■ ラストシーン焼けあとで再生を誓うことばに感動しました。市民劇場も500人ほどで始まりました。会員が減ったと嘆くより、初心を思い返して、もう一度がんばろうと勇気をもらった作品でした。ロビー交流会も良かったです。
■ 二年前に旅行した小樽のまちを思い出しながら見ていました。資料館にはニシン漁で活気のあった頃が紹介されていました。きょうの劇でも明治時代の気骨や当時の活気がよく出ていました。「三婆」という言葉がありましたが、それぞれの生き方・考え方が強く感じられました。
■ お正月行事に追われ、予備知識なく会場へ飛び込んだ。おセキの立姿・身のこなしに感心しながら、それが佐々木愛と気づくのにそう時間はかからなかった。
明治と現在、一人一人が生きぬく姿は何も変わらないと実感した。■ 「てけれっつのぱ」は幼少のころ子どもたちの集まりの中で何となく意味もわからないまま大声を出して叫んでいた記憶があります。多分何かをみんなで一緒にしようとしたときのかけ文句のように思えます。劇中に「急がばまわれ」「粉骨砕身」「不惜身命」などのことわざや教訓が多く出ていましたが、みんなが力を合わせて「きし屋」を再興するぞという意気込みが表れていて苦難を乗り越えてまじめにつとめれば何でもできるんだという人間の生き方を示してくれるユーモアを交えての演技は大変よかったと思います。
■ 「共生と再生が文化座の芝居の本質です・・・。」の佐々木愛さんの言葉に納得でした。三味線も人力車もよかった。
■ 題名見た時はどういう意味かわからなく、半分の期待でしたが、最後まで見てよくわかりました。良かったです。
■ 毎回思うのですが、佐々木愛さんの声量に感心しました。明治の女性は強くたくましかったですね。登場人物それぞれが個性的でとても楽しかった。
■ それぞれに好い味を出していた3人の女優陣を中心に、登場人物がイキイキと描かれており楽しい芝居であった。時代の流れに翻弄されながらも,信念を持って苦難に立ち向かって生きていく姿は、人間の素晴らしさそのものであり、人間讃歌、人生応援歌のような作品。三味線の音色は雰囲気があり、心地よかった。
■ 明治時代の小樽はどんなだったか、東京はどんなだったかを想像させられました。昔の女性のふすまの開け閉めで、立ったまま開けるときはどんな状況なのでしょうね。芝居を作るときはそんなことも考えて作ってあるのでしょう。座布団の出し方もきれいと思いました.。茶櫃も、芝居を作る人たちは昔のことを勉強しています。
でも、大八車に積む荷物が軽すぎたとは思いませんか。■ 「てけれっつのぱ」はとても楽しめました。登場人物一人一人の個性がとても際立っていました。.特に佳代が長刀を振り回したり戦国時代の様な話し方をするところは思わず声をだして笑いました.おセキさんが亡くなった後は、あの元気な声が会場に響かなくなり、本当に寂しくなりもしました。まさに笑いあり涙ありの劇だったと思います。
■ 面白かった!見終ってのスッキリ感は何だったのだろうか?生きることに真正面から取り組み、精一杯生きてきた,悔いのないスッキリ感であるように思う。ご一新の激動の世で精一杯生きたあや乃・おセキの生きざま、周りの面々に乾杯!である。
無縁社会の門口に立つ現代人としてはうらやましい人の繋がりと今を本音で生きる誇りと「大いなる楽天主義」が印象に残った。ザック・ジャパンの「勇気を持て!全員の力で絶対に勝つという魂がある!」のエールと同じものを感じた。■ 最初佐々木愛さんはだれかわかりませんでしたが,2幕でわかりました。明治の小樽でニシン漁で御殿がたくさんあった事を聞いています。生の舞台はいつも感動して見させていただきありがとう御座います。
■ 佳代さんのなぎなたのたちまわりがすごく軽快で音楽も三味線でとてもイキに感じました。
