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さくら色 オカンの嫁入り

エイコーン公演

鳴門市民劇場2017年1月26日例会 感想集

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オカンのその後が気がかりだけど、満開の桜の下で、みんなで笑っていられる“今”がすべてを救ってくれる気がしました。
 「ハチ」は犬のはずなのに、急に語りをつとめ、意外だったけど新鮮でした。結構、人間観察していたので・・・。

オカン役の熊谷真実さん 声がよく通って、セリフもよくわかった。捨て男のアツヒロさんは、動きはさすがにパワフルであったが、セリフがわかりにくく、残念でした。正司花江さんの大家さん役、劇全体をひきしめ、母娘を優しく見守る役にぴったり。一月例会から希望あふれる劇で楽しかった。

チャランポランな人間に見えても、人には言うに言えない苦しみや悲しい過去、つらい人生がある。それを受けとめてくれる人に出会い、支え合って生きていける。その人の真実の姿を知らないで即断はできない。共感、寛容、共生ということを教えられた。人(ものごと)を一面的に見てしまいがちな自分には、改めて、そんなことを考えさせられるいい芝居だった。そして、ホッコリとした。

1月例会に入ってくれた新会員さんに感想を聞くと、「いい芝居だった」と言ってくれたので、すごく喜んでいます。
 感動させてくれる涙ありの、笑いと役者さんのたちまわりがすごくよかったです。あっという間の二時間でした!久々に笑いました!

笑いあり、涙ありの演劇に感動しました!
 オカン役の熊谷さん、娘役の荘田さんの二人の言葉のやりとりが、愛情となって伝わってきました!犬役の溝口さんも、犬になりきっていたのがすごくかわいかったです!最後のサクラがはなやかで、きれかったのが花嫁衣装でした!印象に残る舞台だったと思います!

ストーリーが良く分かり面白かった。
 出演の俳優さんも、このくらいの人数でちょうど良い。会場後部の人は、果たして、はっきりと聞こえているのかと心配した。

よかったです。オカンかわいかったです。
 正司花江さんの漫才のようなセリフ癒されました。

どんな人でも“弱いところ”“触れられたくないところ”“思いだしたくもないこと”は抱えているけど、それを、一生抱え込むのではなくて、たまには爆発させてみる、そして他人も似たようなもんだということも知る、そうすることで、無理にではなく自然と苦しみは浄化されていくものだということを教えてくれた作品だったかなと思います。
 ふたをあければ、所詮弱い人間同士、家族であっても、たとえ血の繋がりはない他人であっても、弱いところも見せ合って、支え合っていけば強くなれる。そう思えて、ジンワリとした温かい感動がありました。

最前列で観劇したのは初めてだったので、緊張しました。
 俳優の皆さんの演技が素晴らしく、楽しんだし、最後は涙が出てきました。
 とても良かったです。

日常の生活の中で、どの家庭にもある出来事をユーモラスに演出されていて、配役の方々が観客と一体になって演技されていたのが良かったと思いました。

病を隠して明るく生きる。研二さんの作ったいっぱいのご馳走を 娘、サク婆、ハチと一緒に桜の花の下で開く。最高の幸せ、万歳。
 舞台が今も、目に浮かぶ。

母・娘の二人ぐらしの中へ、突然、母がつれてきた若い男、ちょっと現実にはあり得ない設定です。しかし、それぞれが自分を見失うことなく、前向きに生きているという、心あたたまる作品でした。

つらく苦しい過去を持つそれぞれが、優しさと愛情で歩み寄り、変容成長していく姿は、尊く、すばらしかったです。
 オカンの白無垢姿、本当に美しく、少し早いけど、これでハッピーエンドかな? と思ったのですが、思わぬ展開に、年と共に感動が薄くなりつつある私の涙腺も緩みました。
 熱演ハチの、心をほぐす緩衝の役目は大きく、サク婆役の正司花江の演技は、明るい笑いの中にも、現今生き方で忘れられつつある大切なことに気づき、考えさせられる演劇でした。

久しぶりに明るい演題で、肩がこらず、たのしくみられました。
 また、交流会も和気あいあいで、テレビでみる方々を間近にみられて感激です!!

