歌舞伎は、私たちの祖先が独自の様式を創り出し、庶民に愛されてきた世界に誇る日本の宝です。2009年には、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。歌舞伎のあれこれ、立廻りに女形、音楽や舞台機構などー歌舞伎の面白さを知ると、より豊かに歌舞伎を味わうことが出来ます。 みな様を歌舞伎の世界にご案内いたします。
公演ちらしより
小野文隆
柳生啓介 | 渡会元之 | 上滝啓太郎 | 有田佳代 | 玉浦有之祐 | 嵐市太郎 | 清水麻美 | 石嶋隆生 |
落語でもお馴染み、三遊亭園朝の人情噺を芝居にした、笑いと涙にあふれた傑作。前進座では、一九四七年の初演いらい、代々継承し上演されてきた人気演目です。 いじらしい真心に泣き、引っ込められない意地に笑い、いかにも江戸っ子らしい登場人物たちが繰り広げる、心うるおす一幕をお楽しみください。
左官の長兵衛(矢之輔)は、腕はいいが遊び好き、バクチと酒にかまけて稼業はほったらかし。女房お兼(栄之丞)との間には喧嘩が絶えません。娘お久(有田)は、そんな不和に心を痛めて、自ら吉原の遊女屋佐野槌に身を売って金を拵えようとします。 娘の孝行に打たれた長兵衛は、すっかり目が覚め、懸命に働いて一年のうちに迎えにくると誓い、佐野槌から五十両を借り受けます。その帰り道、身投げしようとしている若い男文七(石嶋)を助けるのですが…。
公演ちらしより
藤川矢之輔 | 柳生啓介 | 松涛喜八郎 | 中嶋宏太郎 | 早瀬栄之丞 | 渡会元之 | 上滝啓太郎 |
左官長兵衛 | 佐野槌若い者 藤助他 |
佐野槌遣手 お熊他 |
鳶頭伊兵衛他 | 女房お兼 | 和泉屋清兵衛 | 佐野槌抱新造 花香 |
玉浦有之祐 | 嵐市太郎 | 石嶋隆生 | 有田佳代 | 清水麻美 | 山崎辰三郎 | |
酒屋手代他 | 町人二 | 和泉屋手代 文七 |
娘お久 | 佐野槌娘分 お光 |
佐野槌女主人 お駒 |
原作:三遊亭圓朝 脚色:平田兼三
演出進行:小野文隆 装置:熊野隆二
装置補:高木康夫 音楽:杵屋勝彦
照明:桜井真澄
藍住町総合文化ホール 2025年1月24日(金) 18:30~ 上演時間 約2時間30分(休憩20分を含む) ※約350台の無料駐車場あり(他施設と共用) |
あわぎんホール 1月23日(木) 13:30~ (徳島市民劇場) |