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「新・裸の大将放浪記」

海流座

鳴門市民劇場2010年11月26日例会 感想集

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鳴門例会カーテンコール

最初から終わりまで笑いにつつまれ久しぶりに心から楽しめ、ほのぼのとした思いが残り、あたたかい気持ちになれました。

初めて参加しました。演劇については楽しく、又山下清の映画とか、兄の雁之助さんのイメージが強く、小雁さんの素晴らしい演技が重なってなつかしく想いました。本当に良い劇を見せていただきありがとうございました。

今回の「新・裸の大将放浪記」は最初から最後まで笑いが止まらない劇であった。
  脚本、演出もしっかりし、また山下清役の芦屋小雁のボケ役がしっかりしていた。また脇役の人々もユーモアに!!本当に山下清の人間性が出て、最近の(今年)ヒット劇でとても楽しい時間を過ごさせてもらって良い思い出になりました。

小雁さんの演技力がすばらしく、笑いながら終わったいい作品でした。

予想以上におもしろかったです。

面白かった。愛すべき小雁の山下清:ずんぐりこぶとり(こぶとりん)の半ズボン姿が人なつっこい。困っている人には心から同情し、威張っている人には「どうして助けないのか!」と誰彼かまわず問いかける。根からの天衣無縫、裸の大将放浪記で世間体やいばり屋に対して自然に出てくる皮肉やマイペース。いたるところで拍手や笑いが湧きおこり、漫才聴くより面白かった。
  二幕目。天才画伯として有名多忙となり、いらいらと、作品にも輝きを失い始めた時、尊敬する馬宮先生と昔お世話になった食堂のおかみの訪問を受ける。この両極端の訪問の対比もおもしろいが、悩んだ挙句学園時代の教え、宮沢賢治の「雨のも負けず、風にも負けず」を思い出し、トツトツと語る場面は独自の味のヤマ場であった。
  最後のパッと替わった天国の花園の場面、清は昔の裸の放浪姿で入場し、ぜひ自分でこの花園を描きたいと意欲を高め、自分の悟りを表現したが、同時に清自身の昇天も意味していたのか?なにかホロ苦くも美しい終幕であった。
  劇全体、小雁の軽妙な語りと演技が充分楽しめたが、最後まで役者さん全員が観衆と一体となって作り上げようとの姿勢が伝わって来た。都合で出られなかったが後の交流会にも出たかったなーと思いつつ帰路についた。

テレビの雁之助さんの「裸の大将」のファンでした。
  小雁さんの「裸の大将」も小雁さんらしい、雁之助さんとはまた違ったやさしい裸の大将でよかったです。
  泣いて笑って楽しい時間でした。ありがとうございました。

めちゃくちゃおもしろかったです。
  笑いあり、涙ありで最高でした。
  テレビは殆ど観てないのですが、舞台を観て改めて裸の大将のおもしろさを感じました。

あまり期待していなかったのですが二幕目から最後のシーン特に感動しました。
  雨のも負けず風にも負けず……の宮沢賢治の詩も、観客を取り込んでの演出もすばらしく、役者さんも自然さで泣かせられるシーンでした。

今までにない本当の舞台でした。大変良かったです。
  お兄さんの役をつぎ、小雁さんなりの演技が際立っていました。
  健常者が考えなければいけない事を教えられました

ほのぼのして、とても良かったです。いつもの肩を凝らしての難しい劇もいいけれど、せめて年末はこんな劇を楽しみたいと思いました。どうもありがとうございました。
  どうしてこんなにほのぼのするのかなーと考えていたら……役者さんが本当にこの芝居を楽しんでいるのだな〜との結論に達しました。同じ役者が30年経っても違う役で出演している…役者冥利に尽きるのでは。

大変よかったです。テレビでお馴染のお兄さんの演技とは違った魅力があり、小雁さんらしさが出ていました。
  共演者もそれぞれ素敵で、楽しい時を過ごせました。

「裸の大将放浪記」主演芦屋雁之助の作品はテレビでおよそ10数年前に放映されていた記憶がある。その当時、山下清が他界されていて間もなくであったように覚えている。雁之助さんの演技は山下清氏の模倣と言われるほどすばらしいものであった。今回の芦屋小雁の「新裸の大将放浪記」は小雁のよさを表現し、彼自身のもちまえの演技が各所に生かされ、最後の“講演”の場面では自己を懐古しながら、現実の自分を結びつけて訴えようとする
  演技は小雁でなければできない表現であると思う。感動を与えてくれた。ありがとう。

