2006年7月14日「夢があるから!」終演後鳴門文化会館ロビーにて出演者のみなさんと鳴門市民劇場会員の交流会が行われました。
- 司会
- お疲れ様でした。まだ、舞台の興奮が頭いっぱいに残っているところですが、ただいまより、お待ちかね、劇団スイセイミュージカルの役者さんとの交流会を始めます。司会のあずみ野サークルの井上です。
早速ですが、劇団の皆様から一言ずついただきたいと思います。
- 相原
- 大海原朱里江役の相原奈保子です。終演の後に大きな拍手の波が寄せてきました。ありがとうございました。
- 吉田
- 久美の恋人役の吉田です。本日はありがとうございました。
- 福島
- 久美役の福島桂子です。今日は温かい拍手をありがとうございました。演出の西田より、今日の公演が実現できたのは、鳴門市民劇場の皆さんのお蔭だと聞いていました。ありがとうございました。
- 佐藤
- スザンヌハーパー役の佐藤志穂です。本日は本当にありがとうございました。
- 田代
- 久美の父親役の田代久雄です。鳴門市民劇場の皆さん、温かい拍手をありがとうございました。
- 司会
- 今回は小中・高校生の方にも観ていただく特別例会でもありました。子供さんに感想を聞いてみましょう。
- 小学生
- 朱里江さんが面白かった。
- 司会
- まだ、ちょっと言えないかな?(小学生でした) これからのことを考えたり、希望を抱いたりで、最後は大合唱になりました。それぞれが思いをいだいて、観られたことと思います。
この機会に聞いてみたいことがあったら、勇気を出して聞いてみませんか?- 会員
- たぶん皆さんも聞いてみたいことと思うのですが、朱里江さんのモデルはどなたですか?
- 相原
- 演出家の西田さんがお答えします。西田さん、誰なんですか?(笑)
- 西田
- どこへ行っても聞かれます。先日のワークショップの時もお話しましたが、(この作品のモデルである)中川先生にお聞きしたところ、当時、昭和40年代の初めから半ばにかけて、スターといわれていた方は、皆さん朱里江のようだったそうです。だから、どの方の名前も正解です。現在健在の人もいます。
みんなの一番悪い部分を根源として、それを一人に集約しているのが、朱里江です。- 司会
- 想像力をかきたたせて、観てくださるのもいいかと思います。
- 会員
- 福島さんにお聞きします。髪型で年代を工夫されているのですか?
- 福島
- 14歳から30歳近いところまでやらせていただきましたが、全部自分の髪でやっています。演出の西田さんと相談して考えていますが、舞台の袖では戦争のようになっています。
マイクも付けているので引っかからないように大変です。アンサンブルは、日本人と外人をやらなければならないし、大海原役も1幕は外人、みんなそれぞれ大変です。スザンヌ役も髪型を変えてやっています。- 会員
- パワフルだと感じました。パワーの源はなんですか?お一人ずつお聞かせください。
- 田代
- 舞台に向かっての体力づくりには、いつも気を使っていますが、何といっても舞台が終わってからの熱い拍手がパワーの源となっています。
- 佐藤
- 高校の時、演劇鑑賞会で観たのがきっかけで女優を目指しました。ここにこうやってこられることが、とっても嬉しいし、それが源になっています。
- 福島
- 志穂さんも山形の市民劇場、私も広島で小学生の時、母と一緒に市民劇場の会員になってみていました。
舞台が終わった時の拍手、みなさんの笑顔が、元気の源になっています。- 吉田
- 舞台は観てくださっている方を含めての芸術です。一緒にひとつのものを創る、その時空を共有できる喜びが源です。
- 相原
- わたしも下関で会員でした。父親に誘われて、観ているうちに舞台に立ちたいと思って、今、観ていただける側になりました。感動しています。たとえば10日あって、9日間くじけても、きょうのような一日があると続けていけるんです。今までのものが元にもどるほどの大きな力になります。・・・拍手
- 会員
- 普段どんな稽古をしているのですか?
- 福島
- 地道なトレーニングをしています。芝居・歌・ダンスがスムーズに一体化しないと作品にならないのです。日々のトレーニングは欠かせません。年を重ねるともっと大変なので、終わってからのストレッチなども大事です。
- 会員
- 私は、ミュージカルは初めてでした。テレビとかで見ていましたが、こんなに迫力があり、面白いミュージカルは初めてです。はじめの音楽で驚かされたり、細かな配慮に驚きました。観始めて3年になりますが、今日の芝居が一番印象に残って、よかったです。・・・(会場から拍手)
始めの音楽で体が動いて、迫力があってもう一度観たいと思いました。…拍手
久美さん若いですね…。舞台の上では高校生のように若々しく感じました。楽しく見せていただきました。ありがとうございました。- 会員
- このミュージカルは、今まで観た中で最高でした。「夢があるから!」に一緒に参加できたようです。心に残る体験は大切です。最高でした。最後のフレーズが大好きです。心に残ります。
- 会員
- 孫を連れてきました。以前鬼の芝居を見た時、怖い夢を見たと言いました。朱里江さんの顔を見てちょっと怖いかなと思ったのですが、ここで見ると、えくぼがかわいい。(笑)
明日の朝、孫がどんな夢をみるのかが、楽しみです。- 司会
- いろいろな感想をいただきました。今日の舞台はみなさんの心に残るものだと思いました。またこの作品は劇団の皆様にとっても、ご自身の人生に重なることや、これからの、役者としての夢につながることがあるのではないかと思います。そのあたりのこと、何かあればお一人づつお願いできますか?
- 田代
- 舞台の醍醐味は、舞台と観客が接することで生まれます。役者30年たちますが、これからも拍手をいただける役者でいたいものです。
- 佐藤
- アメリカと日本に虹の架け橋をかける。私が演じたスザンヌはまさにそれを願った人でした。もっと多くの人に観ていただき、より多くの人の心に、虹の架け橋がかかることを信じてやりたいと思います。
- 西田
- 客席に人が入らない舞台稽古では、はどんなに良くできても、完成度が50%にまでいきません。(今日もダメだしがいっぱいありました)でも、今日は100%を越える奇蹟が起こりました。今日は客席の勝ち!という感じです。精一杯の拍手、笑って、愛情一杯の拍手を頂ました。‘99年榊さんが見てくださり、7年間かけて例会にあげてくださったこと、本当に心から感謝します。
また、スイセイが観たいと言ってもらえるよう、頑張り続けたいと思います。- 福島
- 私の小学生の頃からの夢が舞台女優。久美と同化して、久美のように輝き続けたい、頑張り続けたいと思います。
- 吉田
- スタッフとして振り付けもやらせて頂いています。会員の方の意見を参考にすることもあります。日々少しでも良いものに成長させ続けたいと思っています。
- 相原
- 舞台女優は小学生の頃からの夢でした。今日も、ダメ出しがたくさんあるようですが、皆さんと一緒に素敵な舞台を創っていきたいと思います。
- 司会
- 劇団と一緒になって創っているんだな、というのを肌で感じた作品でした。これからも会員をたくさん増やして、遠くない将来にまたスイセイミュージカルの作品をお迎えできることを願いたいと思います。
時間オーバーでしたが、皆さん本当にありがとうございました。もう一度拍手でお礼したいと思います。・・・拍手- 会員
- 「また、観たい!」
- 同時に大きな拍手が再度起こりました。
E-mailでのお問い合わせは 鳴門市民劇場ホームページ nrt-geki@mc.pikara.ne.jp まで。