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さんしょう太夫

―説教節より―

前進座公演

2011年7月22日(金)鳴門市民劇場例会

解説 ものがたり キャスト スタッフ 上演予定
小林祥子さんインタビュー ロビー交流会 色紙 感想集

芸術祭優秀賞受賞作品

「さんしょう太夫」ちらし表

斎田喬戯曲賞 児童福祉文化賞受賞作品


舞台写真1

解説

「安寿と厨子王」の原曲である説経節「さんしょう太夫」

ドラマは、説経師たちによる日本古来の楽器の演奏と、ご詠歌、和讃、謡曲、中世歌謡、民謡などの「語り」「唄」に乗って想外な展開をしていきます。

八○○回を越す上演を重ねてきた伝説の説経師たちが今、あなたの懐へ還って来る――

公演ちらしより

ものがたり

暗黒の中から漂泊の説経師たちが登場し、丹後に伝わる金焼地蔵の由来を語り始めます。

〜ただいまこれより語り申す御物語国を申さば丹後の国金焼地蔵の御本地を〜

  平将門の孫、奥州五十四郡の主、岩城判官正氏は、帝の勘気を被り太宰府に流人の身。妻の玉木(妻倉和子)はあんじゅ(小林祥子)とづし王(竹下雅臣)を伴い、帝の許しを請うため京へ旅立ちます。ところがその道中、越後の国直井の浦にさしかかった時、人買いに馴され、玉木と乳母(前園恵子)は佐渡へ、あんじゅとづし王は丹後の国のさんしょう太夫(藤川矢之輔)のもとへ、別れ別れに売られてしまいます。姉弟は、名もしのぶ、わすれ草と改められ、なれぬ汐汲みと柴刈りに追い立てられ、つらい悲しい日々を送るのでした。

  太夫と三郎(松浦豊和)のむごい仕打ちに耐えかねたあんじゅは、ある日、肌の守りの地蔵菩薩の加護と仲間の奴蝉の助けを借りてづし王を都へと逃がします。怒った太夫は、三郎に命じてあんじゅを火責め水責めにして殺してしまいます。

  一方づし王は、国分寺の聖(志村智雄)の助けで無事落ちのび、世に出て奥州五十四郡と丹後五郡の国司となります。聖の話で姉の死を知ったづし王は、悲しみと憤りに身を震わせ、さんしょう太夫一門を国分寺の庭に呼び寄せるのでした。――――

公演ちらしより

舞台写真1

キャスト

小林祥子 竹下雅臣 妻倉和子 前園恵子
あんじゅ づし王 母 玉木・婢 うば竹・婢ふるな
小林祥子 竹下雅臣 妻倉和子 前園恵子
       
志村智雄 高柳育子 柳生啓介 寺田昌樹
山岡太夫・奴・国分寺の聖 山岡太夫の女房・婢よしの 佐渡の二郎・奴犬丸 宮崎の三郎・奴国平・里人
志村智雄 高柳育子 柳生啓介 寺田昌樹
       
藤川矢之輔 高橋佑一郎 益城 宏 武井 茂
さんしょう太夫 二郎 三郎 奴 藤太
藤川矢之輔 高橋佑一郎 益城 宏 武井 茂
       
浜名実貴 石田 聡 中嶋宏幸 生島喜五郎
婢 伊勢のこはぎ 奴・家人・従者 奴・家人 奴・家人・従者
浜名実貴 石田 聡 中嶋宏幸 生島喜五郎
       
藤井偉策
藤井偉策
       

スタッフ

作:ふじたあさや  演出:香川良成

音楽:平井澄子  美術:西山三郎  美術補:高木康夫
照明:寺田義雄  効果:田村 悳  振付:嵐芳三郎
振付指導:藤間多寿史


上演予定

 鳴門市文化会館

 2011年7月22日(金) 夜6:30〜

 上演時間 2時間35分 (休憩15分を含む)

 ※約250台の無料駐車場あり

 あわぎんホール

 7月19日(火) 夜6:30〜

 7月20日(水) 昼1:30〜

 阿南市市民会館

 7月21日(木) 夜6:30〜


E-mailでのお問い合わせは        鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
まで。