ギターは十年ぶりです。
セリフは聞こえましたか?マイクを使わない練習をしていますが、何を言っているのか分からなくてはいけない。会場が広いとそれが心配です。丁寧にゆっくりしゃべろうとすると、時間が長くなることがあります。問 田村さんは専務、社長のとりなし役をしていますが、普段は?
田村 お芝居はとりなし役をしているが、普段もそう大きくは違っていない。問 得丸さんは大沢先生役ですが?
得丸 先生役のように生真面目です。自分の地の部分を舞台で演じているという感じです。舞台そのまんま。まさにはまったというところです。
(まさにそのとおり、質問に一つ一つ真面目に答えてくれました。)問 布団投げが楽しかった。布団は大丈夫?
角野 大丈夫です。しっかり綿も入っているし、天気の良い日は干します。軽すぎてもだめ。ある程度の重さが必要です。誰がどうするのかも決めていない。その場で生々しく新鮮にと心掛けています。修学旅行の子供に返ってグチャグチャやってます。問 地方と東京との観客の反応は?
角野 会場によって違います。東京は冷たいです。ノリがいいのは鹿児島。その土地の名前が出てくると、東北では盛り上がり、北海道は静か…。設備のいいホールだから反応がいいとは限らないです。最後に角野さんは、「お芝居はお客さんと一緒に創っていくのです。役者と観客の息が合う、一緒に呼吸しているのです。それがお芝居の楽しさと思い,ます。いろんなお芝居がありますが、お芝居を観つづけてください。」と言っていました。角野さんのお芝居に対する思いがひしひしと伝わってきました。
交流会に参加してくれた会員の方々が、「ブラウン管の向こうで見た人が間近に見え、話が聞け、とても親しく感じました。今度、テレビでラーメン屋をしている姿を見るのが楽しみ!」と話していました。 短かったけれど楽しい交流会でした。
E-mailでのお問い合わせは 鳴門市民劇場ホームページ nrt-geki@mc.pikara.ne.jp まで。