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獅子の見た夢

劇団東演公演

2023年9月10日(日)鳴門市民劇場例会


「獅子の見た夢」ちらし
「平和」「民主主義」を口にしただけで……。
それでも命をかけて芝居をやり続けた
新劇人たちがいた……。
彼らにとっての果てしなき夢とは!

戦争一色のなか、自由を奪われ、検束の危険を冒しながら、
それでも芝居をやり続けようとした新劇人たち。
劇作家・三好十郎、俳優・丸山定夫、演出家・八田元夫らが
炎のように向かった先は……。

1945年(昭和20年)8月下旬、
八田元夫は世田谷赤堤の三好十郎宅に
広島からやっとの思いでたどり着いた。
大事に抱えてきた風呂敷包みの中には丸山定夫の骨壺があった。
あの惨劇からまだ三週間もたっていない。
挨拶もそこそこに骨壺を前に、
二人は言葉少なに稀代の名優を偲び、まずい酒を酌み交わす。
突如男の声が割って入ってくると、
時は前年(昭和19年)の秋にさかのぼる。
丸山定夫はしきりに八田元夫を「苦楽座」の演出家として、
一緒に芝居をやろうと土下座までして説得をする。
しかし数年前検挙投獄されて以来、演出家登録は取り消されていて、
鑑札が無ければ演劇活動は出来ないのだ。
それでも丸山は諦めない……。
一方、戦局がますます厳しくなるなか、
苦楽座も大政翼賛会・日本移動演劇連盟に参加しない限り
芝居を続けられない状況に追い込まれていた。 せっかく創りあげてきた芝居もこのままでは上演出来ない……。

「僕は芝居がしたい、 芝居がしたいんです」
「それしかお芝居やれる手段がないんですよね?」

やがて皆の心は一つとなって、広島へと向かうのだった……。

公演ちらしより


キャスト

(登場順)
星野真広 能登剛 南保大樹 宇坂ひなの 豊泉由樹緒
星野真広 能登剛 南保大樹 宇坂ひなの 豊泉由樹緒
三好十郎(43) 八田元夫(42) 丸山定夫(43) 森下彰子(22) 薄田研二(46)
         
奥山浩 橘 麦 小泉隆弘 中花子 古山華誉
奥山浩 橘 麦
e-factory
小泉隆弘 中花子 古山華誉
永田靖(38) 園井恵子(31) 多々良純(27) 仲みどり(35) 島木つや子(21)
         
三森伸子 常深怜 原野寛之 君澤透  
三森伸子 常深怜
フリー
原野寛之 君澤透
青年座
 
戸川春恵(20) 高山象三(20) 水谷健三(52) 川村禾門(26)  

スタッフ

原作:堀川惠子 脚本:シライケイタ

演出:松本祐子

美術:石井強司 照明:中島俊嗣 音響:山北史郎

衣裳:有島由生 お神楽指導:おかめ会社中 舞台監督:八木沢賢

制作:横川功


上演予定

 藍住町総合文化ホール

 2023年9月10日(日) 13:30~

 上演時間 約2時間25分(休憩15分含む)

  ※約350台の無料駐車場あり(他施設と共用)

 あわぎんホール

 9月8日(金) 18:30~

 (徳島市民劇場)


E-mailでのお問い合わせは、         鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
まで。