2020年4月27日東京芸術座 制作 嶋田みどりさんより
被災した人々の苦しさ淋しさは計りしれない
人々の心の中で生き続ける見えない命は
何を伝えようとしているのか
どんなに辛いことがあっても
追憶を力にして糧にして生きていく
2011年夏。
仙台市郊外の七郷と呼ばれる一帯の長喜城地区にある幸田家は、 大地震で半壊の指定を受け、半年も経ても殆ど手つかずの状態。
昼下がりの幸田家の茶の間に、座卓を挟んで向き合っているのは、 福永陶吾と妻の夏苗。夏苗の両親の幸田伸介と渓子、兄の伸也。
卓の上には一枚の書面。
木々の梢を震わす蝉時雨とは対照的に、地震の傷跡も生々しい 室内は沈鬱な静寂が支配する。
何れの肩にも焦燥感と切迫感、そして疲労感が重く張り付いている。 長い沈黙に耐えかねたように話を切り出す。
公演ちらしより
仙台市近郊農家の特徴的な屋敷林のことで、様々な樹木が植えられ、奥羽山脈から吹く北風や、海から吹く潮風からも人々を守ってきた。
公演ちらしより
川飛舞花さん降板のため | |
吹田真美 | |
保高うみ |
作:堀江安夫 演出:杉本孝司
照明:坂本義美 美術:内山勉
音響:馬上真勝 衣裳:山田靖子
舞台監督:たかのきよこ
舞台監督助手:幡野寛/神谷信弘/松並俊祐/関根学
照明OP:勅使河原明子 音響OP:馬上真勝
宣伝美術:オザワミカ 宣伝写真:サト・ノリユキ
企画制作:東京芸術座 制作:嶋田みどり
協力:劇団俳優座/アトリエうみ/OFFICE PSC
鳴門市文化会館 2020年8月24日(月) 夜6:30~ 上演時間 約2時間30分(休憩15分含む) ※約250台の無料駐車場あり |
あわぎんホール 8月19日(水) 夜6:30~ 8月20日(木) 昼1:30~ (徳島市民劇場) |