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女たちのジハード

劇団朋友

鳴門市民劇場2014年9月26日例会 感想集

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鳴門例会カーテンコール

今回は最高でした。
  タイトルから、もともとこのような展開は予想していたのですが、それ以上によかったです。
  しかも内容には現代のいろんな問題(農業、途上国、女性へのパワハラ)が織り込まれそれらが非常にテンポよく展開されました。
  演じるシーンは1か所だけかと思っていたのですが、少ない道具で10か所以上もの設定をつくり、また全般に声も大きく、よく聞こえました。おかげでゆっくりと目を閉じる間がありませんでした。
  100点満点で120点くらいですね。
  年に1〜2度 はこういうのが必須と思います。

これといった目標もなく働いていた5人の女性がある事をきっかけに目覚め、精神的な努力をして、新たな道へと踏み出していく姿を見て、とても楽しく元気をもらいました。

女性の自立は社会を変える第一歩ですね。
  女優の皆様の元気な演技に励まされました。
  私の現在の仕事も経営者にとって都合のよい時だけの仕事だろうと思います。代わりは「なんぼでもいる」です。
  人生に無駄はないと頑張ります。

劇団朋友の皆さん大変楽しくもあり、悲しくもあり、また夢のあるお芝居を公演して頂きありがとうございます。
  今回のお芝居は物語が進むにつれて、ぐんぐんと引き込まれていく私でした。(多分私だけではないと思いますが!)そして、民間の企業の中で培われた私の世界とは少しちがう女性の世界の物語でした。
  更衣室の中での会話が飾り気のない言葉で喋られていて、よりリアルな女性のフリーな時間を再現していると思います。登場する女性達。彼女達の自立の為のジハード。翻訳業・共働き(結婚)・保険会社のマネジャー・そして自営業等が自分で決めた道。トマト栽培の農夫と保険会社の従業員。彼等の将来を予想できるわくわくする展開。「恋も、仕事も成就して!」と思わず言いたくなります。
  また、次の公演も是非鳴門でお願いしたいと、私は強く思っています。

「人生に無駄はない」色々考えさせられる言葉でした。

とても面白かったです。
  迫力あったり、コメディタッチであったり。
  最初から最後まで楽しめました。

コスモス五人の感想として、母、今回は面白かった。
  叔母夫婦、良かった面白かった。 残念なのは背景大道具が汚い。
  浜さん、見事やね、人が入って動いてるの。都会で電車で移動しているスピード感。良かった。
  確かに気に入ったマンション位キレイな部屋にしたら良いと思いながら見ましたが、トマトの鮮やかな赤を引き出すための演出だとわかると、生命力の赤!です
  真っ赤なTシャツ買いました。

更衣室がOLたちのたまり場となり、自分自身の仕事を見つけ、とびだした!

テンポもよく、ハッキリ声も聞こえてよく内容がわかりました。
  5人それぞれの目標を見付けて頑張っている姿にとても共感しました。
  すごく楽しかったです。

「女たちのジハード」、とても面白かったです。
  独身の私としましては、康子の気持ちとても良くわかると同時にそれぞれの女性の気持ちもとてもよくわかる、誰でもが持っている部分に重ねてみることができました。
  ただ、なぜ「年商一億!」というセリフで終わるのかがちょっと「?」でした。とても心優しく、たくましい康子の決めゼリフがお金なのかな?と。でも、他に何がふさわしいかなあと考えると、短くてインパクトのあるセリフだとこういうことになるのでしょうか。
  あと、生き生きした女性に成長すると誰もが会社を去っていく、その会社には自分の居場所がない、女性が活躍する場としては、あまり魅力がない男性主体の会社なのかなと思うと、会社勤めの自分は身につまされる思いでした。

何かを求めることは、たたかい続けるということ。
  やはり女性はたくましいと思った。

それぞれ5人の女性たちが前向きにそれぞれのやりたいことに取り組むのが良かった。

女性の賢さ、活動に感動!

久しぶりの分かりやすく楽しめた舞台でした。
  搬入作業を手伝った時に 大きなパネルがかなり多くあり、どんな舞台ができあがるのかと思ってたら、回転壁になってました。
  芝居の要所々々で壁ユニットが回転、八ヶ岳を望むトマト畑から一転フランス料理店など、舞台演出は見応えがありました。
  それに、珍しくロッカールームでの下着姿も楽しませてもらいました。
  OL達のジハードの内容は、いずれも理解できるもので、せりふはよく聞き取れ、分かりやすくて良いお芝居を楽しめました。

今日の例会は今の情勢をよくとらえています。安倍政権が集団自衛権発動、国家機密法を強行しているか、それは必ず日本国民は、許さない力をもっています。労働者を安倍政権は苛めているが、全国民が立ち上がればすぐ倒れてしまいます。資本主義から社会主義へと、必ず社会は変革してゆきます。演劇を通じて、国民が団結して安倍政権を打倒し、みんなが豊かな日本を目指して共にがんばりましょう。

5人の個性を充分に表現したコミカルな舞台でしたが、男優はよかったのですが、主人公(斎藤康子役)の声が聞き取りにくく(正面以外)とても残念でした。

テンポの速さ、内容もわかりやすく、おもしろかった。
  少し疲れ気味だったのですが時間が早く感じて終わったという印象です。舞台にくぎ付けでした。大変良かったです。
  若い人には良い刺激になったのではないでしょうか?