前向きな生き方に共感しました。■ 佐々木愛さんの魅力いっぱい。何度も鳴門に来ていただいて、円熟した演技を観せてもらっています。
■ 面白くもあり、ちょっぴり悲しくもあり・・時間が早く過ぎてしまいました。人生いろいろあり、人それぞれ想う事もある「きしや」の皆さんが結束して前向きに生きて行く姿に感動を覚えました。また、当番サークルとの事で、お芝居が終わったあとの後片付けを手伝いに、舞台に上がったのですが、また違った意味で感動しました。先ほどまで女優の方が芝居をされていた処に自分も立ってみる。・・・役者になった気分また次回の作品を楽しみにしております。「てけれっつのぱ」なんか懐かしく思う言葉です。和歌山方面の盆踊りにかけ声として使ってたような気がします。
■ 前半は後ろの席で見ていたので顔がよくわからず表情も不明でした。次回からオペラグラスでしっかりみようと思います。
■ 役者の力量がいまいちだった.。台詞の滑舌が悪い人が多く、声は聞こえるが何を言っているのかわからない。平成20年度第63回文化芸術祭大賞ということで楽しみにしていたのでがっかり!。
■ 期待していた以上におもしろかった。さすが文化芸術大賞を受賞しただけあるなと思った。ただ、残念だったのは,席のあきが多かった事、駐車場も空きがあり、びっくりした。あらためて会員数の減少を思った。
■ おもしろかったです。明治維新勝ち組官軍の別所の妾となった負け組み旗本の元奥方あや乃さん、妾になったが心までは負けていない。自分の意見を貫く。すばらしい!強いですね。羨ましい。また、あや乃さんを支える女中おセキさん。その息子夫婦の親孝行ホロリときます。力持ちのロビンさんかっこよかったです!
■ * 現代の女性より強い女性達ではないか。おセキさん・あや乃さんの女の意地が良い。
* いつでも一からやり直せると云う気力が素晴らしい。
* 正妻の佳代さんが寝たきりであったのに、なぎなたを振り回す姿がりりしかった。
* ロビンさんの様にたくましく生きて行きたいな。
* さつま弁が気にいりました。■ 今回の劇場は三幕北海道小樽の町で商売で各地から仕事に来ていたが、岡山の人の方言がなかった。東京の方言は少なく・・。演技は上手にしていたが,年に1・2回位知名度のある俳優(テレビ等で活躍している)が来てほしいな。
■ 人生こんなに生きられたらどんなに楽しいだろう。どんなに不幸に合おうと、失敗しようとくじけずに、次の目あてに向かって、立ち向かって行く強さ、そんな強さを教えてもらった舞台でした。元気をもらって、明日から頑張ろうと思いました。すばらしいパワーをありがとうございました。
■ お佳代さま、よかったよかった。あや乃の前での本妻らしく『きっ』とした態度は当たり前かもしれませんが、なぎなたを振るうお佳代さま明治の女性はこんなかしらと思いながら観ました。どんな困難があっても、みんなで支え合えれば乗り越えられる・・・家を火事で失っても『なくなった』じゃなく『元に戻っただけ・・』最後の正面を向いて歩き出す姿に『強さ』『絆』を感じました。映像では伝わらないものなのでしょうね。
■ テンポもよく俳優たちもいきいきしていて最高におもしろい芝居でした。
■ 時代に翻弄されながらも逞しく生きる女性達に対し、登場する男達はどこか情けなくその対比がおかしかった。「てけれっつのぱ」という言葉がもっとストーリーを動かしていくのかと思っていたが、あまり関係がなかったように感じた。
■ 一月例会にふさわしい味のある観劇でした。時代はまだ開けきらぬ世の中(明治)ですが、精いっぱい生きている人達の群像の姿がすばらしかったです。中でも女性達の生き様がそれぞれに地についたもので共感しました。「てけれっつのぱ」の呪文で私もこの一年をのりきりたいと思ったことでした。
