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ブンナよ、木からおりてこい

劇団青年座公演

2016年7月10日(日)鳴門市民劇場例会

あらすじ 解説 劇団青年座とは キャスト スタッフ 上演予定
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ブンナよ、木からおりてこい

ブンナよ、君は生きる なを生きる

満ちろ 天と地に命のよろこび


あらすじ

この世には もっともっと 広く、平和で、仲間の殺されない 未知の国がある。
そんな思いを胸に トノサマ蛙の子ブンナは住みなれたお寺の境内にそびえ立つ椎の木に登ります。
やっとの思いでてっぺんまで這い上がったブンナ。そこには、ブンナがもぐり込むことの出来る土のたまった空間があった。太陽が輝き、草花が風にそよぎ、うまい虫までが飛んでいる。
天国だ―――!
しかしそこは鳶の餌ぐらだったのです。次々に連れてこられる傷ついた雀、百舌、鼠、蛇たち。
彼らは「死」を前に壮絶な戦いを繰り広げる。
天国から地獄に突き落とされたブンナ。土の中で怯え、慄きつつ、なを生きることを考える。
季節は秋から冬へ、そして長い長い冬眠――。
春がやってきた。
眠りから覚めたブンナは鼠から生まれ出てきた虫たちを食べ、仲間が住むお寺の庭へと降りて行くのでした。

公演ちらしより

解説

『ブンナよ、木からおりてこい』は1978年4月28日青年座の本拠地・青年座劇場で産声を上げました
当初は中学校・高校の演劇鑑賞教室として体育館をめぐり、次には全国の子ども劇場・おやこ劇場の子どもたちと出会いそれから全国の演劇鑑賞団体の皆さんに例会として迎えて頂き中国、ロシア、アメリカ、韓国、と海外にも出かけて行きました
そして積み重ねた上演回数が1140回青年座で最も多くの俳優、スタッフがかかわった青年座の財産演目です
この間、演出家は初演の篠崎光正から始まり宮田慶子、鈴木完一郎、黒岩亮と変りました極めて珍しいことです
その都度私たちは時代の中で“ブンナ”と向き合い今を生きる人々と共感できる“ブンナ”をつくり上げて来たのです
2011年3月11日、私たちは東日本大震災を経験しました
この悲惨な出来事を経て私たちは改めてこの日本で、世界で、生きることを考えました
そして、2012年8月20日、五代目演出家・磯村純を中心に新たなスタッフ、キャストで新生ブンナを立ち上げました
青年座がつくりあげた新たな“ブンナ”にどうぞご期待下さい
皆様との出会いを楽しみにいたしています

公演ちらしより

青年座とは

青年座は1954年、森塚敏、成瀬昌彦、天野創治郎、土方弘、中台祥浩、東恵美子、山岡久乃、初井言榮、関弘子、氏家慎子ら十人の俳優によって創立いたしました。「青年座は創作劇をやっていく劇団です。それによって、日本の現実を演劇の中に根を下ろして行きたいと願うのです。生きて動いているこの社会の中で、直接私達の皮膚に触れる空気を、私達の舞台にしたいからです。」第一回公演『第三の証言』のパンフレットの冒頭に掲げられた宣言文の一節です。青年座は常に時代と向き合って作品を作り続けています。

公演ちらしより

キャスト

逢笠恵祐 佐藤祐四 名取幸政 桜木信介 佐野美幸
ブンナ 老蛙 物識り 中年蛙 姥蛙
逢笠恵祐 佐藤祐四 名取幸政 桜木信介 佐野美幸
ツイッター        
         
前田聖太 坂寄奈津伎 古澤華 柳下季里 香椎凜
若蛙 子蛙A 子蛙B 雀A/ブンナの母 雀B
前田聖太 坂寄奈津伎 古澤華 柳下季里 香椎凜
ツイッター   ツイッター    
         
小磯聡一朗 小豆畑雅一 石母田史朗 大家仁志  
ふくろう 百舌  
小磯聡一朗 小豆畑雅一 石母田史朗 大家仁志  
ツイッター        

スタッフ

作:水上勉  補綴:小松幹生  演出:磯村純
美術:長田佳代子  照明:中川隆一  音楽:高崎真介  音響:原田耕児
衣裳:三大寺志保美  振付:渡辺美津子  舞台監督:尾花真  宣伝美術:佐藤晃一
製作:水谷内助義、長尾敦


上演予定

 鳴門市文化会館

 2016年7月10日(日) 夜6:30〜

 上演時間 約2時間15分(休憩15分を含む)

 ※約250台の無料駐車場あり

 あわぎんホール

 7月8日(金) 夜6:30〜

 7月9日(土) 昼1:30〜

 (徳島市民劇場)


E-mailでのお問い合わせは           鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
まで。