それぞれの女性の生き方と自分の生き方を重ね合わせ「今までの私の人生」を振り返ることができました。
  人生いろいろありますが、私なりに前を向いて楽しく生活をしていこうと思いました。
  「人生には無駄がない」という言葉が印象に残っています。

鳴門例会カーテンコール

普通にある人間関係が細かく表現されて、女性の色々な生き方、また現在によくある介護保険の話等よくわかりすごく良かったです。

今回は徳島文化センターで妻と一緒に観劇しました。
  ストーリーも心情も動きもよくわかりました。
  考え方のちがう5人が支え合い励まし合ってそれぞれに実りを得ていたのがよかったです。
  動かしていろいろに組み合わせて作り上げる舞台装置もグッドでした。

5女5様の生き方に、魅了された。
  改めて、女性の強さを確認する。
  どこへ行っても、生きていける。
  配役それぞれの志向がある。
  紗織が助言し、康子が選択したキーワード「差別化」が心に残る。
  観劇しながら、市民劇場の活性化を考えた。しかし、どの組織と競合するのか?競争するのか?そのなかで、差別化をどう捉えるのか?
  トマトの場合、安全・安心・地産地消・高級感… 康子が選択したのは「高級感」 
  私たちの顧客は、やはり会員であり、この地域と、そこに暮らす未会員だろう。 顧客の求めるものを提供する。気づかぬ場合は、本人が求めるものに気づいていただけるもの、情報やイベント、感動や元気なんだろう。舞台上の劇の進行と、頭の中での思考実験(試行錯誤)、それらが併行して進み、舞台では、それぞれのハッピーエンドを予感させて、終演。
  5女優への花束贈呈が男性会員のみというのも、配慮された計らいか。
  ロビー交流会でも、たくさんの感想が出て無事終了。
  翌日のスタッフ(もちろん、俳優もいて25名ほど)
  JR鳴門駅での見送りは、土曜日の午前10時。会員の参加が4人とは、ちと寂しい。とっても忙しい代表幹事と事務局長の参加が、不幸中の幸いか。もっとたくさんの会員(特に運営サークル)で、お見送りしたい。
  流石の鳴門市民劇場、ここまで配慮できると素晴らしい。
  「おもてなし」と「お接待」は、鳴門の「売り」ではなかったか?
  劇団朋友には、次回も、元気の出る、楽しい芝居をもって来鳴してほしい。
  そして、朋友ジョギング・クラブが、鳴門ウチノ海総合公園でジョギングする姿を見たいものだ。

5人の女性が、それぞれに前向きに生きる様を描いた舞台は面白く楽しかった。しかし、面白いだけで心に響いて来るようなものは何も無かった
  スピーディに変わる舞台セットが話の流れをテンポ良くしていた。

セリフがよく聞き取れた。
  声の大きさと話す速度が心地よかった。
  前向きなストーリーの展開で安心して最後まで楽しませてもらった。

今回は、鳴門でのロビー交流会に参加したあと、徳島の会場で観るという順序になりました。ロビー交流会で、何人かの役者さんが「自分自身とは違う人物の役になったとしても、どこかに自分と同じところもあると思って(信じて)そこを膨らませていくように役作りをする」というようなことをおっしゃっていたのが印象的だったのですが、実際にお芝居を観てみて、それに近い気持ちになりました。全くかけ離れた性格、考え、境遇、生き方をしている5人の女性。どの人もやや極端だとは思いましたが(そこは、フィクションの世界)、時間がたつにつれ、どの人の中にも“自分”がいる気がしてきました。地味といわれようが真面目に仕事を続けてきたことは一応誇りだし(康子さんのように)、でも続けるからには時には大きな仕事もして評価されたい(みどりさんのように)、一方で、今の仕事じゃなくもっと極めたいことが別にあるような気がするときもあり(紗織さんのように)、そういう意味でも全く違う世界の人(ネパールへ行くようなお医者さんとか!)と結婚して世界を広げるのもいいなと思ったこともあり(リサさんのように)、でも元々は普通に結婚して子育てをして暮らしていく(紀子さんのように)と自分の将来を予測してたこともあるような気も…。
  だから、5人が5人ともに2時間半の間に(ちょっと駆け足すぎましたが(笑))大きく成長してなんらかシアワセの光をみつけたエンディングでよかった。自分の一部に光がさしたような気がしました。でも彼女たちの「ジハード(聖戦)」は結局何に対するものだったんでしょう?そこのところを、役者さんや観た仲間たちと語ってみたかったですね。

