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八百屋のお告げ

劇団青年座公演

鳴門市民劇場2016年9月16日例会 感想集

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鳴門例会カーテンコール

元気なのに、知らない人から突然「あなたは○月○日に死にます」と言われたら、どうするだろう。はなから信じず無視するか、でも小心者なので迷惑な話だとは思いながらも、その日は事故に合わないように外出を避けたりするかもしれない。
  劇中の八百屋のお告げはかなりの確率で当たるという。ペットなら100%の確率らしい。そうなるとまんざら出まかせではないようだ。八百屋は生鮮野菜を扱っているので、生き物の精気に敏感で、人の精気を感じる力も強く、生命力が弱いと感じた人にはついつい「あなたは死にますよ」と言ってしまう。ホント、余計なお世話だ。でも、本当に迷惑なお告げだったのかなと考えてみた。
  動物には伝えられないので死んでしまうが、人は言葉を理解できるし、腹立たしいと思いながらも何らかの対応ができる。松金よね子演じる多佳子は2人の親友(悪友?)に打ち明け、励まされる中で元気になり、その結果、生命力を取り戻していく。
  はた迷惑な八百屋のお告げ、実はいいことをしていたのだと納得した。

観ていてだんだん2年半前の「片づけたい女たち」のことが脳裏によぎってきて…なんだかあの作品の“後編”なのかな、と思うような変な気分になりました。それだけ、松金さん、田岡さん、岡本さんには“はまり役”な役柄だったですね。あうんの呼吸の「親友同士」のかけあいが“地”でいっているとしか思えないような痛快さ。等身大で、私たちの日常が映し出されているように思う場面や台詞にはクスクス笑いや大笑いがいっぱい(「片づけたい女たち」のときにも同じ感想を書いていて笑ってしまいましたが)。ほんとに楽しかったです。
  事前に読んだあらすじではオチは全く分からずに(それでよかったですが)どんな展開になるんだろと楽しみにしていました。まさか真面目に暗い結末は予想していませんでしたが、なるほどね!「八百屋さん」結果的には“いいこと”をしたのかもしれません。三人の中ではやっぱり今回も松金さん演じる役に近いかな、と思う自分であって、人生に特に後悔はないものの「なんにも残ってないな」「なにも、していないな」と近頃はよく思ってしまうので「生きているだけで…」と言う、不遇なセールスマンの言葉は、月並みではあってもなんだか、沁みました。それから「ネガティブは気分だけどポジティブは意志」というような言葉も、結構、沁みました。
  グループ る・ばる、ファンになりつつあります。

すごく面白く、惹きつけられ、いっぱい楽しみました。
  さすがに息の合った三人娘、いろんな世相も盛り込んで、おかしく、切なく、最後はまたみなさん手拍子で、とても良かったです。

全体にまずまずだったと思います。前例会の作品に比べたらパンチ不足かなと感じました。
  3人とも人気女優ですので、そこに救われていたと思います。舞台のセットですが、同じセットでは退屈します。前半と後半に変化をつけたらよかったのですが。ちょっと残念でした。一番びっくりしたのは、せりふの長さです。本当に記憶力がいいですね。何回も練習を繰り返ししているのでしょうね。新人の俳優さんには真似できないと思いました。次回パンチの効いた舞台がみたいですね。
  最後のコーラスで元気と笑いを頂きました。

台詞回しと演技が自然で素晴らしかったです。

よかったです。3人の女優さん楽しいお芝居で、毎回元気をもらえます。ロビー交流会帰っちゃう人も多いけど、もったいないです。

楽しいお芝居をありがとうございました。最初から女性3人の会話に引きずり込まれました。テンポも速く、これからの展開を期待させるものでした。「実は、八百屋さんに今夜12時にあなたは死ぬ」と言われた。核心を言った。これからが、楽しく・悲しくあり、物語に進む。青春時代を思い出すことで・人を好きになることで生きながらえると本人は希望を見出す。だが、最初に立ち返ると,何と迷惑な話だろうか。根拠もなく、理由もなくいきなりの死亡宣告。信じる、信じないは本人の勝手と思いながら、私の気持ちは割り切れない.「貴方ならどうする?」皆さんにお尋ねしたい。
  蛇足であるが、松金よねこさんの昔の恋人「新さん」は暴れん坊将軍「8代将軍:吉宗」に通じるのだろうか?