ステージ全体が、はきはきと元気よく、最後まで気持ち良くみることができました。でも、登場人物ひとりひとりが過去にいろんな苦悩をかかえていたのですね。それらが、ひとつずつ明らかになっていくごとに、考えさせられるものがありました。
 最後に、パッとあらわれた桜景色は、「希望」が見えるようで、ほっとさせられました。
 心に残る観劇になりました。


@ 何でもありの現代社会を反映した背景設定
 ストーカー被害、若い女性のペット犬との引きこもり生活、一回り年下男子との熟年結婚、裏切りによる老舗破産と取り立てヤクザ、末期癌と終末の思い・・・。次々おこる意外な展開に引き込まれ、2時間半の舞台が、とても短く感じられた。
 登場人物も、「こんな人 居る!居る!」とツイうなづくような、思い切りよく精一パイ生きていて、それでいて親子愛、近隣愛、何かなつかしい郷愁を覚えるような、心意気を感じさせてくれた。
 関西弁の日常会話、ペットとの関係、周囲への思いやりと自分の生き方に対する自由な発想等々、面白くて、見ごたえあり、後味の新鮮な現代コメディ劇であった。
 
A 今回は、出演俳優も個性的で、興味を覚え、初めてネットで調べてみた。
 研二役の佐藤アツヒロは、ジャニーズ所属の元光GENJI。どうりで身のこなしもスイスイー。役柄とはいえ、心根もこんなやさしい若者が、今どき居るのかと思うほど、やさしさが光った。
 オカン役の熊谷真実は、56歳と思えぬ若さとシャキシャキ感。自ら18歳も年下の書道家と再婚。実妹は、松田優作の嫁であった松田美由紀さん。
 月子役の荘田由紀は、目鼻立ちしっかり、声も澄んで華やか、母・鳳蘭譲りのういういしさが光った。
 ハチ役の溝口琢矢は「仮面ライダーゴースト」に出演し、頭角現した21歳のイケメン人気俳優。
 サク婆役のご存知正司花江、出てくるだけで大阪下町の人情厚いおせっかいおばはんがにじみ出る。地のままで、舞台にピタッとはまっていた。
 板前師匠、島田順司は、「新撰組血風録」の沖田総司役で鳴らしたベテラン俳優。低音の台詞が魅力的で、劇全体の深みをつけていた。
 若い俳優さん達は、ブログやツイッターで、自ら登録・発信している。登場役者の素顔を知り、成長、活動発展のつながりを見るのも面白く、自然と応援したくなる。オッカケ・ファンの気持ちも少しはわかるような気がした。
 ロビー交流会に出られなかったのは、残念。

ひきこもりの娘と、余命短かい母、その母を愛した底抜けに明るくて、人のいい研二さんや、祖父、大家のサク婆、ハチ、街金屋の男と7名がからんだ物語でしたが、それぞれの役割と関係がユーモラスに表現されていて、とても素晴らしかったと思いました。

後ろの方の席でしたが、声もクリアでとても楽しい舞台でした。シリアスな内容にも関わらず、明るく楽しい雰囲気で、重くならずに見おわったのがよかったと思います。
 また、俳優さんの生の声が聞け、後で話も聞けたので、遠い存在だった俳優の生きてる近しさを感じるがことができて良かったです。

欠席者なし。感動しました。

こころ温まる劇でした。
 また、サク婆とハチの演技が絶妙で、二人を見守っている姿がよく現れていたように思います。
 年に一度は、こんな温まる劇が観たいですネ。

上演時間があっという間に過ぎ、終わった後、心が温かくなりました。私自身も、身の回りを振り返り、一刻一刻を大切に、優しい心で接していこうと、あらためて思いました。
 寒い冬も、温かい心に包まれると、さくら色のホカホカした気持ちで乗り越えることができると思います。
 そんな空間をつくっていきたいと思いました。