■ 最初は銀次とロビンが主役できし屋の成長を描く物語と思っていました。話が進むにつれてあや乃がどうやら主役のようだと分かってきたのですが、観劇後、文化座のHPをみるとどうやらあや乃、佳代、おセキの女3人がメインのような書き方がしてありました。メインテーマは時代に翻弄されながらも強く生きる人々ということだと思うのですが・・・
面白かったのですが、ちょっとよく分からなかった印象です。■ 2011年新しい年も一月がすぎ二月をむかえました。
今回の「てけれっつのぱ」観劇はあわぎんホールで観させていただきました。とても面白く少しほろりとさせられた、人とひとのつながりを大切にした庶民的な人間味あふれるお芝居です。
「呪文」をとなえてよくなるのであれば、今の日本の政権(ねじれ国会)はどうにかならないでしょうか。
おセキさん(佐々木愛)・あやの様(安倍敦子)・佳代(有賀ひとみ)三人三様の女のやりとりは気風のよいスカッとした舞台です。着物姿の立ち振る舞い、所作事、背筋に一本すじが通っているみたいにお座敷でトク利、お猪口、座布団、その他の物の進め方,ほんとうに勉強になりました。幕末から明治維新にかけて激動の時代に生きた活力・勇気ある人達の力強さを感じました。蝦夷の地へ開拓に渡った「北の零年」の人達を思い出しました。「勝てば官軍・負ければ賊軍」演出、演技共に最高でした。■ 今回半分しか観れませんでしたが、それでもすぐに内容に入っていけました。ラストは何もなくなってしまったのに、またみんなで一からがんばろうという気持ちのよい終わり方で私も気分がよくなりました。
■ 「てけれっつのぱ」は新しい時代から外れてしまった、でも新天地を求めて厳しい北海道の地で生きていく人たちのたくましさ、明るさが伺え、またちゃんばら(?)のような楽しい場面もあって、難しく考えたりせず、楽しく見ることが出来ました.。キャラ的には奥様がとてもいい味を出していたなと思います。
■ 女性がみんな魅力的でした.。(男性陣すみません)。おセキさんのように情にあつく、ポンポンと若いもんのお尻をたたけるおばあちゃんになりたいと思ったし、ロビンさんのように心の傷を乱暴なもの言いや態度で隠し、でも知らず知らず周囲を元気にするパワーは格好いいと思ったし、おふくちゃんの純粋さは最後はやっぱりコレだよね!と共感できたし。ただ、あや乃さんは一番憧れたりとも・・・どんな男性の目もひきつけてしまう天性のモノは逆立ちしてもマネできないのでアキラメました。
「負けっぱなしで終われない!」「親の愛情は(ありがたいけど)厄介なもんだよ」「(何もなくなっても、何もないところからスタートしたんだから)またゼロに戻っただけと思えばいい」など心に残るコトバもたくさnありました。■ 人力車が格好よかった。三味線の音とメロデーが救いだった。舞台もよかったが、ロビー交流会で文化座の骨格がわかりより納得でした。
■ 毎回感動を与えてくれる市民劇場,舞台化されるまでのプロセスは、今まではそんな疑問をいだきながらも漠然と舞台を堪能してきた。しかし、今回は特別な感情が沸いてきた。「てけれっつのぱ」なんとインパクトの強いタイトルなんだろう。不思議な語源。
原作者の蜂谷氏によれば、落語の「死神」に出てくる死神を追い払う何の意味ある言葉でもない。唱えれば何か願い事がかなうような苦難を乗り越えられるような不思議な語源のあることば・・・だそうである。
終演後のロビー交流会、役者さんの素顔はもの静かでとてもおだやかな雰囲気である.。一体なぜ舞台に立つとあんなに気迫に満ちた演技即感情移入ができるのだろう。全ての役者さんが主役のように。
舞台終了後、一冊のパンフレットを手に入れた。それには今日の舞台化に関して多くのコメントが寄せられていた。