女友達と巻き込まれたような男性達の優しさとユーモアに心がほっこり癒されました。それと舞台と客席が手拍子などで一体になると、盛り上がるしとても心地よいものですね。また、機会があれば照れないで参加していきたいです。

日常生活をしていて、お告げの心配を友人達を巻き込みながらはらはら、ドキドキのストーリーでした。ヒロインの今後の人生が元気になる結末は、見ている人にも頑張れのエールをくれているみたいでした。

夜の12時になるにつれ最初は明るい雰囲気だったメンバーの心境が少しずつ変化し、深刻な雰囲気となっていく様伝わってきました。また、男爵とカッパちゃんのやりとりは観ていて楽しかったです

自分の事ですけど、年をとるたびに今年も元気で一年過ぎたなあと思いながら暮らしています。明日どうなるかと先は読めませんが、整理整頓はいつも考えています。今しかないと思う事は、実行しようと芝居観ながら、なお強く思いました!心配してくれる人は大切にと思います。又、おもしろい話を期待しています。

前回も見せて貰ったんですが、しゃべりのテンポの早さに、いつも感心しています。息ぴったりの三人に又おもしろい芝居を期待しています。

占いなんて信じないと思っていても、「あなたは今夜死ぬ」と言われたら考え込んでしまうだろうな、、、、お告げをされて困惑し悲嘆にくれる本人を思いやる親友たち、居合わせた男たちの温かい心遣いに共感し、泣き笑いの舞台であった。

9月例会は 担当であった。出迎えからお見送りまで、担当としての役目を果たすことが出来た。新会員も目標の2名を達成することが出来た。気持良い例会を迎えた。運営サークル活動も会員数22例会連続クリア、サークル数も16例会連続クリアと担当サークルと担当サークル以外のサークルが、協力一致連携して「連続」の鎖をつなぐという偉業をなしえたこと。これぞ市民劇場の力と和ではとうれしい限りだ。3人の女優さんは元気そのもの、舞台に活気があった。多佳子さんの運命の12時までに、真知子さんは披露宴、邦江さんはお通夜と人生の重要な儀式を経て、いよいよ多佳子さんの12時を迎える時の友人としての心配りが優しかった。限られた時間に生命が尽きるとしたら、本当に自分はどうするか演劇を通して考えさせられた。居合わせた男性の登場も、演劇への盛り上がりを加え、最後の全員の「フニクリ フニクラ」の歌と動きも良かった。

グループる・ばるの3人主婦達の舞台は いつも面白く、心から笑えた。現代生活の中で一番の宝物は何か?自立的考え方の熟年女性たちの歯に衣着せぬ本音トークの中で 人との繋がり、仕事家族、人生など、隣の人達への親しみ、あこがれを持ちながらまじめに考えることが出来た。
  主演三人以外の男性三人の演技にも味がよく出て、観た後の気持ちがよく、最後まで拍手を送った。

一番心に残ったのは、それまでのドタバタから一転して、セールスマンが過去を打ち明ける場面です。明るく人あたりよくふるまう彼には、辛い過去があり、それを乗り越えて生きてきた強さがある。唐突な感じはしたが、人間誰しも人に言えぬ苦しみをもって生きている。それを乗り越えて頑張って生きていく。一日一日を精一杯生きていく。その姿勢こそ尊いと感じさせてくれる場面でした。

鳴門例会カーテンコール

2014年の「片づけたい女たち」は、女性3人によるテンポの良い会話、演技に魅了させられましたが、今回はさらに男性3人が加わり、大変おもしろく鑑賞することが出来ました。  

「お告げ」なんて信じられない、ばかばかしいと心でわかっていても、ついついあせってしまう人間の行動が、とてもうまく表現されていて、素晴らしいと思いました。最初から最後まで笑い続けて、本当に楽しい観劇でした。「グループる・ばる」さんの公演、また見たいです。

