「旅館で目を覚ました時、
私は来るべきところに来た、と思ったんです」
舞台は2014年、東日本大震災から3年目を迎えようとしている春浅き2月の下旬。
東北は岩手県の海岸にある旅館「清和館」。
その女将・いわねと夫・清介、宿泊者の陽造、裕子らには言葉につくせぬ過去があった。
ある日、遍路姿をした透が投宿したことをきっかけに、それぞれの過去が明らかになっていく。
家族を失った少女・ジュンの民謡の唄声は、何かを懸命に待ち続けているように響く――。
公演ちらしより
今作は『樫の木坂四姉妹』、『母さん』の堀江安夫が、あの大震災を契機に、天災・戦争を問わず、生きることを奪われた人々の魂がどうなったのかを思い描き書き下ろした渾身の作品です。
実力ある俳優陣と眞鍋卓嗣の演出で、俳優座の総力を挙げて上演します。
公演ちらしより
荘司肇 | 片山万由美 | 加藤佳男 | 早野ゆかり | 矢野和朗 |
屋敷陽造 | 須藤いわね | 早見透 | 牟田裕⼦ | 須藤清介 |
渡辺聡 | 瑞木和加子 | 田中孝宗 | 小泉将臣 | 佐藤理加 |
牟田市夫 | 湧田かなえ | 須藤清和 | 吉松隆⼀ | ⽚平ジュン |
作:堀江安夫 演出:眞鍋卓嗣
美術:松岡泉 照明:桜井真澄
効果:木内拓 衣裳:イカラシヒロコ
制作:田中由梨
鳴門市文化会館 2021年1月13日(水) 夜6:30~ 上演時間 約2時間25分(休憩15分含む) ※約250台の無料駐車場あり |
あわぎんホール 1月14日(木) 夜6:30~ 1月15日(金) 昼1:30~ (徳島市民劇場) |