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怪談牡丹燈籠

人形劇団プーク公演

2012年9月23日(日)鳴門市民劇場例会

ものがたり 解説 朝倉摂さんに聞く 出演者 スタッフ 上演予定 プークの動画いろいろ
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「怪談牡丹燈籠」ちらし表

美しく、哀しく、こっけいで、愚かで
なおかつ、いとしい人間の営みは、
くり返し、くり返し今に至っています。

日本の怪談噺「牡丹燈籠」を、
愉快に、風流に、妖しく
人形劇の世界で挑みます。


舞台写真1

ものがたり

武芸者、飯島平左衛門の娘、十七歳のお露は、浪人者の萩原新三郎に恋したあげく、焦れ死にをしてしまう。お露は後を追って死んだ女中のお米とともに、夜な夜な牡丹燈籠を手に新三郎のもとに通うようになったが…

「四谷怪談」、「皿屋敷」と並び、日本三大怪談と称せられている「牡丹燈籠」は、落語中興の祖として有名な三遊亭円朝(1839-1900)が口演し、噺の続きを聞きたいと毎夜、大いに賑わったということです。百年以上たった現在でも、落語はもとより、芝居としても多くの舞台で演じ続けられています。

公演ちらしより

解説

プークは、1967年の初演以来、演出川尻泰司により、林家正蔵(後の彦六)師匠とともに、この作品に取り組み、1980年には「文化庁芸術祭大衆芸能部門芸術祭大賞」を受賞しました。

今回の舞台は30年振りに、劇団創立80周年を記念して創られ、進行役の円朝をはじめ、すべて人形で演じる新しい演出です。そしてお露、お米、お国(平左衛門の妾)、おみね(伴蔵の女房)四人の女性のそれぞれの生き方を描くとともに、大金を得たことによって人生の歯車がくるっていく男・伴蔵の人間としての弱さと滑稽さを、人形劇ならではの表現でお届けします。

スタッフは、井上ひさし作「金壺親父恋達引」「うかうか三十、ちょろちょろ四十」でおなじみの井上幸子の演出のもと、若林由美子(人形美術)、マリオネット(音楽)で取り組んでいます。さらに今回は、舞台美術の第一人者、朝倉摂氏が加わり、最強の布陣となりました。

「人形でしか表現できないもの」に、挑戦しています。

公演ちらしより

朝倉摂さん

今までにないものを創りたい〜装置 朝倉摂さんに聞く〜

人形は人間の芝居より繊細。そういうことでは、「牡丹燈籠」は、非常におもしろい素材で興味がありました。

私、30年くらい前まで谷中のあたりに住んでいました。戦後変わらない、下町でなければみられない土地。あのあたりで育ったことでその風景と匂いは大変貴重です。リアリズムの中にも飛躍のできる人形劇。装置プラン楽しみなんですよ。よい舞台を創りましょう。

2009年初演時
公演ちらしより

舞台写真1

出演者

佐藤達雄 芝崎喜彦 山越美和 市橋亜矢子
佐藤達雄 芝崎喜彦 山越美和 市橋亜矢子
円朝 新三郎 お露 お国
       
野田史図希 安尾芳明 大橋友子 滝本妃呂美
野田史図希 安尾芳明 大橋友子 滝本妃呂美
源次郎・志丈 伴蔵 おみね お米
       
栗原弘昌 有田智也 井上彩香  
栗原弘昌 有田智也 井上彩香  
久蔵・良石和尚 飯島平左衛門 おます  

スタッフ

原作:三遊亭円朝  脚色:川尻泰司

潤色・演出:井上幸子  人形美術:若林由美子  装置:朝倉摂
音楽:マリオネット(湯淺隆・吉田剛士)  照明:山内晴雄
舞台監督:樽 真治  演出助手:松森望宏
音響効果:吉川安志  舞台監督:栗原弘昌  制作:清水治信
宣伝美術:百鬼丸


上演予定

 鳴門市文化会館

 2012年9月23日(日) 夜6:30〜

 上演時間 2時間00分(休憩15分を含む)

 ※約250台の無料駐車場あり

 あわぎんホール

 9月24日(月) 夜6:30〜

 9月25日(火) 昼1:30〜


E-mailでのお問い合わせは           鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
まで。