とても楽しい舞台で、あっという間の2時間でした。声も、後ろまでよく通り、わかりやすかったです。元気をもらいました。

これまでの演劇では 睡魔に襲われることがあったのですが、今回は大変興味深く楽しく、時間が短く感じられ充実していました。テーマが同世代の身近なものだっただけに実に面白く見入ってしまいました。テンポの速さとコミカルな展開が気持ちよかったです。帰りの車中、仲間との会話が弾みました。

「もし、私にそんなお告げがあったら、どうするだろう?」否、お告げでなくても、病気のために、余命宣告をされて、時間が限られたら 何がしたいだろうか。それより何より何ができるだろうか、とそんなことを思いながら観劇しました。でも、多分何も出来ないままに、その日を迎えるだろうな、残された時間を計画的に使うなど、冷静にいられないのが現実でしょう。
  てんやわんやの面白い喜劇の中に一人一人の生き方を見極めるストーリーでした。私自身の人生を振り返りつつ、お芝居を楽しみました。観劇を通して、視野が広がったように思います。皆さんの熱意のこもった演技に元気をもらいました。あのすごい大道具の舞台が、一度きりで、解体されるのは、寂しい限りです。

感想はと言うと、一言で“おもしろかった”。前回の“片づけたい女たち”に続き、身近にありそうなことを舞台で表現というのは、自分が主役になった気分がした。やはり、私も多佳子さんと同じだなあーなんて思いながら、あっという間の2時間15分であった。「グループる・ばる」さんは又、観たいと思う。楽しみー!!

普段はあまり考えないで生活しているけれど、このお芝居を観て、改めて“死は、みんなにやってくる、私はいつか死ぬんだという事を実感しました”。これからも好きな事をいっぱいして、悔いのない様に、最後を迎えられたらいいのにと思いました。
  お芝居は、個性のある3人が、好き勝手にする会話がとても面白くて、いつも大笑いをしてしまいます。また男性3人も、みんないい人ばかりが登場して愉快でした。特に、セールスマンが本当に実生活でもセールスをしているかと思うくらい板について、私も思わず買いますと言いそうでした。
  声もよく通る、とてもいい声で、後ろの方にいた私にもよく聞こえました。とても楽しい時間でした。ありがとうございました。

「今日が最後」と思うことで、大切なこと、今しなければならないこと、逆にむだなこと、たくさんあると考えさせられました。くよくよ後悔している時間はもったいない、前を向いていなければ!と強く思いました。「る・ばる」の皆さまにパワーをいただきました。特に主婦の松金さんのチャーミングさ(近くで拝見しましたが、とても可愛らしかった!)、インタビューさせていただいた田岡さんの力強さ、美しさ、とても力になりました。

笑わせたり、しんみりさせたり、また笑わせたり。そんな喜劇でした。特に、自分の人生を各自が語る場面は、人はそれぞれに、いろんな人生を経験していることを改めて感じさせられました。また 命があと何日と言われたとき何をするかも考えさせられました。充実した2時間15分でした。

よく笑わせていただきました。そして死ななくて、ほっとしました。生まれてきた以上、必ず死にます。それがわかっているから、死ぬ時期がわからないから、のほほんと生活しているんですよね。自分に置き換えて考えてみて、もすぐには答えがでてきません。ゆっくり、じっくりと考えてみます。

ずっと笑いっぱなしで 非常に楽しい劇でした。いつもながらに 役者さんも上手で 今回はゲスト男性陣の個性も豊かでした。大好きな「る・ばる」さんです。

死を予告された時を目前に控えた多佳子に寄り添う親友の真知子と邦江に、たまたまの3人の男性も加わって、織りなされたドタバタが楽しい演劇でした。それぞれの大胆で強い個性の演技も楽しめました。限られた生の時間、やがて自分も直面するであろうその時には、いろいろな感情が、交錯して、きっと慌てたり、うろたえたりすることになるだろうなあ。そろそろ終末準備を、、、、そんなことをふっと考えたりしながらの観劇でした。

ほどほど健康な私は、日常の暮らしの中で それほど深刻に死を意識していません。しかし、生の期限が決められたときに、私はどのような生き方を考えるということも、このお芝居を通して実感しました。また、生きているということは、多くの人々のサポートがあってこそで、自分一人では成り立たないということも考えさせられました。友人はもちろん、自分の生活でかかわる様々な人たちを大切に、自分の人生を楽しみたいと考えました。ありがとうございました。

