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死神・人形日本風土記

人形劇団プーク公演

2024年5月31日(金)鳴門市民劇場例会


「死神・人形日本風土記」ちらし

死神 スタッフ

脚本・演出:柴崎喜彦

美術:宮本忠夫 装置:児玉真理 音楽:髙橋久美子(日本音楽集団)

音響効果:吉川安志 江戸言葉指導:八光亭春輔

公演ちらしより


死神 あらすじ

「ついてねえ、ついてね……」と賭け事にあけくれる貧乏薄幸の男のところへ、ひょんなことに死神が現れた。

「おめえさん、医者になってみねえ か?……。」

男は、死に取り憑かれた重病人たちを言われたとおり治していき、瞬く間に大金持ちへ。

生活は一変し、横柄厚顔無恥へと変貌します。やがて金も全て失った男は、もう一度死神の元へ……。そこで死神がはなった言葉は……。

公演ちらしより


「運と不器用と幸せと……」 脚色・演出 柴崎喜彦

時折思う。人生というのものは、シナリオに縛られていて、あがいたところで運を持っている奴には敵わないのではないか。持ってる奴は幸せに、持ってない奴はそれなりに……。仏教では、「縁起」ということを説き、例えば現在の幸、不幸は、過去世あるいは現世での良い悪い行ないの結果だと解される。人生は因果律によって支配され、努力やあがきではどうしようもないもの……。“運を持ってないもの”は、幸せにはなれないのだろうか……。

人間は不器用だ。生きることも死ぬことも、自分の意思だけでは自由にいかないこともある。同じく不器用な人形たち。自分の意志では1ミリも動けない。だからこそ、そんな人形たちで不器用な人間たちを描いていきたい。 軽妙に、ユーモラスに。人形たちの多様に変わらぬ表情が、舞台の上ではきっと心の動きを魅せてくれる。“持って”いなくともあがいた人間模様を魅せてくれる。

公演ちらしより


人形日本風土記 スタッフ

作:川尻泰司 構成・演出:岸本真理子

人形デザイン:川尻泰司 美術:佐久間弥生 音楽:長沢勝俊

公演ちらしより


人形日本風土記 あらすじ

南北三〇〇〇キロメートルに横たわる日本列島の島々、その民衆の生活と民族の心をうたいあげた人形と音楽で織りなす心豊かなファンタスティック・バラエティーです。

「二人三番叟」

「江戸のお囃子」

「なまはげ(東北)」

「かっぱどん弥五郎どん(九州)」

「田遊び(関東)」

公演ちらしより


「継承し、上演し続けること」 構成・演出 岸本真理子

2024年は劇団創立95周年。川尻泰司没後30年です。川尻は長きにわたり劇団を牽引し、数多の作品を生み出しました。

『人形日本風土記』は、「北から南へ連なる日本列島の自然と、そこに営まれる民衆の生活の詩を舞台化したい!」「スメタナが音楽によって祖国を歌ったように、いや、それに負けない作品を、人形によって描き、語り、歌う組曲を創りたい!」と構想を練って創られた、幻想的舞台照明によって展開する「目でみる詩」です。

私が、その作者の熱い想いを深く受け止め、演出を引き継ごうと心に決めたのは、東日本大震災の直後、長い歴史を積み重ねてきたものが全て無くなってしまった光景を目の当たりにし、日本人の心の拠り所を考えるようになっていたからでした。私は先人たちが四季折々に、民族的行事やお祭りに託してきた“心の財産”をこの 『人形日本風土記』の芝居を上演し続けることで継承していきたいと強く思っています。そして、日本の美しい四季が温暖化によって「二季化」しているのではないかとも言われる今、現代の日本を生きる私たちに託された責任の重さを感じずには入られません。

公演ちらしより


キャスト

滝本妃呂美 柴崎喜彦 栗原弘昌 野田史図希
滝本妃呂美 柴崎喜彦 栗原弘昌 野田史図希
       
亀井佑子 長瀬円美 四方隆互  
亀井佑子 長瀬円美 四方隆互  

スタッフ

照明:阿部千賀子 舞台監督:栗原弘昌

制作:石田伸子


上演予定

 藍住町総合文化ホール

 2024年5月31日(金) 18:30~

 上演時間 約1時間40分(休憩15分含む)

  ※約350台の無料駐車場あり(他施設と共用)

 あわぎんホール

 5月30日(木) 13:30~

 (徳島市民劇場)


E-mailでのお問い合わせは、         鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
まで。