ものがたり | 栗原小巻 | キャスト | スタッフ | 上演予定 |
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近代演劇史上に、一瞬の花を咲かせ、儚く散った、
日本新劇最初の女優、松井須磨子。
芸術への深い愛、人生の機微を、独白の形で、物語は進行する。
ものがたり
『人形の家』の主人公のノラ、『復活』のヒロイン、カチューシャ等々、須磨子が演じた役の西洋の思想と、須磨子自身の日本の魂が重なり、交錯し、新しい時代の息吹きが生まれる。
栗原小巻演じる松井須磨子とピアニスト城所潔の演奏で、百年前の、幻の芸術座(島村抱月と須磨子が設立した劇場)が、蜃気楼のように、はるかな霧の彼方に甦る。
須磨子は、結婚に破れ、自殺未遂という悲劇を乗り越え、生涯を捧げる崇高な演劇と、運命のひと、島村抱月に出会う。
二人は、力を合わせ、心を通わせ、新劇という困難な道を、歩み出す。
やがて、須磨子の芝居そして歌は、民衆に受け入れられ、その人生の絶頂期を迎える。
だが、須磨子の芸術人生は、抱月の死と共に、突然に終焉する。
「いのち短し、恋せよ乙女」須磨子の『ゴンドラの歌』が、聞こえ響く、永遠に。
公演ちらしより
松井須磨子さんが、新しい演劇、新しい女性像を創造しました。
この作品で、芸術の喜び、その苦悩を演じる事ができればと願っています。
鑑賞運動、市民劇場と共に、わたくしの俳優人生はあります。
感謝と希望――栗原小巻
公演ちらしより
栗原小巻 |
松井須磨子 |
城所 潔 |
音楽《ピアノ》 |
構成・演出:加来英治
美術:石井強司 衣裳デザイン:栗原小巻 照明:山本博史
音響:西田 実 舞台監督:木下善弘
鳴門市文化会館 2016年11月27日(日) 夜6:30〜 上演時間 約1時間20分(休憩なし) ※約250台の無料駐車場あり |
あわぎんホール 11月28日(月) 夜6:30〜 11月29日(火) 昼2:00〜 (徳島市民劇場) |
E-mailでのお問い合わせは 鳴門市民劇場ホームページ nrt-geki@mc.pikara.ne.jp まで。