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ミュージカル「青空の休暇」

イッツフォーリーズ公演

鳴門市民劇場2017年11月8日例会 感想集


鳴門例会カーテンコール

女優さん、男優さんの歌声がとても心地よく、大変よかったです。

ストーリーも音楽も、とってもステキでした。

未来へ向かって強く生きていこう!という気持ちがおこるような元気の出るミュージカルでした。生演奏がとっても迫力があり、歌声も力強く、そして美しいひびきが心に残りました。やはりミュージカルは心を豊かにしてくれます。いつまでも心に残っていて、元気をいただきました。

あのKateという飛行機をどうやって飛ばすのかが気がかりだった。機体が持ち上がり、滑走して、エンジン音高く飛び立った。無事、ハワイの大空に飛んでよかった。
 ただ「なぜ、周作の妻が自殺したのか?」の理由が飲み込めないままなのが心残りです。
 もちろん、生演奏がよかった♪です。

会場がすごくもりあがって、観ている人と劇団の人が一つになって、すごくいい歌声がひびいていたと思います!歳を取ると、明るく楽しい劇を観ると心も豊かになり、嬉しくなります。
 また喜劇のような物語も観てみたいです。笑顔が好きです!

久々に明るく楽しい演劇を見せてもらいました。少し暗い設定と思いましたが、最後まで戦争の事忘れないように悲しみを乗り越えてきた世代の人の人生が、劇によって苦しみのない平和な時を暮らせるように、との願いがよく描かれていたと思います。戦争を知らない人が多くなった今日です。歌声が観ている人の心を豊かにしたと思います。

昨年度は「オペラねずみの涙」を観劇し、それ以来のミュージカルです。音楽大好き人間の私にとって“待ってました!”の時間でした。観劇ひろばにもありましたように「人々を魅了するハワイで戦時中の苦しみを味わった人が、50年後に何を感じて旅をしたのか」とありましたが、私も少し気になりました。というのも登場人物3人の心の寂しさには比較しようもありませんが、当時小学生だった私は子供ながらに生活が変わっていくのを感じていました。アメリカのB29が頭の上を通り、時には爆弾を落としていく場面にも会い、学童疎開が始まりました。私の校区は群馬県内に決まり、その村へと移り住んだことなど、観劇中にふと思い出していました。その頃に比べて今は全く平和です。戦後何十年も日本は他国との戦争に巻き込まれることなく進んでいます。これからも戦争だけはダメです。いいお芝居でした。

生演奏による挿入歌「帰らざる日のために」をふんだんに取り入れた素晴らしい舞台でした。
 パールハーバー攻撃については、何となく話に聞いていますが、した側された側双方のことを考えたとき、心が痛みました。
 今の日本は平和であり、それがいつまでも続くよう願って止みません。

ミュージカルはやっぱりいいなあと思いました。いつも役者さんたちの歌唱力に感心させられています。挿入歌「帰らざる日のために」は思わず一緒に口ずさんでいました。
 最後に戦闘機が飛び立った時には感動しました。
 機体が浮き上がる演出がすばらしいと思いました。

観劇の中でミュージカルは最も楽しみにしている一つです。その期待にたがわず、今回の「青空の休暇」は120分間、作品の世界にどっぷり浸かることができました。まず、役者さん一人一人の確かな歌唱力が心を捕らえました。音響・ピアノ等の生演奏も迫力があり、歌声と相乗効果を生み、会場を揺るがさんばかりでした。また戦争を知らない私にとって、戦争を体験し、様々な思いを抱いて生きている人がいることを知り、感慨深いものがありました。最後に、役者さんと握手を交わすことができ、観劇がいっそう思い出深いものになりました。

戦争は自分自身の考えなど関係なく進行していく。終わった後は初めて自己を見つめ、敵、味方も関係なく懸命に前向きに生きようとする姿がなんとも言い難い。挿入歌もすばらしいし、最後の言葉で「青春はいつまでも続かない、今日より明日がすばらしい。あきらめなければ」
 すばらしい感動したミュージカルであった。

