ノルウェーの作家イプセンは社会劇の創始者と言われ、特に1879年に発表された「人形の家」は新しい女性像を世に示し、近代劇の出発点となった作品と評されています。その「人形の家」を演出の西川信廣、作曲・音楽の上田 亨、作詞の宮原芽映と共に音楽劇として2017年に上演、高い評価を戴きました。
ノーラを演じるのは、その美しく透きとおる歌声で客席を魅了する土居裕子。本作の演技に対する評価により2019年に紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞しました。
夫ヘルメルには大場泰正、運命の鍵を握るクロクスタに畠中 洋。親友リンデ夫人に髙橋美沙。進藤 忠、長浜奈津子の実力派と、オリジナル戯曲には無いアンサンブルを登場させ劇世界を拡げます。
皆様の熱いご要望にお応えし、2022年秋三度目の上演が決定!
公演ちらしより
幼い子供たちに慕われ、夫には可憐な妻として可愛がられるノーラ。夫ヘルメルは弁護士から間もなく銀行の頭取へ就任することが決まっている。ある日、クロクスタと名乗る男が訪ねてくる。彼は銀行に勤めているが評判が良くなく、ヘルメルは就任とともに彼を解雇しようとしていた。それをやめさせる為、ノーラからヘルメルに頼むようやって来たのだ。
実はクロクスタはノーラの過去の秘密を握っていた。ヘルメルが重病になり多額の療養費が必要になった時、ノーラは借用書の保証人のサインを偽造してヘルメルに内緒で借金をしていた。クロクスタはその借金の相手であり、解雇されるならこの事実を暴露すると脅す。ノーラは愛する家族の生活が壊れてしまわぬよう、必死にヘルメルに懇願するのだが……。
公演ちらしより
土居裕子 | 大場泰正 | 畠中洋 | 髙橋美沙 |
プランニング・クレア | UAM | ケイファクトリー | 文化座 |
ノーラ | ヘルメル | クロクスタ | リンデ夫人 |
進藤忠 | 長浜奈津子 | 本田玲央 | 納田洸太 |
朋友 | 俳優座 | 朋友 | テアトル・エコー |
ドクトル・ランク | ヘレーネ | アンサンブル | アンサンブル |
仙崎貴子 | 白倉裕人 | 音道あいり | |
フリー | 昴 | 文学座 | |
アンサンブル | アンサンブル | アンサンブル |
原作:ヘンリック・イプセン
翻訳:原千代海
演出:西川信廣
作曲・音楽:上田亨
作詞:宮原芽映
美術:石井みつる 照明:桜井真澄 音響:藤平美保子
衣裳:西原梨恵 振付:神崎由布子 歌唱指導:満田恵子
編曲:日高哲英 舞台監督:内藤正広 演出助手:道場禎一
宣伝写真:島隆志 宣伝美術:ミネマツムツミ 舞台写真:飯田研紀
企画制作:俳優座劇場
藍住町総合文化ホール 2022年11月7日(月) 18:30~ 上演時間 約2時間40分(休憩15分を含む) ※約350台の無料駐車場あり(他施設と共用) |
あわぎんホール 11月9日(水) 13:30~ (徳島市民劇場) |