あらすじ | 原作者 | キャスト | スタッフ | 上演予定 |
嵐圭史さんインタビュー | 色紙 | 感想集 |
あらすじ
“足軽は往来で上士(じょうし)と出会えば平伏しなければならない”という藩の仕来りが枷となり、徒士頭(かちがしら)である上遠野久作(かとうのきゅうさく)は、足軽・寺田金吾に切り捨てられる。久作の息子・関蔵(せきぞう)は、嫁いで間もない女房・喜代を残し、逃走した金吾の後を追い、仇討ちの旅へ……。
30年後、関蔵はようやく金吾に出会う。年老い、疲れ果て、物乞いに身をやつした二人が抱く感情は……。
4年後、関蔵は我が家に帰った。花の咲く美しい庭は、畑に変っていた。家督を預け留守中の家族の面倒を任せた叔父・上遠野甚右衛門と後を継いたその息子・栄之助は、約束を果たしていなかった。喜代は使用人とともに庭を耕し、34年間夫を待ち続けていたのだった。
栄之助の心根を見抜いた関蔵は、喜代の甥・桑山只次郎を養子に迎え、帰参を果たすべく、家老・戸田左京の元へ向かう。
全てが終わり、再び旅立ちの途に着く関蔵。傍らには幸せそうな喜代。突然、関蔵の口から思いがけない話が……。
時代小説界の鬼才、乙川優三郎作品「穴惑い」を初の舞台化!
公演ちらしより
乙川優三郎
1953年東京生まれ
「穴惑い」所収の『屋烏』は1992年に初版が刊行された
1996年「薮燕」 (文藝春秋)オール読物新人賞
1997年「霧の橋」 (講談杜)時代小説大賞
2001年「五年の梅」 (新潮祉)山本周五郎賞
2002年「生きる」 (文藝春秋)第127回直木賞
2004年「武家用心集」(集英社)中山義秀文学賞
著書は他に「喜知次」・「蔓の端々」・「芥火」(講談社)、「むこうだんばら亭」(新潮社)などがある。公演ちらしより
上遠野関蔵 | 戸田左京 | 上遠野栄之助 | 五助 | 桑山只次郎 |
嵐 圭史 | 武井 茂 | 藤川矢之輔 | 姉川新之輔 | 嵐広也改め嵐芳三郎 |
上遠野新一郎 | 寺田金吾 | 大木臼之助 | 中村蜂衛門 | 小島栗太郎 |
寺田昌樹 | 亀井栄克 | 渡会元之 | 藤井偉策 | 竹下雅臣 |
栄之助女房 菊江 | 喜代 | すぎ | 金吾女房 お吉 | 願人坊主 |
西川かずこ | 浜名実貴 | 針谷理繪子 | 鶴田まや 劇団仲間 |
村田吉次郎 |
原作:乙川優三郎 脚本:金子義広 演出:橋本英治
美術:内山 勉 照明:石島奈津子 音楽:小六禮次郎 効果:小倉 潔 振付:藤間多寿
舞台監督:小野文隆
鳴門市文化会館 2010年9月13日(月) 夜6:30〜
上演時間 2時間45分 1幕45分 休憩15分 2幕105分 ※約250台の無料駐車場あり |
文化センター 9月14日(火) 夜6:30〜 9月15日(水) 昼1:30〜 |
阿南市市民会館 9月16日(木) 夜6:30〜 |
E-mailでのお問い合わせは 鳴門市民劇場ホームページ nrt-geki@mc.pikara.ne.jp まで。