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OH!マイママ

劇団NLT

鳴門市民劇場2014年11月27日例会 感想集

例会の紹介はこちら

※※ネタバレあります!!まだ観劇していない人は読まないことを推奨※※

鳴門例会カーテンコール

思わず声を出して笑ってしまいました。
  楽しい舞台をありがとうございました。

大変よく、面白かったです。
  ストーリーもよく、沢山笑い、最後まで楽しみました。

とても面白かったです!

大変楽しかったです。
  予想していたことは、かなり早い段階で出てしまい、その後色々なハプニングはあった。最も予想外だったのは、息子が真実を知らずに、でも皆んながハッピーで終わったことでした。

席詰めで運良く中ほどまで水平移動でき、良い席で観られた。
  それにしても驚きの連続だった。母親が性転換で男になっただけでも驚きなのに、メイドまで男から女に性転換していたなんて。しかも、真実を知らないまま勝手に勘違いして思い込んでいるという状況が笑えたが、これで良かったと思った。

フランス流“お笑い”とでもいうのだろうか。ただ、ただ面白かった。性転換した男性にしては、あまりに女らしさがなく違和感を覚えたが、それがかえって明るい笑いにしていたのかもしれない、と思った。

バックグラウンドミュージックは懐かしい映画音楽が流れ、ベランダには大きな月、暖炉には火の赤い灯り、前の方の席だったのでまばたきや表情もよく見え、楽しいおしゃれな洋物喜劇でした。

単なるドタバタコメディーではない人情味を感じた。
  最後のオチは意外でした。

コミカルでストーリーも面白いので、時間がたつのが早く感じられました。バックの曲も懐かしい曲で良かったです。

弓澤さんの講演会で本人に会って、気さくな人柄がすごく良かったのと、舞台の上の顔がすごく真面目で、先輩の人の芝居のうまさ、笑いの中に入っていきました。最後まで笑っていました。分かりやすく、面白く、喜劇でもないのに笑って終わりました。
  とても楽しかったです。肩のこらない芝居がまた観たいですね。
  劇団の人からの、運営サークルを励ましてくれた言葉、とても嬉しく思いました。

思いがけない展開の連続で、テンポもよく、終始引き付けられる、実に面白い舞台だった。洋モノの喜劇に付いていけるかな、という心配もどこえやら、十分満足した作品だった。そして、深い芝居でもあった。性同一性障害という最近になってやっと理解されだした問題についても考えさせられた。
  人が人として自己表現していくことの大切さ、むずかしさ、そして親としての情は、どんな姿になっても心の奥にあって、家族とは何かと考えさせられた。
  また、5人ともすばらしい演技で、上質なコメディーというのは、こんなにアンサンブルが良いものなのかと思った。

とても面白かったです。知らないうちに、劇に引き込まれて笑っていました。今年最後の例会が「OH! マイママ」で本当に良かったです。大満足です。

「OH!マイママ」を、難しくなりがちな「性の問題」を、ヴールヴァール(フランス風俗喜劇)路線を主とした海外の上質なコメディーを上演している劇団NLTの、今回5人の俳優さんのしゃれた演技力で面白く可笑しく観させてもらった。
  また、一つの舞台の中に長時間の台詞まわし、よく通る声にも感心しました。ストーリー最後のマチルドの作り話(OH!マイパパ)2人と留学生メイドの軽妙な落には気づかず笑いを誘われました。
  いつもながら、演技者はもちろん舞台装置等々のスタッフの皆様に感謝です。

予想もしない展開が続々出てきて、とても面白かったです。
  お母さんだということは秘密のままでしたが、ハッピーエンドで良かったと思いました。

近年、まだまだ世間に認められていない性転換を題材にされたお話。大変面白おかしく表現されて、時間を忘れ夢中になりました。
  また、美青年、弓澤公望様に再会!美声に引かれながら身近に感じました。

弓澤公望さんの講演会に参加し、「OH!マイママ」を観劇しました。劇団員の方の思いが今まで以上に作品から伝わってきました。ストーリーが進むにつれ話の世界に引き込まれていくのを感じました。心が解放され素直に笑い楽しむことができました。ルイが誤解したまま終演となりましたが、すべて丸くおさまり、ほっとした気持ちも……。割り切れない人間関係の中で人は生きていくんだなと、わが身に置き換えて「OH!……」を思い返しています。 相関図