当日は、搬入、お出迎え、舞台観劇、花束贈呈、集まりでの質問と、無限大に緊張しまくりました。
 舞台は、初めから話に引き込まれ、見入ってしまいました。涙がポロポロ流れることもありました。
 私達はオカン・母が健在なので、娘の立場、両方の立場ですが、
 オカンみたいに強く生きられて、ポジティブに研二みたいな人を拾ってきて、元気に居られたかな? 私達は、母が願うような娘になったでしょうか?
 面と向かっては、恥ずかしくて聞けません。娘として、いまいちでも、オカンとしては、前向きで元気なオカンでいたいです。
 お話では、忘れたい過去を乗り越えて、未来へ向かって歩き出す・・・ 月子、研二、オカン、サク婆のその後が見たい!
 じいちゃんは、研二のことを見守っているだろう。街金兄さんは、優しくなってるかな?
 月子は、少しずつやりたいことを始めたかな?研二は板前さん、自分で店を持てたかな?
 サク婆は、みんなのことをしっかり見守っているんだろうな。オカンは、薬がよく効いて、余命が延びたかな?
 舞台、観終わったあと、妄想が広がっています。
 私達も、愛一杯の家庭にし、守っていきます。

面白いので、あわぎんホールにもで出かけましたら、徳島の皆さん「開幕と同時に待っていました」の雰囲気を醸し出しているのに驚きました。ロビー交流会も鳴門に負けていません。

ロビー交流会で、制作の方から、100回もロングランを続けているというお話を拝聴しました。その根源はどこにあるのだろうと、ずっと自問自答が続いていました。
 舞台を見ながらも、ストーリーの予測のつかない展開に、ハラハラ、ドキドキの連続でした。(たぶん、ハッピーエンドで、つる・かめかな)と思いつつ、来年の花見はどうかな!の結末でした。
 それぞれの登場人物が自分のことを主張しているのだが、他の人への思いやり、心遣いがいっぱいの行動に動いている。相手を思いやる心をもてることに、自分の幸せを見い出している。そんな生き方が観客を惹きつける魅力ではないかと思います。あなたの幸せは私の幸せよ、という生き方にグッと惹かれた舞台でした。
 自分本位に考えてしまう今の時代、心の中がホッと温かくなる、さくら色になった思いです。
 回数を重ねる度に、幕に貼りつけられた花びらが少なくなるそうですが、心の中の桜は、いつまでも残っています。
 正司花江さんのカクシャクとした元気な演技に、すごいパワーを頂きました。
 ありがとうございました。

内容はとてもわかりやすかったですが、その中に病気やひきこもりなど現代の問題点もあり、笑いあり、涙ありで、あっという間に時間が過ぎました。
 ベテランから若い方まで、それぞれの役者さんも素晴らしかったです。

徳島で観ました。今までの観劇ナンバーワンでした。(まだ入会浅いですが)
 正司花江さんの登場で、何度も笑いを誘われ、また、桜の木が舞台一面に広がった時の歓声が特に印象に残りました。

徳島会場へ観に行く♪
 あわぎんホールは、800名収容の会場。声もよく聞こえ、芝居の意味もわかった (^ ^)v
 年の初めに観る劇として、笑いあり、涙ありで良かった。
 特に大家役:正司花江さんのサービス精神旺盛で、自然体の演技に、重いストーリー展開が救われた。これまで観たなかで、一番良かったという会員もいた。

ほんわかとした温もりのある舞台でした。

熊谷さん演じる、明るくてかわいいオカンが、ほんとうにご本人かと思うほどイメージにピッタリで、思わぬ病気になってしまったけれど、最後はきっと病魔にも打ち勝つんだろうなあ と思える、ラストシーンでした。
 はじめはチャラく見えた研二との出会いにも納得できたし、月子ちゃんが電車に乗れたとき、研二さんの名前を呼べたとき、ほんとうにうれしかったです。
 ときに重くなるシーンの合間に登場するサク婆とハチにひととき笑えたのもよかったです。
 今まで観たお芝居の中でも、1、2を争う、心に残る作品になりました。

どんな状況の中でも前を向いて生きる、今もっているもの、今あるものに感謝して生きることは、すてきなことだと思いました。つい不満に思い、イライラしたり、どうしてと思ったりしますが、できるだけそんな時間は少なくして、すぐにできていることに満足し、してもらっていることに感謝し、前を向いて生きたいと思います。

若手、中堅、ベテランの息の合ったお芝居で、内容にスッと入っていけました。
 ロビー交流会でも、役者さんの演劇に対する想いが感じられるひとときでした。


E-mailでのお問い合わせは、         鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
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