今回の例会は、ミュージカル「青空の休暇」。ミュージカルが大好きなので、楽しみにしていました。なんとステキなハーモニー、声がとても良くて、酔いしれる感じでした。内容は、真珠湾攻撃という戦争のテーマで重い感じだったけど、実際は暗い感はなく、楽しめるように構成されていました。キャストの方々も結構若い方で、今でいうイケメンの面々でした。客席の方から出てこられて、びっくり!したり、また最後のフィナーレが良かったです。そして、帰りには出口まで来てくださって、握手もしてくださって、心あたたまる例会でした。とても良かったです。

70代に近づいてくると漠然とした不安がでてくる。体が動かなくなったり、認知症になったらどうしようとか。そのような後向きな考えでなく、明るく1日1日過ごしなさい、と教えてくれたミュージカルでした。

青春ドラマのテーマ曲が流れ、とても懐かしかったです。また、ラストの曲もとても感動しました。いくつになっても前向きに生きる姿は素晴らしいです。役者さんたちの美声、踊りもよかったです。

鳴門例会カーテンコール

イッツフォーリーズの皆さん、きれいな歌声にのせて、大変迫力のある舞台をありがとうございました。今回のお芝居を観て、いろいろと考えさせられました。真珠湾の奇襲攻撃をした側と、された側の当事者が50年後にハワイで偶然出会う。当時の怨念を捨て不時着したゼロ戦を平和の象徴として、一緒になって青空に飛ばす。私達は深い恨みを乗り越えることが本当にできるのだろうか?その恨みを浄化できるのだろうか?「あなた」ならできますか?でも、私はお芝居の中でほのぼのとした温かい気持ちになりました。
 さて、話題を変えて一番奥にあった空の弧(丸い窪み)は何を表していると思いますか?青い空、夕焼けの空そして暗くなった空。それは魚眼レンズを通して見ている?戦艦の大砲の円をイメージしている?ゼロ戦の窓から見ている?人間の丸い心をイメージしている?答えは各人の心に描くイメージと思います。
 また、チャンスがあれば鳴門市民劇場においでください。

久しぶりに妻とあわぎんホールで観ました。
 席詰めで中央付近まで行け台詞も歌も動きもよく聞き取れ、見え、ミュージカルを満喫できました。太平洋戦争というのは、日本からの移民は米兵として戦わなければならず、辛い目にあったことを改めて思い知らされました。飛行機も登場し、リアルに見られた。生演奏もよかった。帰りには、役者の皆さんが出口で見送ってくれ、特に主人公の3人は一人一人が握手をしてくれ感激した。

今回は、あらすじや作品情報から予想していた色合いとはかなり異なっていた、というのが総合的な感想です。真珠湾攻撃に関わった3人が、当時のことを(“青春”という言葉で語られていたと思うけど…、その言葉のイメージとその体験とはかけ離れているようにも思う)どんな風に回顧しているのか、何を求めて50年の歳月の果てに再度ハワイの地に足を運ぼうとしたのか、そんなことをしっかり描いている作品と思っていたのですが、そういうところは、とてもアッサリ、とてもカラっとしていましたね。また、ある意味物語の主役であったと思う「50年前に不時着した九七式艦上攻撃機」、それを50年も隠していたというハワイの農場主の心情も、とても気になったのですが(いまだに気になっています)、そこも物語にはさして出てこず「観客」の想像力にゆだねられた、と思いました。『戦争もの』というイメージを敢えて強く抱かせず、年をとれば誰にもあるであろう、若き日への郷愁や後悔などを家族・友人が絡む普遍的な物語として描くというのが作者や演出の意図だったのかもしれません。
 でもやっぱり気になるので…原作も読んでみようかなあ~と思いました。

