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音楽劇 「詩人の恋」

鳴門市民劇場感想集

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鳴門例会カーテンコール

二人の歌が、とってもすばらしかった。

音楽を通しての、教授と生徒の物語と思いきや、思わぬ展開に、歴史と、国の戦いに身をもって体験した背景を見せられたようで、今更自分の無知と無関心さを思わされました。二人の長丁場の演技と音楽すばらしかったです。

良かったという感想と、難しくよく分からなかったという人と両方の感想でした。役者さんの熱演はすばらしかったのですが、少し不協和音がサークルの中に流れました。
  明るいムードのものを、という希望もありました。人それぞれに受け取り方があることを実感した例会でした。

二人芝居の醍醐味がとてもすごく感じられました。ピアノあり歌ありで、引き込まれました。

難しい二人芝居、また、声の出し方にはユーモラスに指導する所など、勉強にもなり楽しましてくれました。

ピアノと歌声をもっと聞かせて欲しかった。ロビー交流会では別の顔を見ることができよかったです。

お二人の美声にびっくりするとともに、聞き惚れました。題から想像していた内容と違って、気持ちの沈む部分もあったのですが、お二人の芝居をたっぷり見ることができよかったです。

全員そろって観ることができました。少し専門すぎて難しかったという声がありました。後ろの席でしたが、よく聞こえました。

二人の美声に酔いしびれました。年齢も国籍も異なる二人の間に生まれる友情と思える心のふれあいを、ある時はおもしろく、ある時は厳しく演じていくストーリーに私自身うらやましく思った次第です。人と人との魂が融合できたらとっても幸福でしょうネ。

内容的には、よかったのですが、(二人の美声)少し物足りない気がしました。今回は、新会員さんが一名増えて大変うれしく思っております。ありがとうございました。

今回のドラマは一生懸命努力しても芽の出ない人もあるが……人間はふとしたことで出会いがあり日夜の特訓レッスンを受け、次第に音楽の心をつかみヒット、出世する音楽ドラマをユーモラスに描いた物語であった。

正直言ってよく分からなかった。今まで現在、加藤健一事務所の作品は笑えてとても楽しかったが、今回は、異質のものだった。歌やセットはすばらしかった。ピアノも。
  ただ、太平洋戦争における日本の原爆と韓国の植民地化の苦しみは違うとか、イギリスや日本からはすばらしい(上手な)音楽家はでても、偉大な音楽家は出ないとか、賛同しかねることもあった。ジョン・マラコスと異論の考えだろうが……。

ストーリーはわかりにくかったですが、すてきなピアノ演奏と、二人の美声に酔いしれました。
  舞台装置も落ち着いた感じで良かったです。

お二人の歌声に感激です。

今回はすばらしい音楽を楽しみました。また、ユダヤ人のホロコストという悲惨な歴史に心を強く揺り動かされました。感動しました。

音楽が大好きな私は、今回「音楽劇」とあるだけで楽しみにしていました。特に、初めて加藤健一さんの舞台を見たとき(〇五年三月例会)声の良さに、この人が歌ったら素敵だろうなと思ったものでした。
  今回は期待通りの歌声で劇中何度も「もっと歌って……聴かせて……」と願い続けました。やっと最後の方になってデュエットとなり、胸のつかえがおりました。声は衰えていませんでした。
  その上、ピアノも上手に弾いて……と言いたくなるような手の動きに驚かされました。音楽ばかり追いかけて観劇していました。

加藤健一さんの歌、ピアノ、素晴らしかった。深味のある良い声が観客を引きつけているように思いました。

あれだけのせりふを語り、音楽会に出かけたような感じのする素晴らしい音声にびっくりして目を見張り、聞き惚れていました。今まで出会ったことのない、芸術性(特に音楽)に驚いています。ありがとうございました。
  ロビーの会に初参加して、その内容の豊かさにも驚きました。

鳴門例会カーテンコール

タイトルどおり、文字通り「音楽劇」で、お二人の歌声は、本当にすばらしかったですが、私はなぜだか台詞に魅せられてしまいました。「大きな悲しみを経験しているほど喜びを大きく感じて表現もできる。」「(コーヒーにたとえて人生は……)濃くなるというのは失っていくものも多いから」等々、マシュカン教授の言葉はどれも心にズシンと残るものでした。もっとすごいことは、そんな重みのある言葉もあの明かされていく忌まわしい過去を語ったりする場面でさえ、次の瞬間にはさらりと「ハッハッハッ」という笑い声とともに観客を安堵感のある世界へ引き戻してくれること。今回は今までと毛色のちがったカトケンワールドかと思っていましたが、やっぱり、その軽重、悲喜を自在に巧みに織りなしてくれる心地よいバランスの作風はいつも通り大好きな加藤健一事務所の世界でした。折しも、アメリカの友人から、祖父母にゆかりのあるポーランドを訪ね、恐ろしい過去の現実を目に、平和を改めて訴えたいというメールをもらったばかり、作品との縁を感じました。個性的な師弟が激しくぶつかり合いつつも、本音をさらすことで、次第に本当に心を通い合わせることができるようになるという過程も心温まるものでした。