どうもジハード(聖戦)というタイトルが米国の同時多発テロを彷彿させ、少々違和感がありました。それぞれの立場で社会(会社)で奮闘する5人のOL女性を生き生きと描いているところは、役者さんたちの演技力もあり楽しくみさせてもらいました。ただ、自分が女性で、もう少し年齢が若いともっと楽しめたかなとも感じました。

女性同士、こんなに互いの内面に入り込む話をするんだなあと思い、男はそこまで踏み込んで話さないなと感じた。
  自立に向かってそれぞれが夢をもって生きていく姿がすがすがしくさわやかだった。
  途中ケイタイの音が鳴り止まず腹立たしかった。マナーを身に付けてほしい。操作方法を知らない人はきちんと教わってから参加すべきだ

わかりやすくて面白かったです。

難しすぎず、登場人物の成長がテンポよく描かれていき、たいへんよかったです。

今回の劇は、10年近く前の作品の舞台化ということで、女性達の生き方がもっと古い(バブル期を感じさせる)ものになるのかと思ったのですが、コメディタッチで誇張して描かれるキャラクター達は、時代は少し変わっても普遍的なキャラクターであったと思います。
  それぞれの女性達が、将来設計や結婚に悩みながら、自分の当初思った道とは違う道をつかみ取ったり、何が大切かを考えて生きはじめる。
  サッチャーみどりは自分にとって何が幸せかが始めから分かって行動していた人物ですが、それでも自分の力だけでなく家族がそれぞれ自立してサポートしあうという、今の時代もなかなか「当たり前」にはなっていない生活をつかみとることができ、本当によかったです。
  また、別の意味で価値観がぶれずに生きていたのが紀子ですね。一番か弱そうで、誰かが守ってあげないといけないと思うが故に、その場その場での立ち位置をいつの間にかつかみ取る。「幸せな家族」を得るために行動するしたたかなキャラクターとして、ときにあっけにとられながらも楽しく見ることができました。
  また、康子さんは、立ち居振る舞いはキレイながらも地味な女性として描かれていたのが、自分の居場所を見つけてからはどんどん後輩からも頼られる存在となり、見ていてその輝きが嬉しかったです。
  このように、幸せの形が一つではなく、様々な形で示されたのも面白く見れたところでした。
  また、舞台装置がシンプルなだけに、回想や場面転換などが自由自在で(それでいて、基本のセットはロッカーで、そこでのおしゃべりが重要になるというのがいいですね)、テンポよく見ることができました。

大変よかったです。
  生着替えシーン、良かったですね。もうおじいさんですが、いつ観てもいいですね。最初どきどきさせてあっというまに女性のワールドに引き込まれていきました。
  ロッカー室は女性の心のオアシスであり戦いの陣のような気がしました。
  ロッカーから始まりロッカーで終わるそのような舞台ドラマのような気がしました。
  女性の力強さを本当に感じた舞台でした。
  ありがとうございました、前回の作品は男性気持ち 今回は女性の気持ちを表現していましたね。

夫婦共々、「大変よかった」です。
  劇に引き込まれてしまい、人生をやる気にさせられました。
  観劇時間があっという間に終わった感じです

同じ損保会社に勤めている個性豊かな5人の女性たち、生まれ、育ち環境の相違で考え方や価値観が全く異なる。
  ただ一つの共通点は、どんな苦境に立たされても、おたがいがおもいやり助け合って堂々と人生を歩んでいること、そして人間味溢れる優しさを持ち合わせていることである。
  男性優位の社会の中でさまざまな迷い、挫折をのりこえて。おたがいが励まし、協力しあって、各々が最適な生き方を見い出し自立していく姿には共感を覚える。
  5つの物語を同時に見ているようで、あっという間に終わってしまった。コミカルに描写された「ドラマ」シンプルでスマート、スピーディな展開。5人の女性の生き方に“なるほど”と納得させられる場面やしたくない場面など…一人ひとりが存在感を誇示し、女性のパワーが溢れていた。観終えて何ともいえないほど爽快な気分になった。
  現状に不満や迷いをお持ちの方(男女を問わず)、今からでも遅くないはず、一度立ち止まり、じっくり全てをみつめなおしてはいかがでしょうか?今まで気付かなかった“新しい何か”が見つかるかも?そして、これからの人生をより一層価値あるものに!