今回の例会は、好きなミュージカルでもあり、10代の頃から好きなミュージシャンの一人である辻仁成の原作でしたので大変始まる前から楽しみにし、原作本を手にして読みたいのを我慢して冒頭の登場人物のみ理解して観劇を楽しみました。すると、小説冒頭の話は無くハワイに向かう飛行機の中からで、思わず「ここからかぁ~」と言葉が出てきました。今回はスクリーンを使った戦争時の解説も違和感なく理解でき、舞台転換も面白く、左右のパニヤンツリーが動いたり、上からセットが下りてきたり転換にわくわくして観られました。トーピボンバーズ(雷撃機)が飛翔する所は特に、まず翼が上から下りてきて繋がり、そして回転上昇、「飛べた~」と呟いてしまいました。残念だったのが、原作にあった周作と奥さんの関係、特に奥さんの思いがお芝居に描ききれて無かった事です。奥さんは戦争から戻ったご主人の思いを話してくれない不安、年が経つにつれ帰りが遅いのは別の女性に話をしに行っていると思い込んでしまい、ウツになり自殺をする、というのが原作でした。だから当初刊行した際の題名は『愛と永遠の青い空』だったそうです。でも、やはりミュージカルはたくさんの歌を一緒に感じ、最後には楽しくフィナーレを迎えたこのお芝居は気持ちよく帰れました。会員の方から「いずみたくさんは最後フィナーレで客席と一体になって歌を歌って終わるのを客席後ろから喜んで観ていた」と聞きました。次回ミュージカルの例会では実現するといいですね。

観劇3回目で、初のミュージカルということで、最初のイメージとして、音楽や歌でストーリーが入ってきにくいようなイメージを持っていました。
 ですが、演じている人の演技と歌が上手にマッチしていたので予想していたよりも楽しむことができました。
 ミュージカルが好きという人が多いことが分かった気がします。

「ミュージカル~青空の休暇~」はとても良かったと思います。主役の真珠湾攻撃に参加した3人とは同世代の人間として身につまされることばかりでした。
 戦争の悲惨さを喜劇風に上手に表現しているなーと思いました。戦闘機で出撃した3人の男達、子供との同居が嫌われたらいまわしに会う不器用な男、この年まで独身の男、妻への愛情が上手く表現できず、自殺させてしまったことを後悔する男、ミュージカルで上手に表現されていますが、60~70歳を超えた男性の聴衆には感じるところがあったのではないでしょうか。

とても良かったです。戦争体験者世代として色々と考えさせられました。一方で、ミュージカルとしてはとても楽しめました。カーテンコールが何度もあって、お名残惜しい感じもしましたし、終演後ロビーで主役の3人と握手できたり、感激ばかりでした。

戦争をテーマとしながらも、コミカルな会話を交えながら、重たくなりすぎず、最後まで楽しめるミュージカルでした。主人公の一人が熊本弁だったのも親しみが持てて良かったです。

戦争、人間の死、夫婦愛と、重いテーマが複雑に絡み合っていて、観る側も真剣に最後まで追いかけた思いがします。
 生演奏の素晴らしい音楽と役者さん皆さんの高らかな歌声が心地よく、ミュージカルはやはり心に響き余韻が長くつづきます。辻仁成さんは優しく思いやりのある方だなーって思い、スキャンダルはそこそこ知っていましたが、作品に触れてみたいと思いました。いろいろと学ぶことの多い例会でした。今年最後にふさわしい作品であったと思いました。

今回は9人の内、家庭の都合で5人まで、徳島で観劇することになってしまいました。初めてあわぎんホールでの観劇の会員さんから、カーテンコールが終わっても、まだ鳴り止まない拍手のあらしに大感動でしたと、興奮冷めやらない表情で話してくれました。
 ミュージカルの素晴らしさが言葉では言い表せないけれど、心のなかの思いを揺さぶる感動の表れだったと思います。こんな素晴らしいものが観えたことは、「市民劇場に入っていて、本当によかった」との会員さんの言葉、百万両にも値する評価です。
 最後のシーンで、プロペラの回転が速くなってきました。「本当に飛ぶの、飛べるの、絶対に飛んでほしい」。まさに、手に汗にぎる瞬間でした。すごい演出だと思いました。
 誰にでも夢はあります。日々の生活の中で少しでもその夢に向かって努力しています。でも、いくら努力しても実現することが不可能な願いもあるでしょう。時として、それが悲しみに、淋しさに、そして諦めに変わっていくことがあります。でも、その願いに支えられて生きていくことの大切さを教えられました。
 真珠湾攻撃なんて、若い人たちは(どこからが境界線かは難しいですが)まったく関係ないと思われています。このような機会に知ってもらえることは大切なことです。戦争を知らない世代に伝えたいと心から願っています。