終わってみれば、お洒落な演劇だった。人間関係が入り組んだストーリー。こんな風に解釈した。(図)
  30年前に、性同一性の話題を芝居にして、笑ってしまうフランス人の凄さを知る。
  さまざまな場面で笑いが出る。会場も笑いに包まれる。あの頃は、ABBAやクリムトが流行っていたんだ。どれだけあの頃のパリの時代風俗を反映させているかも興味深い。
  窓越しのスーパームーンが、この劇の本質を告げているよう……。
  「クリスマスは、家族が一緒に過ごす日だよ。そして、すべてが許され、癒される」そんなセリフが心に残る。女になったジャサントは、許されたのだろうか?  人々を魅了するでかいバラ窓を持ち、パリの街を睥睨するガーゴイルが棲むノートルダム寺院を思い出す。
  弓澤公望さんの講演会から始まったNLTデイズ。お迎え、道具搬入から、交流会、お通し、ゲネプロ、本番、そして道具搬出と早朝のお見送りまで……。終わってしまえば、軽妙な笑いの向こうに芝居が霞む。鳴門から始まった四国公演。善き旅と実り多き収穫を祈念したい。どうもありがとうございました。

役者さんの演技とセリフまわし、特に間のとりかたが実に絶妙でした。セリフのやり取りに微妙な「間」を入れて、筋道を意外な方向へ次々と展開していく、楽しませてもらいました。
  それにしても、行方不明の母親が男になって家族の前に現れる、メイドが息子や父と関係がある、しかも元男性である。いやはや、なんというハレンチな劇でしょうか。
  でも……、そんなことは何でもないように、巧みな筋立と役者さんの絶妙な演技で興味をかきたてられ、ぐいぐいひっぱられました。いやはや、やりますね! 

劇団NLTの皆さん、コミカルなお芝居を演じて頂き大変ありがとうございます。性転換した事での思いこみ、また現状より想像した誤解が、お芝居の中で笑い転げる程の滑稽さに繋がることを、誰しも思い浮かべることすらなかったでしょう。セリフもベテランの役者さんゆえに、よく通り、張のある声で私たちを魅了しました。インタビューの時に木村有里先生が話された言葉が印象的です。「私たちの実際の環境は、人それぞれに煩わしいこと・悲しいこと・心配なこと・うれしいこと等たくさん抱えています。このお芝居を見る時だけでも、他のことは忘れて、大きな声で笑ってもらえればうれしい」これが全てと思います。お見送り時の加納健次先生は「皆さん(特に男性)の笑い声が聞こえるとうれしくなります」と。この後、お会いできる日を楽しみにしたいと思います。

鳴門例会カーテンコール

舞台装置も素晴らしく、フランスにいるようでした。また、内容もユニークでとても集中して観ることができました。
  今回は都合で「あわぎんホール」で観させていただいたのですが、夕方の徳島市は混雑し、往復に時間がかかった上に、駐車場代も必要なので、無料の鳴門市文化会館はとても有難いと思いました。
  いろいろな面で「鳴門市民劇場」は最高です。  

思わず笑いがおきる楽しいお芝居でした。木村有里さんのせりふ回しも発声がよく、聞こえてよかったです。全員の会話がよく通って聞きやすかったし、よかったです。多様性を受け入れる豊かで成熟した社会についても少し考えさせられました。

今回は徳島で観ました。会場が狭いからではないと思うのですが、出演者全員、台詞が大変よく聞こえました。特に「木村有里」さんが素晴らしかった。
  ベテランに混じって若い「弓澤公望」君も存在感があり、講演会での雰囲気とは 全然違っていて、“さすが”だなと思いました。 久しぶりに楽しいお芝居見せて頂きました。

フランスの「ヴールヴァールコメディ」とか。役者は5名だが七転八倒の大騒動の展開を面白くも切なくも、上演時間があっという間にすぎた感じであった。弓澤公望さんの講演も聴いていたので例会より興味関心があって楽しめた。