女たちのジハード」って、どんなジハードなんだろうかと思いながら、劇場に足を向けましたが、観終わったら、あーそういうジハードだったのね、という心地よい納得感と満足感に満たされながら帰路につきました。
  いろんなタイプの女性たちが、それぞれ自分の生き方を探して、挫折しそうになりながらも前を向いて進んでいく姿には、エールを送りたくなりましたし、共感できる部分もありましたし、また元気ももらえた気がしました。
  また、今回に限ったことではありませんが、舞台劇というのは、少ない舞台装置を上手に利用して、いろんな状況を表現しているのには、感心させられます。
  今回も特に女子ロッカーの場面から、過去の状況(記憶)へ飛んだり、別の場面へ飛んだりする舞台転換(場面転換)が、うまく考えられているなと思いました。
  また、俳優さんたちの演技力もよかったように思います(上から目線でしょうか(笑))

女性たちの揺れ動く心や、いろいろな出来事を乗り越えて強くたくましく生きていく姿がおもしろく爽快感がありました。更衣室のシーンで、みなさんが着替えるところではドキッとしましたが、そのことにより女性が本音で語り合う更衣室の様子がさらにリアルに感じられたと思います。最初の公演からだいぶ年月が経っているそうですが、全然古さや違和感は感じませんでした。

他サークルの協力もあって運営当番で10例会連続クリアで観劇できたことは大変嬉しかった。我がサークルも3名の新会員を迎えてのことだったので、ことさら気持よく例会を楽しめた。台本・単行本を読んだこと、お出迎え、夜の交流会、搬入、搬出、ロビー交流会、お見送りと運営当番の時はすべてこなすことを自分に課しているが楽しく行動できた。「クリア」っていいなあが実感!!
  5人の女性のそれぞれの生き方人生がわかりやすく描かれ、共感する部分もあり、役者さんも力演・好演されていると思った。

損保会社に勤める普通の女性五人のドラマであるが、それぞれが持つ悩みや夢に個性的に立ち向かっていくところがうまくまとめられていて、よかったです。
  挫折、決断、挑戦等は、だれもが生きていく中でくり返していることであり、そうした私たちの日常への応援歌でもあったように思います。

鳴門で観ることができなくて、徳島で観させていただきましたが、面白かったです。原文を読んでみたくなりました。
  そういえばこんな時代もあったなあ…と懐かしくもおかしく面白く見させて頂きましたが、行動を起こすことで変化していく人間性も興味深かったです。勇気を持って一歩を踏み出すことにより、人生はいかようにも支えられる。そんな気にさせてくれた劇でした。

観終わってまず思ったことは、“女性の、女性による女性のための独立戦争”という言葉でした。
  受け身で、流されつつも、負け組はイヤだという思考に囚われた女性陣が、攻めの姿勢に転じ、また、勝ち組・負け組という価値観から脱却していく様は、誤解を恐れず言えば、植民地の本国からの独立運動のようと思いました。
  “自分はどうするか”という新しいスタンスのもと、女性陣は各個行動し、独立運動を繰り広げて生きます。ですが、その前途は明るいばかりではありません。苦難の影が常にチラついています。
  “トマトピュレは軌道に乗るのか”“チベットで生きていけるのか”、“今度の結婚も辛い(ツラいと書いてカラいと読みます。カレーなだけに)ことにならないのか”…
  これら苦難の影が、結局最後まで付きまといます。
  普通なら“結婚しました。活躍しました。めでたし、めでたし”いう安易な結末に落ち着くのでしょうが、そうはなりませんでした。
  エンディングのシーンで、愛する男性(もしくは乗り物?)と個人として独立した対等な立場で、色々不安もあるけれど生きていこうとする女性陣の姿はとても輝いていました。
  また、何十年か後、女性の生き方が今とまったく異なる頃に再演したら、その時代の人はこの劇をどう感じるか、我々が時代劇を観て“こりゃヒドい時代だな(笑)”と思うような感じなのか、興味深いなぁと想像したりもしています。

場面がよく変わるので、少しバタバタした展開というか演出が落ち着かない感じはあったけれど、スピード感があってよかった。
  内容も今だ色あせず新しい内容で女性たちが互いに競わず、自らのらしさのために自分を奮い立たせるところが最も良かった。
  そのためにお互いを支え合う所も。
  重要な場面で、長い時間携帯電話が鳴り続いたのは本当に迷惑でいただけない。当事者は反省して欲しい。  

コミカルに進行して内容も大変面白かった。
  また皆様の声のすばらしさにはうっとりしました。

鳴門例会カーテンコール
鳴門例会カーテンコール写真は劇団の許可を得て鳴門市民劇場Webページ作成委員が撮影しています。

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