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夏の雲は忘れない ヒロシマ・ナガサキ 1945年

「夏の会」公演

2019年7月15日(月・祝)鳴門市民劇場例会


「夏の雲は忘れない ヒロシマ・ナガサキ 1945年」ちらし

言葉の火を灯し続けて

演出 城田美樹

 平和への祈りを込めた言葉を語り継ぎたいという意志。毎年夏になると、私は女優たちからその思いを受け継いできました。誤解を恐れずに言えば、それは広島と長崎で1945年の夏に起きた悲劇を、朗読という行為を通して共に追体験していくことでした。

 語るためには知らなければならない過去と、想像しなければならない事実が数多くありました。けれども同時に、痛みでしかない真実は私に伝えました。それでも命の火は続くのだ、と。

 もう繰り返さなくてもいい、この時代で止めよう、争いが語られる歴史世界を。私たちの祈りの声は儚くて、夏の空にあっという間にかき消えてしまうかもしれない。でもその響きは宇宙空間に広がって、未来永劫、鳴り響いていく。あの目から繋がる人間たちの祈りの声、国籍を超えて伝わっていく想い。灯された 言葉の火は、決して消えないのです。

「夏の雲は忘れない ヒロシマ・ナガサキ 1945年」舞台写真

公演ちらしより


風化させないために

作曲家 池辺晋一郎

 人間とは忘れる動物なり、と言います。たしかに「記憶」は風化していくもの。しかし人間が賢いのは、それに棹をさす努力ができるということではないでしょうか。

 「核兵器」を全廃しようという動きは、世界中で渦巻いています。いっぽうで「核の傘」こそが平和を保つ最強の方法 だという考えから抜け出せない為政者も依然としていなくならない。ここで最も大切なのは、核の真の恐ろしさを世界中の人間が「骨身にしみて」分からせることだと思います。ベテラン女優たちによるこの公演はまさに「忘れない」ことを根本のポリシーとしており、この時代に極めて重要な公演であることは言うを俟ちません。しかし、皆さんベテランゆえに、ある種の限界を感じてしまいました。しかし活動の限界ではありません。この公演の「心」は、次の世代に必ずや継承されていくと、「夏の会」の皆さんも、音楽担当者の僕も、 心から信じています。

公演ちらしより


キャスト

長内美那子 川口敦子 高田敏江
長内美那子 川口敦子 高田敏江
     
寺田路恵 日色ともゑ 山口果林
寺田路恵 日色ともゑ 山口果林

スタッフ

構成・制作:「夏の会」 演出:城田美樹 照明:鵜飼守

音楽:池辺晋一郎 効果:湊大介 舞台監督:石渡孝

制作協力:釘崎康治 地元朗読指導:池田舞 村上美緒 樋尾麻衣子

声:小沢昭一


上演予定

 鳴門市文化会館

 2019年7月15日(月・祝) 夜6:30~

 上演時間 約1時間15分(休憩なし) 

  ※約250台の無料駐車場あり

 あわぎんホール

 7月16日(火) 夜6:30~

 7月17日(水) 昼1:30~

 (徳島市民劇場)


E-mailでのお問い合わせは、         鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
まで。