ホーム > これまでの例会 > 見下ろしてごらん、夜の町を。 > ロビー交流会

「見下ろしてごらん、夜の町を。」ロビー交流会

2009年1月21日(水)
市民劇場会員

舞台をおえた直後に、佐藤B作さん、中島淳彦さん、そして佐渡稔さんが出てこられ、しばらくして、たかはし等さん、あめくみちこさん、山本ふじこさんがでてこられました。(以下敬称略)

司会
舞台のお疲れも残る中、ありがとうございます。
早速ですがお一人ずつお言葉をいただけますか?
ヨットマンの佐渡さん、B作さん、この演劇の作家で劇中の店長役の中島さんの簡単な自己紹介に続き、お三方の自己紹介です。
たかはし
警察官をやってましたが、今日僕は、「唯一」楽器を弾かない出演者だったんですよ〜。気づかれてましたか? また今日初めてあの「コップが口からはずれない」ギャグをしました。今日のお客さんは初めて見られる方々で、よかったですねえ。
あめく
劇中ではじめて歌ったんですが、歌はいいですね。歌は人の心を動かせるんだと感じられました。東京に帰るときにはもっと上手になっているかも。
山本
ヨットマンの妻でした。高校時代、30年くらい前に(B作さんらから「10年前じゃないの?」とツッコミ:笑)、ギターを弾いてたことがあるんですが、今回それを思い出しながら楽しみました。
歌うことは体に良いと思うので、皆さんもどうですか。
会員
歌がたくさんの楽しい芝居でしたが、この劇で役者さんとして楽しまれたところは?
佐渡
ギターの練習をものすごく久しぶりに……。
劇団創設以来の音楽劇で、ウクレレを担当してくれと言われましたが、今まで一度も触ったことが無かったのですが、必死になって練習し、ドキドキ、楽しくやらせてもらいました。
B作
東京ヴォードヴィルショー初の音楽劇でした。歌は本当にたいへんだったんですが、だんだん楽しくなりました。実の夫婦が夫婦役で、最後にはラブソングを歌ったり、なんだか照れくさいところもありましたけど。
佐藤B作
中島
僕は作家で、役者ではないんですけど、B作さんに頼まれて出演してしまうことになりました。脚本ができてから本番まで、皆さんが楽しく音楽をやっていた。皆さん一つになって笑顔になっているのがわかりました。
中島淳彦
司会
みなさん歌が楽しかったというご感想なんですけど、これを機会に東京ヴォードヴィルショーがミュージカル劇団になるってことはないですか?
全員
ないない!(笑)
会員
B作さんは昨年胃の手術をされて心配していました。もう大丈夫なんでしょうか。
B作
胃がんで胃を2/3くらい切りました。胃がんっていってもねえ、何も自覚症状はなくて食欲もあったし酒も飲めていたし、びっくりしました。さすがに手術のあとは7 kgくらい体重が減ったんですが。みなさん、私と同年輩の方々多いと思いますが、「定期健診」は大事ですよ〜、本当に。「定期健診」を是非お勧めします!(会場、安堵とともに笑)
司会
なんだか観劇後の交流会とは思えないようなありがたいアドバイスをきかせていただくことができて、ありがとうございます!治られて本当によかったです。
会員
B作さんが、病から立ち直られ、今日の舞台の姿を見せていただいて本当に感激しました(涙ぐみ)。心配していました。本当によかったですし、たくさん勇気と元気をもらって泣きそうになりました。
会員
中年なんですが新婚1年目です。B作さん・あめくさんご夫妻に夫婦円満の秘訣を教えていただきたいです。
B作
いえいえ、こちらが教えていただきたいくらいで。しょっちゅう「出て行け」と言っているんですが、いつのまにかまた帰ってきたりしていて。
あめく
あめくみちこ
そうなんですよね〜。結局ほかに行くところがないからでしょうか。仕方なく戻ってしまってます(笑)。
司会
この作品は音楽も特徴でしたがテーマは「男の夢」ということだったように思います。それぞれ、男性にはご自分の夢とそれを実現したいかどうか(すでにされているかもしれませんが)、女性にはパートナーが「(でかすぎる)夢をかなえたいと言い出したときにどうするか」を聞かせていただけませんか?
山本
う〜ん、第一「伴侶」がおりませんのでねえ。想像がつきませんけど。
山本ふじこ
あめく
そうですねえ。劇中では順子は最後に許しましたが、私は「絶対に!」許しません(笑)。あんな高いギターなんて。B作さんがライブハウスとか…なんてことになったら絶対に借金かかえてたいへんなことになりますから(笑)、そんなこと絶対にダメです。
でも歌の力はすごいですね。この劇中の曲はすべて中島さんが作詞・作曲をされています(会場内、驚きの声)。
中島
子供の頃3つの夢がありました。「コックさん」、「漫画家」そして「劇の仕事」です。若い頃、実は数年間料理人もやっていて、調理師免許も持っているくらいで、1番目の夢はなんとかちょっと果たし、劇の仕事は今かなっています。漫画家だけはなってないんですが、ちょっとしたイラストなどを描く仕事はしましたので、これも近いことはできてますかね。
ギターは自分のです。私の奥さんは少しは許してくれているんですね。
佐渡
小学生の頃は野球選手、でも佐渡ヶ島の田舎でどうやったらなれるかわからなかった。その後アシが早かったので陸上をやり、末はオリンピックが夢で。国体選手にまではなったんですが、大学に落ちまして挫折。東京に出て演劇を薦められ役者になってしまいました。でも今も陸上なんかの夢はあって、マスターズっていうんですか、僕ももう還暦なので、あんなのを目指そうかな、なんて思います。
佐渡稔
B作
大学に入るまでは商社マンですかね。でも体を壊して。
早稲田に入って演劇部に。そこがすごく本格的、厳しいところで「授業に出たら怒られる」みたいな(笑)。そのときからこの世界に入るようになりましたね。軽演劇(ヴォードヴィル)をやりたくて中退したんですがどこの劇団も雇ってくれなかったので、佐渡らと劇団を立ち上げて現在に至っています。
今の夢はプロゴルファーですかねえ、マスターズなんかでどうだろうかと思ってますよ。でも僕のスコアを知る人はやめとけといいますが(笑)(あめくさんが顔をしかめて「ダメダメ」のサイン)。
たかはし
ちょっと質問とははずれますが、この仕事をしていて全国を回るでしょう。それがすごくいいと思っています。鳴門はJRの線路が終わる、その先がないところで、初めて来たときから哀愁を感じてました。あと函館とか、そういう終着駅っぽいところ、好きですよ。(突然歌いだす)♪♪(大拍手)
たかはし等
司会
すばらしいコメントと歌で締めくくっていただくことができました。ありがとうございます。こんな果ての田舎の地ですが、こんなところにも素敵なお芝居を持ってやってきてくださることに感謝しています。また次にお会いできることも楽しみにしています!
本日はお疲れのところどうもありがとうございました。
市民劇場会員

E-mailでのお問い合わせは        鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
まで。