九月例会「詩人の恋」おもしろかったし、お二人のあのお声!!そぞっと身の毛が立っちゃうほど素敵でしたね〜。笑えて、癒されて……よかったです。ほんと癒されました。

昨日の演劇、俳優さんの歌に聴き惚れてしまいました。実は、声フェチですので、かなりうっとり♪♪
  音楽も好きな曲ばかりで、なかなか素敵な夜でした。

おもしろかったですね。俳優さんの声だけではなく、身のこなしにも感心します。

初めて見た二人劇、大変良かったです。

二人の顔の表情など細かく見ることができたし、又、加藤健一の声が素晴らしかったです。

この劇からの連想は、映画「戦場のピアニスト」、マイケル・ラドフォード監督、アル・パチーノ主演の「ヴェニスの商人」だった。どれもユダヤ人のことを扱っている。彼らの驕り(選民意識)と悲哀を知らないことには、この劇の本旨も見えてこないのではないか。評価が分かれるのも、底流にある人種問題や国のあり方に目を向けてこなかったから?
  仮説:苦悩を長期間経験した国・民族しか天才を産まない。おもしろい仮説だが、是非反証を平和国日本から提出したいと思ったことで場面に変化がなく内容も単純なものだったように思う。引き込まれるものがなかった。

一、内容が少少難しかった。
  一、幕間の音楽のボリュームが大き過ぎ。
  一、言葉(日本語)聞き取りにくい時があった。

二人芝居の観劇は初めてでした。二人だけの会話と音楽でしたが、分かりやすく時には笑わせてもくれ、ピアノの腕前、歌唱力の高さに感動もし、いい時を過ごせました。

原作の題名が、Old Wicked songs となっていることからすると、このお芝居の主題は「マシュカンとスティーブンの秘められた過去」なんだと思われるが、それにしては、主題の表現がもう一つボケていて、わかり難い芝居だったと思う。
  加藤健一が本格的なドイツ歌曲を歌ったのには驚かされた。演技もさすがだった。

加藤健一さんという人は役になりきる人だと思った。おばあさん役の時「煙が目にしみる」も今回のマシュカン教授も。歌もうまい。声量もすばらしい。悲しみを知っているから優しさがあふれている。弱さを持っているから、人を思いやれる。同じユダヤ人だから分かり合えると思いました。傷ついても心配してくれる人がいるから立ち直れる希望も見出せると思いました。

加藤・畠中二人の共演、歌声はすばらしい。ピアノも生でよかったですが、クラシック名曲となると専門的用語があってわかりづらかった。次回を期待します。

鳴門では欠席させていただきましたが、徳島の二人はとっても良かった、ピアノも歌も素晴らしかったと喜んでいました。

二人芝居の役者さんにとっては、「例会ニュース」の加藤健一さんの公演パンフレットの言葉によれば、出突っ張りの醍醐味があるとか。観客の立場からは、二人の役者のぶつかり合いの演技のかけひきは興味あるものだったが、平凡にもっと色々な役者もみたい舞台の場面にも変化あるものがいいと思ったことも少なからずありました。役者さんて何でもこなす万能者で、役に向かって努力されたであろうお二人に脱帽です。でも、メインテーマが最後にうかがえてやはり市民劇場例会作品だなと感じました。

大阪での初演、そして今回郷土文化会館での観劇、二度目の観劇で、細かいところもかなり納得でき、感動しました。「詩人の恋」のレッスンで、お互いの気持ちが通じ合い、ラストシーンではユダヤ人として生きる苦しみ、暗い過去から解き放された二人は温かい師弟愛に包まれ幸せそうでした。
  バックの青空が二人の気持ちを表しているようでした。二人の美しい歌声、切れ切れでなく、一曲通しで聞きたかったとサークルの一人が言っていました。新会員の人も、初めて生の芝居を見たけど、大変よかったとの感想をくれて、私も嬉しくなりました。

二人芝居は今回初めてでした。テンポの良い二人を見ながら神様から授かった天性の声を、訓練すればそんな張りのあるきれいな声になるの?隅々にまで響き渡るの?思いっきり声を張り上げても、「あんたの声は通らん声じゃ。」と言われる自分がちょっとだけ淋しくなりながら聞き入っていました。音響効果もピッタリだ。
  壁に掛かったクリムトの絵、美術館で見たときみんなでっかい作品だったのにびっくりしたなあ……なんてぼんやり思い出したりして申し訳ない。

加藤健一さんが歌が上手で、しかもピアノも弾かれたのにはびっくりしました。ピアニストのスティーブンが教授のレッスンを受けてどんどん歌が上手くなっていくのが素晴らしく、大変よかったです。

二人の美声に酔いしれて……とありましたので、期待していたら二人のみ舞台にピアノと美声とのやりとりに夢中で聞き惚れました。チョットなじみの薄いシューマンの曲に触れることが出来、大変よかったです。

舞台に釘付けになるとはこういうことか!
  二人の一挙手一投足を見逃すまいと、前へ前へと席を移動していた。
  この舞台こぞ芸術だ!

鳴門例会カーテンコール
鳴門例会カーテンコール写真は劇団の許可を得て鳴門市民劇場Webページ作成委員が撮影しています。

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nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
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