今回はあのリビングで一緒に12時を迎えているような臨場感があり、とても楽しかった。特に、5箱のテイッシュを外すリアルさには“ある、ある”と大きくうなずいた。もし私に八百屋のお告げがあったなら、どうするだろう?雨上がりの夜道を帰りながら考えた。が結論が出ないうちに家に着いてしまった。

日常の中にこそ幸せがある。繰り返される平凡な毎日に埋もれて忘れられている 、大切な何かに気づき、感じる。それまでと全く違って、人生が、ウキウキワクワクと彩られ、ストーリーが進むにつれて、加速していく登場人物達のはじけぶりに笑いが止まりませんでした。孤独と思いこんでいたら、思いもよらぬところ、形で、誰かとかかわっていたり、誰かの大きな支えになっていたり、心に染みるところも印象深かったです。自分もそうであったら嬉しいなと思います.「死」と「生」の重いテーマでありながら面白い舞台でした。

人は誰しも、死を宣告されたら、平気でいられるものではない。何日、何日かと不安と生き甲斐を失い、大変なことになる。このグループる・ばる「八百屋のお告げ」では 3人の女優に与えられた演技をそれぞれの立場で舞台を企画し、演じていこうとする芝居に感動しました。また、3人の男たちを巻き込んでの騒動となり、見せる演技も見応えのある劇であったと思います。

とても面白かったです。ラーメン談義!の時にはあまりのバカバカしさに爆笑でした。
  力いっぱいのバカバカしさ(失礼ですが)に引き込まれてしまいました。

会員5人の「もも」サークルですが、鳴門の会場に行ったのは私一人でした。一人も気を使わなくていいなと思いました。
  私の最後の一日? いえ今年で74歳。一日一日を大切に生きようと思っています。朝は6時までには起きよう。戦争の最後に生まれた者として二度と戦争はダメという気持ちを伝えるためにささやかでも行動しよう。6人家族のためにおいしく、安全な夕食を作って「ばあちゃんおいしかったよ」と言ってもらおう。我が家のネコ、犬、ニワトリと仲良くしよう。読み聞かせにでかけて、子どもたちと楽しもう。そしてそんな中で新会員をさそえたらと思っています。甘いでしょうか。

「友達っていいなぁ」私自身に何かあった時心配して支えてくれる友達はいるのだろうか・・?年をとると「あれもこれも片づけなくちゃ」とあせる気持ちと「いつ死ぬかわからない。あのことは全部残った人にまかせて、やりっぱなしでサッサとあの世に行けばいいんだ」と割り切る気持ちと朝おきてスリッパをはいたものの後ろに倒れてパジャマのままベッドの上で死んだ人がいる。2歳年下だった。朝おきて青い皿と明るい太陽を見られるだけで幸せだと感謝しなければ・・の気持ちはアリアリなのだがダラダラ一日が過ぎて行く。落ち込む、左ひざが悪く整形外科の先生に「悪性骨肉腫であと半年」と言われたことがある。24歳だった。取り乱すこともなく意外に落ちついていた。幸い他の病院で手術して今日にいたっているが、ある人に「あそこの娘も可哀想だったなあ」といったらしい。聞いた人がわが家へきてひとこと、「おまはん死んどる事になっとるでよ。」私って幽霊かも?

・人生の最後に何をしたいか誰に会いたいか、今まであまり考えた事なかったですが、回の舞台を見てとても考えさせられました。笑いあり、切なさありで良かったです。
  ・3人の女優さんたちの“さすが”の演技、男優さんたちのコミカルな演技も楽しくていろいろ考えさせられながらあっという間に時間が過ぎました。

観劇評価 8〜9点(10点満点で)、好評でした! 芝居自体は、小気味よいテンポで進む♪ 最後に、ホッとして、生きていく勇気をいただく。

重いテーマなのに失礼ですが、楽しく愉快な舞台でした。さすが“る・ばる”の舞台でした。さてさて余命〇日なんていわれたらどうすごすでしょうか。少しずつそういうことを考えておかねばと思う年齢に近づいていますが、4+まだまだと思う気持ちも心の片すみにあったりします。一日一日を大切に!

鳴門例会カーテンコール

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