人生の中でどうしても消化しきれず、ずっと心にかかえたままの出来事は、誰しもあると思う。それに向き合うのは、とても恐ろしく精神力も体力も必要。何をどうしたいか分からないけど、何か動かずにはいられないという気持ちのあふれたストーリーにひきこまれた。
 古びた戦闘機が再び飛ぶ瞬間のあの感動。会場の全員の思いが一つになった瞬間でもあったと思う。

平和な時代に生まれた私も感動しましたが、戦争を知る母は「こういうミュージカルを見られる事が平和であるということなのだな」と感動していました。

①戦争―特に真珠湾攻撃に従事した者の心に残った深い傷、自分の人生や青春は何だったのか考えるが、理解できるのは我々(77歳)同年代までかな?
②過去の希望や後悔を抱えたまま、今を共に前向きに生きなければならないが、生命、人生の大切さ、又大きな憎しみを持ったであろう人達と許し合い、心のけじめをつけにいくすばらしさを感じた。
③お互い認め合い、一緒に修理した戦闘機が大空に飛び立とうとする最終シーンは舞台全体に広がり象徴的で感動的であった。
いずみたくの「帰らざる日の為に」の歌詞がピッタリだった。

和製ミュージカルとのことで、どんな感じになるのか、とても楽しみにしていました。
 クライマックスの場面で不時着した97式3号艦上攻撃機がどんな形で空に飛びあがるのか、ワクワク、ドキドキ・・・。なるほど、確かに飛んでる感じが出てるなあ、と感心することしきりでした。また、「帰らざる日のために」の挿入歌が若かりし頃の想いが蘇り、より一層楽しむことができました。

“最高の舞台でした”感動をありがとうございました。

日米の元兵士たちが、互いを理解し合い和解していく。その象徴として復元した飛行機を青空へ飛ばす。戦争という悲しみを乗り越えて、寛容の心で接していく様は、現今の世界情勢が排外主義、不寛容ということに流されている中において、希望をつなぐものだと思った。
 また、妻を亡くした主人公、息子と心が通わぬ主人公らの言動から、生きているうちに近くの人と心を伝え合うことの大切さを思わされた。

若い頃の懐かしい青春歌謡を聴き、自分達世代への応援のメッセージを受け止めました。自分も頑張らねばとの思いです。

見応え、聴き応えのある舞台でした。ストーリーと一人一人の熱演に感動しました。
 舞台装置やライト効果、生演奏も素晴らしかったです。

大きなミキサーがありました。音声さんに「鳴門は音響難しいと聞いていますが、良かったと思います。マイクは何本でしょうか?」と尋ねると「16本です。全員ですね。客席うまってくると落ち着きました」。「コーラスも生演奏も最高です。ありがとうございました」
 パンフレットも本も買いました。皆さんすごいミュージカルの経歴です。伸びやかな高音、響く中低音の音楽も楽しませていただきました。
 “帰らざる日のために”の歌詞は、まさにこの作品をミュージカルにするためのテーマソング。
 一瞬もなかなか長いなあー

原作は辻仁成。そしていずみたく没後20年記念の作品。和製ミュージカル。期待どおりだったかな・・・。真珠湾攻撃から50年後の時代が舞台であったけれど、今は戦後72年。今のハワイでは登場人物の人達はどう表現されているのかな。もちろん、長生きしていればだけど。
 舞台奥(横)の生演奏がステキであった。常夏の国ハワイは訪れた国であり、戦争のこと人々の気持ちなど考えてみたい、推し量ってみたい、感じてみたいと思った。

鳴門例会カーテンコール

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