今例会は海流座による「新裸の大将放浪記」知る人ぞ知る豪華キャストの勢ぞろい、当番月とあいまっておのずと力が湧いてくる。
  雁之助さんの山下清をテレビで何度となく拝見し、行く先々、様々な出会いと人情味溢れるドラマの展開に観終わった時にはほのぼのとしたとても幸福な気分になったものだ。20世紀にはお兄さんが21世紀は弟の小雁さんが引き継いでそれぞれが個性豊かに演じ分けながらも、同じ想いを全力投球で……すべての役者さんやスタッフの皆さんと共に私達に投げかけてくれる。そんなすがたが私達と役者さんを一体化し色々な想いを共有できる、これぞ生で観る舞台の醍醐味である。
  昭和の時代は生活は貧しくても心は豊かであった。身内も他人も関係なく思いやる気持ちがあった。そんな時代のことを殺伐とした今の世の人達に伝えたいという“熱き思い”は十二分に伝わった。そして懐かしむことができた。
  亡き父が子供達によく言っていたこと
  ・貧乏しても心の貧乏だけはするな!
  ・見た目の美人より心の美人がどれだけうつくしいか!
  ・相手の身になって物事を判断するように!
  ・少しでも人様のお役に立てることがあれば進んでする様に!
  など……どれもこれもごく当たり前のことである。私は常に意識しているつもりだが実行となるとなかなか困難なものである。しかしこれからも努力していこうと思う。
  近年人間にはミラー細胞なるものが存在するということが判明したということだ。ミラー細胞とは読んで字のごとし、“鏡”のことである。自分のすること成すこと想いまで相手にうつる(伝染する)らしい。要するに悲しめば相手も悲しむ、楽しめば相手も楽しくなる。いやな顔をすればいやな気分になる…ゆえに人はいつもプラス思考でストレスを溜め込まず、常に笑顔をふりまいて相手に笑顔を伝染すべく振舞うことだ…と独断と偏見で私はこの様に分析している。今例会もおおいにミラー細胞が活躍したに違いない。
  今回幸いにも役者さんやスタッフの方々と同席するチャンスを得た。ある役者さんが言われた言葉にはとても重みがあり感動したのでご紹介したい。
  「何十回、何百回と同じ舞台をこなしても二度と同じものはない。観る人の反応や励ましで次回はもっと……楽しんでもらえる。また観たいと思ってもらえる舞台にしたいと毎回努力を積み重ねている。役者は多くのファンの方々に育てられている。又、活力をもらっている。
  素晴らしい役者さん……これからも益々磨きをかけ私達を楽しませて下さい。応援しています。ずーと!!

久し振りに、沢山笑わせて貰い心があたたまる思いがしました。
  大変良かったです。

徴兵検査や警官に連行されそうになった場面など、弱者の目を通して社会を視るという作者に感動しました。
  海流には国籍がないと語られた米倉さんの心の深さを感じました。

テレビでも見ていましたが、久しぶりに笑いの演劇でよかったです。今の時代放浪の旅に出る人は少ないと思いますが、絵を描く人は大勢いると思います。その人の心そのままが表現に出ると思いますので大切だと強く感じました。

芦屋小雁さんの「山下清」役は以前拝見した雁之助さんと少し違った感じはしましたが、やはり実弟ですね。要所要所は実兄を思わせる雰囲気を持っていました。山下清は「おむすび」が好物と聞いていましたので、松子ちゃんにあげた「おむすび」が特大だった…納得する。
  島田順司…年配の方はご存知と思いますが、新撰組血風録燃ええよ剣 沖田総司 
  西崎 緑…暗躍仕留人主題歌「旅愁」
  おりも政夫…フォーリーブス
  懐かしい感じがしました。

