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1997年「読売文学賞」受賞作品
はじめに
1997年、東京国際フォーラムの柿落しとして上演された『東京原子核クラブ』。好評を博し同年の読売文学賞も受賞しています。この名作を、青年座公演『MOTHER』・『フユヒコ』・『赤シャツ』と手掛け、マキノ作品の魅力を知り尽くしている宮田慶子の新演出で2006年に上演し高い評価を頂きました。個性溢れる俳優陣を迎え、青春を謳歌する若者の姿と戦争に突き進んだ国の歪みを炙り出す話題作。どうぞご期待下さい!!
公演ちらしより
あらすじ
昭和7年、東京本郷にある下宿屋「平和館」。理化学研究所に勤める若き物理学者・友田晋一郎は、研究所のレベルの高さに自信を失い、故郷の京都に帰ろうとしていた。また同じ平和館の住人・富佐子も、レビュウて踊っていたのだが若い踊リ子に人気を取られ、失意のなか東京を去るところだった。そんな折、理化学研究所の同僚・武山が、友田の提唱した物理学上の仮説が主任の西田に認められたという朗報を伝える。友田はあらためて研究所に残る決心をするのだった。
下宿に住むピアノ弾き、新劇青年、野球に熱中する東大生らと共に、愚かしくも美しい青春の日々が始まる。だが日本は少しずつ戦争に向かって歩んでいた……。
公演ちらしより
田中壮太郎 | 石井テルユキ | 若杉宏二 | 小飯塚貴世江 |
俳優座 | ウィーズカンパニー | クリオネ | 俳優座 |
友田晋一郎/物理学者 | 橋場大吉/東大野球部員 | 早坂一平/ピアノ弾き | 大久保桐子/平和館の娘 |
西山水木 | 田中美央 | 二瓶鮫一 | 壇 臣幸 |
ラ・カンパニー・アン | 俳優座 | コスモプロジェクト | 青年座 |
箕面富佐子/平和館の住人 | 武山真先/友田の同僚 | 大久保彦次郎/平和館の主人 | 谷川清彦/新劇青年 |
佐川和正 | 渡辺 聡 | 外山誠二 | 佐藤 滋 |
文学座 | 俳優座 | 文学座 | KAKUTA |
小森敬文/友田の同僚 | 狩野良介/海軍中尉 | 西田義雄/友田たちの師 | 林田清太郎/東大野球部員 |
作:マキノノゾミ 演出:宮田慶子
美術:横田あつみ 照明:中川隆一
音響:高橋 巌 衣裳:半田悦子
舞台監督:樽 真治 演出助手:松森望宏
イラスト:伊波二郎 宣伝美術:ミネマツムツミ
企画制作:俳優座劇場
鳴門市文化会館 2012年7月6日(金) 夜6:30〜
上演時間 2時間50分(休憩15分を含む) ※約250台の無料駐車場あり |
あわぎんホール 7月4日(水) 夜6:30〜 7月5日(木) 昼1:30〜 |
E-mailでのお問い合わせは 鳴門市民劇場ホームページ nrt-geki@mc.pikara.ne.jp まで。