2006年3月19日「私生活」終演後鳴門文化会館ロビーにて出演者のみなさんと鳴門市民劇場会員の交流会が行われました。
- 司会
- 今夜はおしゃれで豪華な舞台を楽しませていただきありがとうございました。またお疲れのところ衣装もそのままに、ロビー交流会にお越しくださり、本当にどうもありがとうございます。まず、ひとことずつお願いできますか?
- 水谷
- 四国は初めて参りました。どこに行ってもうどんがおいしいですね〜。鳴門のうどんはまだ…なんですが。またこれからも皆様にお目にかかれますようにと思っています。
- 立川
- 今日は心温まる拍手をいただき、よく伝わってきました。一期一会が舞台芸術、今日は一体となるけどもまた消えていく..だから舞台は清々しいと思います。
- 川
- 鳴門へは8年前に「デュエット」という作品で来ており、今回も楽しみにしていました。この作品に参加させていただくことになり、ホントの「私生活」でも喧嘩中なのに(笑)まさか舞台でも喧嘩とは…。シビルがカイヤに見えました(爆笑)。旅が大好き、平和な気分になれますし、人と出会えて美味しいものを食べれて、いいですね。
- 汐風
- 四国は初めてなんですが、のびのびと演じられました。次はまたパワーアップしてお目にかかれるように一層努力していきたいです。
- 伊庭
- 大先輩に囲まれて幸せです、また、温かいお客様の前でお芝居することができて幸せです。
- 司会
- では会場から質問をどうぞ。
- 会員
- 川楓ヰ「さんに質問なのですが、水谷八重子さんという大先輩が相手役で、緊張しませんか?
- 川
- 緊張はしますね。でも、共演は3作目なんです。相手役も初めてではなく、以前「滝の白糸」を一緒にやらせていただきました。ドラマでも共演があります。
- 会員
- 水谷八重子さんにおききしたいのですが、NHKテレビでコミカルな役をやっていらっしゃいましたね?舞台とは感じが違いますが…。
- 水谷
- あの番組は終わってしまって残念ですね。でも、お芝居は何でも一緒。お客様がいらっしゃる限り変わりません。
- 司会
- 汐風さんは、初演のとき、まだ宝塚の男役スターでいらっしゃいました。そのときと比べて今回はご気分は違うものでしょうか?
- 汐風
- 初演のときには、男役をしていましたから、男性の岡田真澄さんと立川三貴さんから「かっこいい男ぶり」を盗もうとしていました。今は八重子さんのチャーミングさを盗もうとしています。
- 司会
- 水谷八重子さんと伊庭朋子さんにお尋ねしたいのですが、新派のお芝居とはどのような違いがありますか?
- 水谷
- かつらとか、おしろいの違いくらいですね。女はどこでも女、言葉もどこでも言葉。特別変わりません。でも、いろいろなところへ行くときは、たとえばこんな交流会に出てくるときは、こんな格好の方がずっとラクですよね(笑)。
- 伊庭
- 同じ気持ちです。日本のものも外国のものも同じです。
- 司会
- 立川さんにお聞きしたいのですが、初演のときと役が変わりましたがどうですか?
- 立川
- 初演でエリオットを演じられた岡田真澄さんはデンマーク系、ボクはスペイン系でしょう?(笑)エリオット役は膨大な台詞で最初戸惑いましたが、最近はちゃんと水谷さんの顔をみて台詞が言えるようになりました。
- 会員
- 長い台詞が多いですが、アドリブなどはないのですか?
- 立川
- 時々ありますね。
- 司会
- 今日はどうでしたか?
- 立川
- ナイショ(爆笑)
- 水谷
- 言葉の洪水のような芝居なので、実はアドリブを入れる間はありませんね。
- 川
- 毎回カンペキには作れなくて、毎回反省して、そして次はカンペキにと思って励んでいます。だから、僕は舞台が好きなんです。芝居が嫌いという人は、自分が完璧だと思っている人ではないでしょうか。
- 司会
- 今日は15分という限られた時間でしたが、あっという間で楽しいひとときでした。私たちみんな、5人の方々に見とれてしまった感があります(笑)。みなさま、本当にどうもありがとうございました。
E-mailでのお問い合わせは 鳴門市民劇場ホームページ nrt-geki@mc.pikara.ne.jp まで。