まず、おセキ役の佐々木愛さんが、北海道の本屋で見つけた小説を演出家の西川氏にもちかけ、脚本を瀬戸口氏に依頼した。二人の構想は正反対であったが,瀬戸口氏の勝ち組負け組みを全て金を儲けたか否かで、人間の価値まで決めてしまう。このご時世、人間の価値は他にあるんじゃないか。まるで登場人物のように語る氏に共感し方向性が決まった・・・とか。以後役者さんや他のスタッフを含め熟慮に熟慮を重ね稽古に励み作品を完成させていった。
この作品のテーマは、「共生と時代と人間を」「あまり堅苦しくとらえないで舞台をみてへこたれないで元気になってもらいたい」という願いをこめた舞台でそうだ。
時代の流れに翻弄され、苦境に立たされたいわくありげな人達が様々な愛のかたちを紡ぎながら、新天地に果敢に挑んで行く姿は私達にに希望と勇気を与えてくれた。そして数々の教訓をのこしたくれた。原作に忠実に、そして、自分達の想いもこめて登場人物全ての人が主役という。物語にも舞台化においてもまさに三位一体の素晴らしい作品であった。
舞台装置や衣装等も見ごたえがあった。(搬入大変だったと思います)。お世話下さった皆様ありがとうございました。■ 観劇体験は初めてだったので、本当に観劇(感激)しました(笑)。
そういう訳で「てけれっつのぱ」公演は新鮮で、楽しく拝見しました。■ 知人の紹介で、今回初めて鳴門市民劇場で観劇させてもらいまいた。一流の劇団、役者さん達による芝居をこんな身近で観るチャンスにめぐまれとてもラッキーだと思っております。また、役者さん達の地方公演での御苦労も伺い、観る側からはなかなか知ることの出来ないお話など、興味深いものがありました。劇場の広さ等で、声を2倍くらい大きく出さなくてはならないというお話は特に印象に残りました。熱演がひしひしと伝わってくるようでした。観る側としては一人一人が大切な時間を共有するということを心において、マナーをまもって観劇にのぞみたいとあらためて思いました。
■ 「てけれっつのぱ」公演は、あえてパンフレットを読まずに拝見しました。たったあれだけの舞台装置で、明治の雰囲気を出せるところや、役者さんの演技で劇の世界に連れて行ってくれるすごさを実感しました。演技以外にも、女優さんの着物姿と所作の美しさにも、見とれました。前向きに生きてほしいという思いが、気持ちに直接訴えかけてきた舞台だったと思いました。
■ よかったです。特に後半の盛り上がりが面白かったです。女性のたくましさに感動し、またすっきりした気分になれました。落語の『死神』も聞いて見たいです。
■ 「てけれっつのぱ」舞台を近くで見れ演技と声に迫力があり単純な私はこの舞台をみて年関係なく何事も前向きに行こうと思いました。
しっかりした演技で見ごたえがあり楽しかったです。明治初期の知らない歴史をちょっと知った気になりました。■ お佳代さま、かっこよかった!あや乃の前での本妻らしくきっ≠ニした態度は当たり前かもしれませんが、なぎなたを振るうお佳代さま、明治の女性はこんなかしらと思いながら観ました。
どんな困難があっても、みんなで支え合えれば乗り越えられる・・。家を火事で失ってもなくなった≠カゃなく元に戻っただけ=E・最後の正面を向いて歩き出す姿に強さ・絆≠感じました。映像では伝わらないものなのでしょうね。■ 題目だけ見た時は喜劇かなと思ったが、少し違っていたので、見たあとで全体的に暗い内容だった。少しは笑いもあったのでよかったか。
鳴門例会カーテンコール写真は劇団の許可を得て鳴門市民劇場Webページ作成委員が撮影しています。
E-mailでのお問い合わせは、 鳴門市民劇場ホームページ nrt-geki@mc.pikara.ne.jp まで。