鳴門例会カーテンコール

“裸の大将”は故芦屋雁之助さん主演、テレビでよく拝見していましたので、今回「新・裸の大将放浪記」も弟の小雁さんがどのように演じて下さるのかとても楽しみにしておりました。
  思った通り、おかしくて、おかしくて……最初から最後まで笑いぱなしの2時間余りでした。

近時、暗いニュースばかり。
  笑うことは心身共によいことですね。
  ありがとうございました。

芦屋雁之助さんとちがった味がありました。
  天才画家山下清の放浪記 笑いあり、涙ありの感動の舞台でした。

年に一度はこんな演劇も観たいと思いました。
  役者さんたちが自分の演ずる役を楽しんで演じていると感じました。

ほのぼのと満ちたりた感情で観劇を終えました。
  米倉斉加年さんと久方ぶりにお会いしたような(この頃テレビであまりみかけませんでしたヨネ)懐かしい気分でした。「民藝」時代、宇野重吉さんと旅公演をしたとのこと(機関紙上)昔の演 劇時代は「民藝」「文学座」「俳優座」 劇団もあまり数多くはなかったような……。
  芦屋小雁さんの山下清さん役はさすがでしたネ。幕が上がって客席からの登場も「放浪」の雰囲気を表現していました。この演出はすっと感情移入ができてよかったです。
  ロビー交流会で質問もしたかったこともあったのですが、なんか恥ずかしくて出来ませんでした。特にあまり質問のなかった島田順司さんにしたかったです。テレビの「はぐれ刑事」でなじみがあって、生身の島田さんに会えて嬉しかったので……。

思い切り笑わせて貰いました、懇親会にて海流座の山梨さんから、「『新・裸の大将』は、民藝時代から何百回にも成りますが、稽古から楽しい」と!
  だから見てる観客も楽しいんですね!
  米倉さん小雁さん、健康に気をつけ末長く舞台に立ち続けて欲しいですね。

「強いことは弱いこと(かもしれない)「弱いことが強いこと(になれる)」というメッセージを、強烈な笑いとちゃんとした泣かせどころをバランスよく配置した作品の全体から、しっかり受け止めることができました。観ている最中は決して説教じみた印象を受けないけども、観終わってから、さわやかだけど重く深い考えが何度も胸中をよぎるような…そんな理想的(?)な作品だったと思います。
  色々な切り口があったと思いますが、ひとつは世間で言ういわゆる弱者(障害者)の理解と共存(教えてもらうことが、むしろ、多い)、ひとつは、一人ひとりが「ひととしてゆるぎなく正しいと思うこと」は、どんな状況にも惑わされることなく声高に勇気を持って叫ばないといけないというメッセージ(山下清の口と行動を借りて、作品にはそれがこめられていると感じました)、が心に残りました。ひとつひとつは弱い力・小さい力でも、多く結集すれば、ものごとは正しい方にきっと動くと信じたいです……ね。

大笑いの連続でした。キャラクターの持ち味がなんとも言えない雰囲気を会場いっぱいに広げ、観客を魅了した例会でした。
  小雁さんの演技は抜群!!
  サークルの人にも大好評でした。機会があればアンコールしたいですね。無理な注文かもしれませんが。

小雁さんのあいさつがよかった。
  お兄さんの「裸の大将」のイメージが強いから、やりにくいだろう。
  戦後の山下清のエピソードも興味深かった。人に認められるのはうれしいが、ともすれば原点を忘れがちになる。山下清にもそんな苦悩があったことを知った

今年の最後に楽しい笑いのあるあたたかい作品で幸せな気分で帰りました。

徳島では観劇終了後、米倉さん以外は化粧落としのためにインタビューに間に合わず、挨拶だけでした。
  その間、米倉さんが昔の思い出話をいろいろ話してくれました。

楽しんで、ホロリともしたり、体験の時代を懐かしんだり、清先生の後半の人生は知らなかったので、勉強になった。

涙を出して笑い、考えさせられた楽しい舞台でした。
  小雁さん「山下清」をこれからも宜しく!応援します

鳴門例会カーテンコール
鳴門例会カーテンコール写真は劇団の許可を得て鳴門市民劇場Webページ作成委員が撮影しています。

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nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
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