今回の評価は辛口と言わざるを得ないです。大佐役が、もともと女性であれば、女性として男装して出て欲しかった。男性に性転換したならば 特に感じます。観客を騙さないで欲しい。
  主役の男性の語りがつまらない。娘役がミュージカル風に演出してくれば素晴らしいとおもいました。楽しい笑いより苦笑い……失笑かもしれない。取り留めのない話ですいません。私が今まで見た劇でワースト1でした。次回に期待したいと思います。

非常に良い芝居でした。
  原作のおかげもあるのでしょうが、役者さんの立ち回りがとても上手だったこともあり、飽きの来ない展開で時間がたつのも忘れるほどでした。また、おもしろさだけでなく、結構深いところをテーマにしているのも特徴でした。舞台の時代背景として重い話ですが、そうは感じさせないようにうまく表現しておりますが、登場人物それぞれの人生でまた芝居が作れるのだろうなあと考えておりました。 

全く予想しなかった話の展開、軽妙な言葉のやり取り、コメディとはこういうおもしろさなのかと、舞台演劇の醍醐味を味わったような気がしました。
  最初の方の場面(メイドさんが部屋のお掃除をしていた)で、ミュージカル「マンマ・ミーア」に出てくる曲(ABBAの曲らしいですが)が流れていたのでアレッと思ったのですが、後からよくよく考えてみると、話の最後が少し「マンマ・ミーア」に似ているところがあると思いました。(念のために言いますが、「マンマ・ミーア」では性転換はありません。)
  最初に流れた「マンマ・ミーア」の曲は、話の最後を予言させる演出だったのではないかと勝手に解釈して、なかなか粋な演出であると感心したり、それをリンクして思いついたことにもワクワクして、1粒で2度おいしい気分満喫できました。

クリムトの接吻 じわっと効果が有りましたよね。豪華な舞台のセットに、ひっそり佇んでいたのに、感動しました。勿論役者さんの引き込んで行く力にも。
  きっと台本、演出がいいのでしょうね。      

こんなに笑いどおしだった劇も珍しい。
  私にとっては、今まで例会作品として観た“コメディ”のベストスリーに入ります。でも、よく考えると、登場人物のみなさまにとっては決して「面白おかしい」状況ではなかった。むしろ、深刻だったり苦しかったり…。
  そもそも「喜劇」って、人間にとっては「悲劇」と紙一重、表裏一体なのかな。必死に生きているひとを描くと喜劇になるってことがあるんじゃないかと思いました。今回はそういったことを、役者の皆様が実に見事な演技力で、でもさらりと演じられていて、私にとっては、とても心地よい笑いにあふれた作品になりました。
  そしてまた、そんな風に“笑いどおし”だったのに、観終わったあとには何かあったかいものが心の中に残っていた。これは最後に“家族”の大事さが描かれていたからかなと思いました。誰と誰が血が繋がっていて、誰が「お父さん」で誰が「お母さん」で…そういったことはもう(ここは、ありえないほどに)グチャグチャになっちゃいましたが(笑)小さい頃から「母親を知らない、知りたい」とずーっと思い悩んできたルイが「3人もの」お父さん・お母さんに囲まれて家族の愛情を実感するラストに(ありえないけど(笑))心温まるものを感じたのです。
  でもそういう流れながらも最後にまたポンっと意外な笑いを作ってくれたことで「やっぱりコメディ」という仕上がりになっていて爽快でした!  とても素敵なお芝居だったと思います。     

くすくす笑いの多い楽しい劇でした。  

劇に先立って開催された弓澤公望さんの講演が素晴らしかった。一部劇の内容にも触れていたが、自分の生い立ち、市民劇場との関わりの話がどれも軽妙な笑いがあり、本当に楽しかった。さて、劇の方はと言えば、ありえない設定(最近ではあり得ることなのかもしれない)ではあるが、真実を隠そうとする親、真実を知ろうとする子、そこでの微妙な勘違いが面白かった。誤解したままでも皆が幸せならば、そんなHappy Endもありかなと思った。

お父さん役の人が、味があって面白かった。       

鳴門例会カーテンコール
鳴門例会カーテンコール写真は劇団の許可を得て鳴門市民劇場Webページ作成委員が撮影しています。

E-mailでのお問い合わせは、         鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
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